【2023年SixTONESリーダー森本慎太郎】の記録


2023年、大変お疲れ様でした。辛かった人も、幸せだった人も、ただ流れていく日々を見つめていた人も、必死に朝を迎え続けた人も、みんな年の瀬まで生きた。偉い。

そして私たちにはいつもSixTONESが居た。SixTONESが全力でSixTONESだったから、今日を迎えることができた人がいる(私)。SixTONES、本当にありがとう。死にそうなくらい辛い日もあっただろうに、6人でアイドルやってくれてありがとう。

「最近6人ではどんな話をしていますか?」と問われた慎太郎くんが、「ちょこちょこ話してはいますよ。結局、環境が変わっても6人のやり方は何も変わらないからね。多分、6人は6人のままでいるはずだから。僕たちは浮き足だつことはないし、地に足付けて、ほふく前進で進んで行くんじゃないかな。それを見て、"そういう進み方も6人一緒でいいね!"みたいな感じに思ってくれていたらいいかな。」と言っていた。

煩雑や巧妙な言葉遣いをしているわけではないのに、的確に言語化できるのは当事者の強みだと思う。

ちなみにステファンVol.32です。本文中の引用は以下ほとんど同誌です。


2023年のSixTONESと慎太郎くんは、私にとって希望だった。
いつか「2023年って何して生きてたっけな…」と考えた時、SixTONESのリーダーだった慎太郎くんを思い返すに違いない。
何年後、何十年後も、2023年SixTONESの伝説が語り継がれますように。


1月

慎太郎くんがSixTONESリーダーに就任。前日の紅白で【祭禮】のうちわを大きく振り回していた所から全てが始まっていた。
元日放送のDASHでは、飛行機の時間が迫るも「行きたくない!」と言いながらタルタルバーガーを頬張る。(ハードスケジュール)
【人人人】をこの世に放り投げたSixTONESは、アイドルという生業について、どう感じていただろう。「何があってもShow time」と歌ったSixTONESが、確かに1月に居る。

「探偵ロマンス」の放送、アリーナツアー、親知らずの抜歯、ママへの愛を叫ぶラジオ、年始から一瀉千里。
この月に出た「BARFOUT!2023.2月号」「Stage fun Vol.24」は度肝を抜かれるような言葉が羅列してあったので永久保存です。


2月

「探偵ロマンス」が盛況を呈す。名匠集う格式高い題材で、脚本家様の解像度も助かったなぁ。
PINEAPPLE事変や、きょもちゃんと歌ったり(←この年にユニット曲が解禁されるなんて思ってもいない)した少クラ。ダッフィーみたいな格好した船釣り。「だが、情熱はある」解禁後に更新されたブログ、でっかい火傷の痕。2月逃げるどころか、周回を助走とするような生き様だった。


3月

グループ勝負の一曲プロモに際し、もはやオタクがモンスター化していく。この日を境に家の靴がReebokだらけになる。ホワイトデーにはメロがすぎる自撮りを投稿し、米作りに励む。Myojo5月号で座右の銘に触れていて良かったです。
ザ少年倶楽部、卒業おめでとう。


4月

山里亮太に蝕まれる日々。初単独表紙(anan)解禁、「ジャパンエンタメの底力」特集に「暴れる熱情」のテーマ。「Gメン」梅田真大役 解禁。グループ初の単独ドーム公演。4月の森本慎太郎は本気だった。

