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夜叉姫のはなし⑥

😭こんなツラで戻ってきたくなかったーーーーーーーッ‼‼‼‼‼

もうね、毎週せっかく夜叉姫と波長が合って愉しんでらっしゃる方の寝耳に濃硫酸流したくないのでね、改めて注意喚起ですけど

ここから先は原作の連載開始時からウン十年間犬夜叉キチってる奴の一方的な考察と愚痴です。

もろは、とわ、せつなを生み出してくれた留美子先生、夜叉姫の制作に携わった方々へ対して誹謗中傷する目的では決してありません。

うらびれた居酒屋の奥の隅の方の個室、勝手に喋ってるから好きなもん呑んで気持ち悪くなったら各自で帰ってね!

かれこれ1年以上居酒屋行ってね~~~~~😭コロナ終わったらシンプルに推しを語るオフ会がしたい…🍶



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はぁ…何から書こうかな。潔く一期後半がソードマスターヤマトにならなかったのは良かったのか悪かったのか…ちょっと上品な言葉遣いで頑張ります。

二期制作の発表、監督の交代、正直言ってこれ以上は物語のトロ部分がたくさん残っているので、回収はできずとも悪くなるとは何故か思ってなかったんですが、良くなるわけがなかったですね。だって何も片付けてないんだもの。

敷かれていた大風呂敷がそもそも粗悪品だった。

夜叉姫への賛否はあれど、困難なミッションに前向きに挑戦されたこと、市場が活性化したこと、様々なメディアミックスで犬夜叉ファンに恩恵があったことを素直に感謝しようと思ってます、が!

ちょっともうね、この期に及んで制作陣の見苦しい言い訳を聞かされるとは思いませんでしたので不本意ながら気持ちの通過点の整理に帰ってまいりました。

説明不要かと思いますが、きっかけは「半妖の夜叉姫公式ガイドブック」のスタッフインタビューです。

あの内容まで売り物にしてしまうのですから商魂たくましいですね。こちらは一部の人にとっては弱ってるときには絶対読まんほうがいい劇物であり、私にとっては夜叉姫への完全なる諦観と一筋の希望でした。

まず、キャストの山口勝平さん(犬夜叉)ゆきのさつきさん(かごめ)成田剣さん(殺生丸)が並々ならぬ想いで『犬夜叉』に携わっていたこと、社会人としてのボーダーの中で、好意的ではありつつ忖度のない応対をしてくれたことがファンとしては非常に嬉しかった。なんて誠実な、プロの演者がキャラクターの解釈をしてくれたんだろうと感動しました。この内容に一切の横槍が入っていないのかは知るよしもありませんが、犬夜叉、かごめ、殺生丸のいち代弁者として、夜叉姫へのスタンスを共有できただけでも貴重な一冊だと思います。全肯定ばかりが愛ではないんだなと、違和感を抱いた自分も認めることができるといいなと思います。


誤解のないようお伝えしておくと、わたしは殺りん好きです。ただこの二人のキャラ解釈によって、愛し方の角度や深度がほんっとに人それぞれで、かなり複雑な関係だなぁと改めて再認識した次第ですハイ…宗教戦争が失くならない訳やで…



そしてここから…もうね、オブラート破れてごめんなさいなんですけど



脚本家さん。はっきり言って、ハナからケツまで所作が最悪ですよ。

「自分は続編を作る事に肯定的ではなかったが、やらないなら自分以外の脚本家に任せると言われたので引き受けた」

「犬夜叉とかごめが幸せな姿しか思い浮かばない。続編を作るなんて頭は大丈夫か?」ですって。なんて素直なんでしょうか!同感です!ジョークでも笑えないんですけど。

二人の幸せな姿しか浮かばないのに、どうやら親子が離れ離れになる物語を描かざるを得なかったらしいですね。

プロデューサーさんをはじめ、「夜叉姫」は「犬夜叉」の続編ではない、という方向にいつのまにかシフトされているようですが、最初からIFストーリーだと思って割り切って見ていたファンってどれぐらいいるんでしょうか。IFだから原作のイメージを逸脱していいとは到底思えないんですが。

夜叉姫たちが戦う理由を明確にしたい、って二期の新監督が意気込んでる状態、どうなってるんですか?今までのやつ何だったんです???

