ビジャレアルVSレアル・マドリーを前に、前節ヘタフェVSビジャレアルを振り返る

今夜 11/22 0:15よりビジャレアルVSレアル・マドリーがビジャレアルのホームである、エスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われる。
暫定ではあるが、リーガ2位と4位の上位対決だ。かつ、久保選手にとって保有元のマドリーとの対決ということもあり注目の一戦だ。
そんな一戦を前に代表ウィーク前の前節、ヘタフェVSビジャレアルを振り返りたい。

〇前半
ヘタフェは4-4-2、ビジャレアルは4-3-3と今まで通りのフォーメーション。
ビジャレアルがポゼッションをし、ヘタフェが激しいプレスからショートカウンターを狙うという両者いつも通りの試合展開となる。

ビジャレアルはポゼッション時、トリゲロスが相手のライン間で上手く受け、ヘタフェの激しいプレスをいなすことができていた。
トリゲロスはプレス回避だけでなく、果敢に前に上がって得点も決めており、私個人的にはMOMである。
ビジャレアルの主な攻撃パターンは、以下の2種類であった。
中央~右でイボーラ、トリゲロス、マリオガスパール、ジェラールモレノらが絡みながらうまくプレス回避して、左のパレホに展開してからの
①右サイドに大きくサイドチェンジし、中央へのクロス
②左サイドのモイゴメス、ペドラサの縦関係でスピードをもって崩して中央にクロス
①がうまくいったシーンが先制点(11分)、②がうまくいったシーンが勝ち越し弾(17分)である。

一方、ヘタフェはビジャレアルにうまくプレスを回避され得意の形に持ち込めることは少なかった。
唯一といってもいいハマった形が同点弾(16分)である。
プレスを受けたアセンホがラフに蹴ったところのセカンドボールを拾い、アランバリが理不尽なミドルシュートを突き刺した。
これ以外はビジャレアルに上手くやられたといった感じである。
途中で、ビジャレアルの左サイドの縦関係、モイゴメス&ペドラサに嫌気がさしたのか右SBのカバコを前半途中で下げ、カバコがブチぎれるというシーンも実は起こっていた(笑)

〇後半
後半は、ヘタフェがポゼッションをし、ビジャレアルがカウンターを狙う展開が多くなった。ヘタフェは4-4-2を継続。一方、ビジャレアルは4-3-3から4-4-2に移行する形が多くなり(主に守備時)、カウンター用にパコアルカセルとジェラールモレノを前線に置いた。
ヘタフェがより前がかりになり、ビジャレアルも縦に速い展開をする中、ミスもそれなりに目立ち始めたが62分にジェラールモレノが得点。
この時点でおおよその勝負はついた。

後はエメリのチームらしく、4-4-2で構えつつもカウンターを狙う形でクロージングにかかる。一方、ヘタフェも引いた相手を崩す術はほとんどなく、SBをサイドに張らせて中にクロスという単調な攻撃に終始。(ちなみにイボーラの高さがめちゃくちゃ効いていた。)そして最後までそのままの展開でタイムアップ。ビジャレアルの完勝であった。
ちなみに久保は86分という何もできなさそうな時間から投入され、可もなく不可もなく終わっている。

〇総括
ビジャレアルファンの目線で語ることにする。
正直今シーズンの中でもベストゲームの1つではないかと思う。前半はほぼ完璧といっていい出来だった。(失点シーンを除けば)
強いて注文を付けるとすれば、後半の戦い方である。
2点差ついたとはいえ、
「あそこまで引くの!?」
「カウンター縦に急ぎ過ぎじゃね!?」
と思った。
ただ、保守的なエメリのことなので仕方がない。勝っている分には、、、




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