▼各お仕事の詳しい感想・感情はこちら

絶対に履修するべき「音楽と人」に対しては、生唾を飲み続けています。


5月

SixTONES結成8周年おめでとう。雨だね。リーダーとしてのコメントが、冒頭提示した年末のインタビューとリンクしているのが春風。

今後どうなっていくか分かりません。でも大きくなっても小さくなっても、歩みを止めず、良い曲歌って、良い飯食って、牛丼いっぱいかっ込んで、変わらず元気に明るく、僕たち6人がハッピーで居れたら。teamSixTONESの皆さんもそれを見て元気出してもらって、全員が幸せな人生を歩んでほしい。

https://www.youtube.com/live/dyX4eJTCOnM?si=p8EZCzieJ5lkAixc

「こっから」のMV解禁。伝説がギアをあげる。ドラマもトレンドを席巻する話題作に成り上がる。キャストと濃密な日々を過ごした模様。


6月

「こっから」の熱烈プロモーション。不毛な議論ゲスト出演でも、役の話をたくさん聞いた。
ここで一旦、このあたりの月日を振り返った「今」の言葉で向き合う。

「森本慎太郎の表現とは?」と尋ねられて、「感情のままに」と答えた慎太郎くんがいた。

オレ自身は、"やりにいく" のが好きじゃなくて。"やりにいく"っていうのは、大げさだったりオーバーにやるっていう意味。"自分らしさ"みたいなものをしっかり出したいと思うから、まずは感情を大事にしてる。芝居でも、自分というものをちゃんと通してからその後で表現していくっていうやり方が自分には合ってるから、そうしていますね。それが自分なりの表現になって、それを見てもらってるっていう感じ。

確かにオーバーな表現が求められるときもあるし、もちろん山ちゃんのときはむしろ、やりにいかなきゃいけなかったからそうしてた。でも、そのときだって自分の中では、"自分だったらこうやって動くから、これに山里さんらしさを味付けしましょう"っていう形でやってた。自分が理解できない行動はしないですね。

お芝居は自分じゃない人になれるのが楽しいっていう人もいて、その気持ちも分かるんだけど、自分としてはそうやって自分自身がいろいろな経験をできるのが楽しいんですよ。こういうとき自分の感情はこうやって動くんだ、みたいなことが自分の中で分かるから。お芝居をやる上でも基本は自分主体で考えているし、だからこそ楽しい。知らない自分に会ったときに、"なるほど、こうなるんだな"って思えることが。

「"やりにいく"のが好きじゃない」の言葉、ずっと言語化できなくて鬱々としていた脳が晴れる。「なるほどなぁ」と声に出た。
個人的に「わざとらしくない」「共感性羞恥を生まない」みたいに考えたことはあったけど、本人の言葉がしっくりくる。
慎太郎くんのふとしたカッコよさ、センスの良さ、クールな佇まいは、意識的な美学・表現方法だった。

「自分が理解できない行動はしない」の言葉も、唸り声をあげてしまう。慎太郎くんが表現するものには、いつも慎太郎くんがいる。
これは「アイドルであるきみ」をずっと見ている私にとって、特別に深奥な意味を持つ。

「山ちゃん見てたよ」って言っていただいたから、山ちゃんをやってみたんですよ。そしたら全然できなくて!それでもう完全に抜けてるんだなと思った。ただ、あのときに学んだ自分への追求心だったり、周りに対して抱く気持ちだったり、それをいかに計算して自分の中に落とし込んでいくかだったり。山里さんを通して学んだことりが自分に生かせることがたくさんあって、それは自分の中でちゃんと覚えてる。でも声の出し方や、感情の動きはもう全く違ってた。なので、今はもう同じようにはできないです。

慎太郎くんの言葉には温度がある。言葉が生きている。
年末大型音楽特番で「こっから」を歌った際に、赤い眼鏡をかけた慎太郎くんが、南海キャンディーズのポーズで曲を終えた。確かにきみが生きた日々だ。クランクアップ、おめでとう。


…で6月を終えないのが2023年の森本慎太郎。舞台「DREAM BOYS」出演決定。受け継がれる伝統作、誰もが渇望する作品の総ナメぶり。
夏がきみを、連れてくる。


7月

シンデレラ城の前で夢を描くSixTONESと出会う。「素敵なラブソングが出来上がりました」とポケットからソロ曲を出してくる。慎太郎くんが26歳になる。こんな好きな人に出会う季節二度とない。

