ジャニーズアイドルグループにおける「末っ子」について(夢恋桜3部作~夢編~)

私は泥酔都度「末っ子担になりたい」と泣き叫ぶオタクとして巷で有名であった。

先日古い友人に「そういえばさ~森本慎太郎って最年少じゃん」「あんた良かったね」と言われ、全身に稲妻が走ったように硬直し発煙した。
知っている。いつ何時も「SixTONESの末っ子は慎太郎くんである」という事実が脳内グラフの7割を占めているし、雨の日も雪の日も「末っ子の慎太郎くんがかわいい」と訳すことのできるツイートを連投している。
知っているのに驚いた。2分後に「そうじゃん……」と囁き、2分30秒後に「やったーーー!!!!!!」と高らかに叫んだ。

私はSixTONES森本慎太郎くんのファンになって、「アイドルグループ最年少メンバーの担当になりたい」という長年の夢を叶えたのだ。Yeah!!! Dream come ture!!!!!! 人生万歳三唱!!!


前置き

これから「末っ子」を語るにあたって、なんとなく頭に入っていることで、コクが出そうな資料を一応加えておきます。

TOKIO 松岡昌宏
20th Century 井ノ原快彦
ARASHI 松本潤
KAT-TUN 亀梨和也
NEWS 加藤シゲアキ
関ジャニ∞ 大倉忠義
Hey! Say! JUMP 知念侑李
Kis-My-Ft2 千賀健永
Sexy Zone マリウス葉
A.B.C-Z 橋本良亮
ジャニーズWEST 小瀧望
King & Prince 髙橋海人
SixTONES 森本慎太郎
Snow Man ラウール
なにわ男子 長尾謙杜
Travis Japan 松田元太
ふぉ~ゆ~ 辰巳雄大

Artists | Johnny's net (johnnys-net.jp) ←ここにいる3人以上のグループをピックアップしました。
こういうの本当に気遣っちゃう。どこからどこまでは勿論、半角だ全角だ旧字体だの、表記順が違うだのは序の口で、「うちの末っ子は永遠にこの子」「うちの末っ子はこことここの概念がこうだから2人」「うちは兄弟構成や歴によって末っ子"枠"はこの子」とか、ねぇ? 薄目で見てください。私だって准一を入れてやりたいですよ。

これから「末っ子は○○だから良い」という話が続くけれど、それを「末っ子でないメンバーは○○でないから良くない」としないことをお姉さんと約束してほしい。一題練習をするならば「末っ子は本当に努力家だ」と言った時、他のメンバーが努力家でないとは一切言っていない。むしろジャニーズに生き残っているアイドルなんて全員努力家です。
とことん年長組担当な人生を送ってきた私の「末っ子担になりたい」という発言の真意を、そんな甘っちょろい所で挫かれては無念なので丁寧な説明をしました。


末っ子担になりたかった理由(末っ子の魅力)

①時間差

これはグループ内の年齢差にもよるけれど、ジャニーズアイドルの平均健康寿命10年とすると、その中の僅か数年間に「グループとしての時間軸」と「最年少(とその同世代メンバー)の時間軸」に【差】というものが存在してしまう時期があると思っている。

嚙み砕いて説明すると、基本的にグループは年長者標準だ。末っ子は、常に上へ上へと背伸びする。背伸びした彼らの行動や発言は、同世代の平民における質とは当然品格が違う。
しかし、ある時期になると突然、年少者が年少力を取り戻す。取り戻した先で、持て余した力が煮え滾る。

分かりやすいもので言えば【体力】。これまで「大人っぽさ」「気怠げな色気」に手を伸ばし、自分の100%が80%であることに気付いていなかった末っ子が、急に120%になる。兄たちがゼーゼー言いながら限界突破で魅了してくる時、水を得た魚のように踊り狂い舌を出して挑発してくる末っ子がいる。
あるいは、これまで決死の努力で「グループの高い標準」を堅持し続けてきた末っ子が、慣性の法則によって予期せず「それ」に追い付き追い越す時間と言えるかもしれない。

ハッキリ言ってしまえば、若さが羨ましくなるタイミング。人体の生理作用には抗えない。グループがいつの時代も美しいという不変の事実は承知の上で、この時の末っ子は本当にすごい。頼もしく、ありがたく、発光して見える。

慎太郎くんはどうだろう。そもそもSixTONESは年齢差が小さく、1歳差のジェシーも居て、かつ先輩組に属することから、明確な時間差は現れないかもしれない。
これまでの私の経験値に倣って、SixTONESを「年長者標準」とすることにも少し抵抗がある。本当に変わったグループだこと。
それでも「SixTONESの大成」とは差をもって「森本慎太郎の大成」があるはずだ。勿論「SixTONESの大成における慎太郎くん」は100%であって、そこに彼のベストが在る。しかし、絶対に、また大波が追ってくるぞ。

特に「SixTONES唯一の20代:森本慎太郎」の時間が待ち遠しい。きっと慎太郎くんが歩けば、感じたことのない遠い街の香りが漂うだろう。(ていうか「唯一の10代」エピ、酒関連しか出てこないから、もっと深〜いのを聞かせて)



②環境

職場って結局人間関係。仕事をしていて「こんな大人になりたい」「こういう歳のとり方をしたい」と思える人が近くにいると原動力になる。

だから、優しく逞しく仕事のできる渾身の理想の上司(?)が、ずっと側にいる末っ子が羨ましかった。
死ぬ気で荒道に足跡を残し、突出した分野を開拓し、今日もステージで輝く人間国宝レベルの兄達。そんな彼らに育まれた末っ子が、只者でないアイドルになるのは当然で。
だからこそ(自分が担ぐアイドルに世界最高環境で息をしてほしいと願うことは自然の摂理であるため)「末っ子担になりたい」という感情が生まれる。