制約が多かったであろうことは今までの展開やインタビュー記事を見れば察するにあまりあります。どんな熱量だろうとあくまでアニメ制作はビジネスですし、こちらもいい大人なのでそのへんは理解できます。

ただ、そういう内情や大人の都合を曝け出して、ファン同士の分断、同情を誘ったり心情を逆なでする行為、プロの仕事人としてどうなんだと思いました。視聴者を楽しませようって原点、上からの重圧で一度も振り返れなかったんですかね。

そして一番卑劣だなと感じてしまうのは、「犬夜叉」原作者である留美子先生のネームバリューへの甘えです。どうやら先生が直々に夜叉姫のシナリオチェックをされてるそうです。

「キャラの人となり違い、キャラの格が落ちる、ひいてキャラの人気が下がるような作劇はないかチェックしていた」

「キャラに似つかわしくない言動があった場合、留美子先生がちゃんと止めてくれる」

ヘイトが上がるたびに留美子先生を矢面に立たせて、お墨付きをもらってるから自分らは悪くないとでも言いたいのでしょうか。誤解だったらごめんなさいね、私の読解力ではそうとしか見えなかったです。

まるで水戸黄門の「この紋所が目に入らぬか!」と言わんばかりです。

キャラの格かぁ…今の所、刀々斎の原作からの理不尽変貌っぷりや是露の行動の数々、意味わかんねーんですけど。サブキャラも隅々まで監修してるんです?

犬夜叉に限った話ではないんですが、私は我が強い人間なので、作品のなかでの違和感に対して、神であるところの原作者が白を黒だと言ったから「そっか~黒か~」と無条件で納得することはないです。別に解釈違いでもいいです。こちらも筋書きを変えろと強要するわけじゃないので。私は気に入らないねぇ、さらばだってだけの話です。

このただの薬入れを随所に出してくるあたり、夜叉姫を気に入らないどころか、傷ついてるファンの母数を、公式はわりと把握しているんだろうなと思いました。

問答無用でノイズを消す消音器じゃねーのよ、その紋所は。



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現に、去年から血反吐吐いて考察してたことの答え合わせが徐々にはじまっていて、例を上げると視聴当時から感じていた【とわが一番わからねぇ問題】

実はアニメ序盤まで制作側でも、とわのキャラが定まってなかったらしいですね。

留美子先生はキャラデザの際、人物のバックボーンやストーリーを前提に作成されていたのにどうしてそういう齟齬が起きるのか?

すごく感覚的な話なんですが、文字で見る設定やストーリーと、アニメ演出内で伝わっている情報量に乖離があるんじゃないかと思います。

上手な脚本家さんがアニメの演出やら監督やったらあれ?ってパターンはままある話で、留美子先生の中で咀嚼したキャラ情報量と、演出・脚本内での情報量が共有できていないのではという疑問が一つあります。

これは推察の域なので、話半分で聞き流してもらえると幸いなんですが、留美子先生が監修しているから保証されている、のではなく、あくまで脚本家と漫画家として、クリエイター同士の”表現したいもの”の矜持を保った上で「脚本家さんを信じて託している」というレベルで見るのが適当なのではないでしょうか。

詳細な力関係は知りませんが、最終決定権はあくまで出資者、プロデューサー、監督、脚本家にあるはずなので、原案の高橋留美子先生が「犬夜叉」の世界観に全責任を負っているという見方はしないほうがいいと思います。


ビューティフル・ドリーマーだって別物でしょう。


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そしてもう一点。

批判ばかりしているように思われるでしょうが、私は「半妖の夜叉姫」はまだまだエンタメ作品として面白くなる伸び代を感じずにはいられなかったので、もどかしい思いを抱えて、こうしてしつこく考察をまとめていたわけなんですが

椎名高志先生のコミカライズの完成度の高さに、痛く感激しました。

めちゃくちゃおもしろい!コミックスになったら絶対買います!

アニメで感じていたモヤモヤがぱぁっと晴れるような爽快感。作家さんって本当にすごい。少々説明が多い?と感じるところはありますが無駄な情報は一つもなかったです。

一番の違いは、とわの描かれ方。

・とわのバックボーン、社会的な立ち位置、評価
・とわのコンプレックス、アイデンティティー、課題
・周囲の登場人物との距離感、とわを大切にする描写

ここを1話で説明する技量も素晴らしいんですが、こんなに印象ががらりと変わってしまうのかと本当に驚きました。


ストーリーの方向性もすごく明瞭です。

・とわは現代での生活に違和感がある
・抑えきれない妖怪の衝動、葛藤、自己実現への希望
・もろは、せつなとの出会い
・草太の「犬夜叉」への思い入れ、戦国時代へ行った姉「かごめ」への思い


やっぱりただの説明不足だったんだな…と肩の力が抜けると同時に、今後の展開にすごくワクワクしています。


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まだまだ纏めておきたいことはた~~~~~る積みなんですが、連日の原稿作業で時間がなんぼあっても足りないのでこのへんにしておきます。

新監督さんも脚本家さんもまだまだアニメ「半妖の夜叉姫」に自信を持って鋭意制作されているようなので、最後まで視聴していきたいとおもいますぅ……クッ…

スデニキッツゥ~~~…もろはぁ…😭😭😭🎀


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