一方でツイッターの様子がおかしくなる。世の中もなんだかおかしくなる。
年があけてすぐ、「今年はなるべく毎日あげれるように心がけてみようかしら」と言ったブログ。本当に言葉通り努めてくれた。何度も救われたよ。
(アイドルであることに執着していなさそうな慎太郎くんが、マメにブログを更新してくれる理由って何だろう。常に人を想う気持ち、自然体である証明、無意識で無作為な愛。)
すとーんずのぶろぐ「不定期SixTONES通信」もたくさん更新してくれたね。


8月

CREAK一色。外部単独表紙第2号創刊。最近きょもちゃんに言われて嬉しかったことは「お前はお前のままでいいよ」。
ジェシーさんとひと悶着してサーフィンに行く。このあと何度も何度も「日焼けできて嬉しかった」と教えてくれた。
この月の「音楽と人」はシビアだった。


9月

世間は狂っているけれど、リゾラバで俺たちの夏は美しく終わった。わんこそばを154杯食べる。帝国劇場に立つ。

▼観劇後の感想・感情

ドリボについても、年末の慎太郎くんの言葉を並べたい。

(舞台は好きになったか?に対して)好きか嫌いかで言うと、どちらでもないなと思う。ただ、オレが最初にオファーをいただいて、「僕にできないと思うんです」って断った理由は、1カ月間、毎日同じことが続けられないから。毎日やる舞台は自分の中でルーティン化されちゃいそうで、それは良くないからこういう性格のオレに舞台は合わないと思う、って断ったんですよ。終わって思い返してみても、やっぱりルーティン化されていく部分は自分の中でストレスだった。でも嫌いではないな、"普通"になったなってって感じかな。みんなとのアイコンタクトが増えていったりもしたけど、そのアイコンタクトも続けるとルーティン化してくるでしょ?それが自分では気持ち悪く感じちゃうんです。

(帝国劇場でフライングをした気分は?)
"こういう感じだったんだ!"って。飛んでいる亀梨(和也)くんの背中を見ていた側だったから、それが上からみんなを見る側になって、"ああ、先輩はこういう景色を見ていたんだな"と思いました。客席からも見てたけど、やっぱり自分はステージから先輩を見ていたときの思いがあるから、かつて自分もいた場所を見て感じることのはほうが大きかったな。

冒頭にも申し上げた通り、全部最新のステファンです。ほんの僅か一部で、もっともっと深堀りできるから、全文読んでほしい。背筋が正される。

「体力面と精神面が削られて休まなきゃヤバいってなって、下半期は映像作品は休みたいって伝えた」の言葉が明確にある(テレファン)。自分で自分を理解して、自分で在り続けてくれた。
全部が壊れてしまうアイドル、何度も見失いそうになるアイドル、間に合わなくなってから気付くアイドル。色んなアイドルをたくさん見てきたからこそ、この時代にこの考え方は、あまりにも頼もしい。

結論、やはり慎太郎くんは強い。否、強くあるポテンシャルが高い。自己理解・自己確立の完成度、泰然自若な態度は、完全に「光を浴びる人用の装備」だ。こういった人間が、チームのリーダーであったこの1年。突然地盤に土砂を注がれても、木の根を張り続けた要因になったかもしれない。

板の上で生きた9月、「仕事がんばれ。」のブログ、そして「こっから」MV1億回再生達成、いつも私にとって、最高のアイドルだった。


10月

俺たちは石川テレビと神友になる。慎太郎くんは米を収穫する。真っ黒こげになってキャンプばかりしているけれど、茶髪に金メッシュが良く似合う。少しだけ下がった気温に、ラジオで「一番の暖房器具は太陽」と教えてくれた慎太郎くんを思い出す。