慎太郎くんも例外ではなく、SixTONESに「憧れの人」「頼れる人」がたくさん居るから喜びの舞。彼がメンバーを見る目は輝かしく、慎太郎くんに繊細で脆い一面があると知った今、彼が末っ子でなかったら…と思うとワタワタする。

ちなみに、SixTONESは慎太郎くんにとって素晴らしい環境で居てくれるのと同時に、慎太郎くんの存在を活用して自分にとっても最強の環境にしている人たちが集っていてカッケーです。

5人は、慎太郎くんのタイミングを待ち続けてくれる。慎太郎くんの一挙手一投足を過度に心配したりしない。でも末っ子は慎太郎くんだという意識が半端なく強くて、慎太郎くんの我儘だって聞いてくれる。慎太郎くんに何かあった時、SixTONESが居ると思うととても心強い。
これが私の憧れていた末っ子担か~



③鍵

末っ子は確実にキーマンだ。(興味があれば前置きに戻ってください)
その形が「センター」なのか「エース」なのか「プロデュース」なのか「デビューやヒットのきっかけ」なのか「広報担当(顧客獲得)」なのか、それは各々だけど、末っ子がグループの鍵を手にしている人物である可能性は非常に高い。

理由は分からん。ジャニーが居たときの末っ子は、無理やりねじ込まれ人(んちゅ)であることも多くて、力を見込まれた人材なのだろうと納得していたけれど、そうでなくなってからも何故か継承されている。
絶対に守ってくれる/守ってあげるから、課せられた運命なのかもしれない。
これまで身近の末っ子担が、末っ子担ならではの波乱万丈に一喜一憂する姿を見て、あらあら…と口元に手を当てていた(他人事)けれど、実は指をくわえていたのかもしれない。

慎太郎くんが持つ鍵は何?
1つはもちろん桜木達也だろう。しかしまだ開いたことのない扉の鍵が、慎太郎くんのキーケースにはじゃらじゃら掛かっているように感じる。ちょっとその場で飛んでみてほしい。

しかし今のところ、キーマン特有のプレッシャーを感じることは全く無い。
それは、ある意味SixTONESが実力主義だからだと思う。自分の「良い状態」を常に提出し続けなければ霞んでしまうハイレベル集団。全員で1つの完成を創るというよりは、各々のベストを召喚することで最強みたいな。



④愛と自由

末っ子は本当に愛情深い。独自の表現方法で強くグループのことを愛す。クールに見えるタイプも多いけど、それは愛ゆえの冷静さと客観視であって、窮地では彼らの愛に救われることがよくある。

末っ子のグループ愛がこれ程に強い理由は、普段自分がグループに嫌と言うほど愛されているからだと思う。
総出でデロデロ甘やかすから、【優しい】人であれるし、散々かわいいと言われるせい(おかげ)で【かわいい】顔を覚える。

あと、末っ子には翼がある。(厨二?)
グループ内において圧倒的に自由が許されている。年長者がグループに縛られているという訳ではなくて。上手く言えないけど、なんだかやたら大きな翼を広げて空を飛んでるんですよ。羨ましかったな~

これらを纏めると、末っ子は本当にみんな【グループのために】【自分の好きなことを】している。自分の好きなことを仕事にできるだけの、責任感と努力とセンスとマネジメント力を持ち合わせている。
「ジャニーズ初」を開拓するアイドルも末っ子に多い。【グループのために】【自分の好きなことを】する上での通過点にありがちなのかな。

慎太郎くんも、SixTONESが大好きだし、SixTONESでのびのびすくすくと暮らしていて胸が弾む。慎太郎くんがよく言う「自分が楽しんでないと、」のモットーとか、愛と自由の末っ子にピッタリだなと思う。 

その大きな翼を広げて、一体どこまで飛んでいくのか。これからも島でこんがり日焼けしてほしいし、俳優として賞を獲ってほしい。(どさくさ)



後書き

タラタラと「末っ子担になりたかった理由」から「末っ子とは」を考える時間を過ごしてみた。8割くらい適当なこと言っちまった~
本当はもっとダラダラ書いても良かったんだけど、どうしてもこのまま訂正せずに投稿するために、年内に完成させる理由ができたので…。事務所史上最年少デビュー「ジャニーズの末っ子」に愛と感謝を込めて。

森本担になったから、私の思い描いていた「末っ子担の苦悩も含めた楽しさ嬉しさ幸せさ」を全て味わえるという訳ではないし、なんなら既にそれ以上のギフトが日々訪れている。
もちろん「末っ子担になりたい」から「森本担になった」わけでもないし、慎太郎くんの魅力は「末っ子であること」以外に山のようにある。

夢を叶えたものの、実際は難しいこと考える暇なんてないから「たろちゃんかわいいね」「たょちゃんかわいいよ」「たろぴがかあいい」のTLに対して口角を目尻まで上げているだけだし、「慎太郎は最年少だからね」「最年少なりに気遣ってんだよ」「末っ子は慎太郎」と言うメンバーにムフムフしているだけ。

それでも描ける夢はきっと叶うということで。お兄様とその担当様たちに深々と頭を下げお歳暮を贈りながら、末っ子担を謳歌したいと思います。

「末っ子の慎太郎くん」を生み、育て、守り続けてくれた全ての人へ、ありがとう。


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