11月

SixTONESは伊香保に行く。慎太郎くんはキャンプに行く。オタクはライブDVDを見る。オフシーズン…ではなかった。ジェシーさん、きょもちゃん、髙地さんは舞台、ほくちゃんは映画、樹ちゃんはドラマ、本当にお疲れ様でした。
慎太郎くんも大概だけれど、彼が分かりやすくワークライフバランスを管理しているからこそ、SixTONESの仕事ぶりには、膝が外れてばかり。
どっちがどうとかではなく、圧倒的な公演数・継続的な作品数には、頭が上がらない。この文化においてそれぞれに一流であるべき体力と精神力を、さも当然かのように、備えている。
年始発売のアルバムも発表されて、2023年に王手をかける。


12月

「アンセム」MV公開。年末らしくTV誌に出たり、音楽特番に出たりしている。同じ風は2度と吹かないけれど、確かに12月はやってきた。31日まで目が離せないし、未来に熱い視線を送ってしまう。
そういえば2023年のリーダーは、6人での定期ご飯会の幹事を遂行し、関係性の彩度向上にも大きく貢献したよなぁ。

慎太郎くんが、5人に向けて目も開けられないほど眩しく笑う姿を何度も見た。「SixTONESの表現とは?」と尋ねられて、「これも同じ。自然体でいること」と答えた慎太郎くんがいる。

SixTONESは、6人でいるときは特にそう。基本、自己満足が許される6人だから。自分がどう動いたら周りがどう感じるかを見るよりは、自分がカッコいいと思うことをやる。それを周りが寒い、気持ち悪いと思ったとしても、自分が良ければいいでしょ!っていうのが自分たちのスタイルだから。そこも自然体で、本当に感情のままにいる感じです。

"SixTONESって何?""SixTONESっぽさって何?"って聞かれても、正直言うとオレも分かってないので。ただ、"あれってSixTONESっぽいよね"って言われるときって、みんなが6人でいることを楽しんでいる瞬間か、各々が自己満でパフォーマンスしてるときがのどっちか。だから、なんとなくこれなのかなとは思うんだけど。独自の路線や自分たちのやりたいことを表現しているときは、確かに6人みんな輝いてるから、それがSixTONESっぽさになってるのかもしれない…

「慎太郎くんが慎太郎くんであれるSixTONESに感謝」というツイートをよくしてしまう。
2023年圧倒的に頼もしかった慎太郎くんについて考えるほど、SixTONESの奇跡に気付く。
慎太郎くんの本領(そのものの特性や本質)発揮って本領(本来居るべき領地)だから発揮できる のダブルミーニングだから。

「これまで芸能活動を続けてこれたのは、ずっと楽しかったから。いつか楽しさを感じられなくなったら引退を考えると思うけど、SixTONESにいる限りはないかな。6人でいれば、楽しい未来しか想像できないですね」の言葉に、全てが詰まっている。

「慎太郎の1年だった」「慎太郎くんがすごい」という言葉を目にする。
「慎太郎くんが"やる"理由は、"SixTONESだから"でしかないのに」と思う。「"SixTONESのリーダーだから" 生まれたの力なのに」と思う。

慎太郎くんにとってのSixTONESが5人であるゆえに、2023年SixTONESリーダー森本慎太郎があった。この感情は記録しておきたい。


正直、2023年は本当に辛かった。嘘ついてもしょうがないから辛かった。
そんな時に、慎太郎くんの「楽しもう」という生き様を思い出す。これは私に全く干渉してこない言葉で。だけど少しの勇気になる。
綺麗事じゃなくて、そんなアイドルを、ずっと応援していたい。

2023年SixTONESのリーダー慎太郎くんは(慎太郎くんをリーダーに据えたSixTONESは)圧倒的だった。

どこかの記者は、慎太郎くんに「2023年はどうでしたか?」「リーダーはどうでしたか?」と聞いてみてほしい。
きっとまた、「楽しかった!」って、初日の出より眩しく笑うきみが居る。そんな合図で、新しい1年が始まる気がする。

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