IBM Champion初受賞したのでこれまでの活動を振り返ってみた

つい最近、IBMから1通のメールが来ました。

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タイトルを見た瞬間分かりました。夢にまでみたIBM Championです!IBM Championとは、この1年でIBMの製品やテクノロジーを広める活動に貢献したかどうかを評価される制度で、IBM公認の資格です。公認されると様々な特典を受けられますし、名刺の肩書にもIBM Championのロゴを入れることができます。とくにIBMのグローバルカンファレンスのthinkに格安で参加することができるのは魅力的です。何がともあれIBM Championを受賞できたのはこの1年の頑張りがあったからです。というわけで良い機会なのでいまさらですが、この1年IBM Championになるために行った活動をまとめてみようと思います。

2018年12月 若手サミット

地域課題を解決するアイデアをテーマにしたハッカソンです。若手の方から、若手の気持ちを持った方たちまでがそろっており、ハッカソン初心者でも気軽に参加できるデザインになっています。このイベントはIBMの人たちが中心となって企画・運営を行っており、僕は運営の人に紹介してもらい参加してみることにしました。当時、何度かハッカソンは参加していましたが、あまり自分が主体となって開発をしたことはありませんでした。このハッカソンで初めて僕がメインとなってチームの開発を担当しました。このときはNode-REDで簡単にプロトタイピングを行ったことで発表、デモでどう見せていくかの相談がスムーズにできました。その結果3位に入賞して初めて自分でも達成感のあるハッカソンでした。

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2019年2月・3月 Hack-Chu

中京テレビ主催のハッカソンです。「テクノロジーでコンテンツを加速させよう!」をテーマに予選のアイデアソンから始まり、1ヶ月のプロトタイピングを経て2日間の本戦に望むというスケジュールです。様々なアイデアを持ったチームがありましたが、僕は予選のチームで敗退しました。ですがエンジニアのいなかった女子学生のチームでアイデアを実装するエンジニアとしてチームに加わりました。今だから言えますが、アイデアを実装を手伝えたのは良かったのですが、正直無謀なアイデアでちゃんと形になるのか不安でした(笑)。僕は主にバックエンドやデバイスのプロトタイプを行い、そこでIBM Cloudのサービスをフル活用しました。そのおかげでIBM賞を受賞し、賞品にはWatsonパーカーもいただきました!

2019年6月 IBM見習い隊結成

きっかけは名古屋でIBMのグローバルカンファレンスであるthinkの参加報告会が行われ、その日の懇親会で他大学の子から「僕らでIBMのコミュニティ作りませんか?」と誘ってもらい、そこから軽いノリでIBM見習い隊を結成しました。IBM Championを目指し頑張ってイベントの企画・運営をして最終的には来年のthinkに行こうというコンセプトでした(笑)。そして、第一回目のイベントは僕がハンズオンの講師として、Node-REDを使ってWatson Assistantを使ったチャットボットを作るイベントを企画しました。Watson Assistantの機能を体験してもらおうとして色々盛り込んだせいで時間が大幅にオーバーしました…。スライドも2部構成になって自分でもやりすぎた感がありました^^;。でも個人的にはその反省も含めていい経験になったと思います。

2019年6月 スキルシェア「勝手にワトソンカフェ-Watson Studio-」

僕は今年の6月からCivic Tech Forumに登壇したのをきっかけにCode for AICHIの運営メンバーとして加入しました。そのCode for AICHIでは不定期開催ですが、東京でやってる水曜ワトソンカフェをCode for AICHIで勝手にやってしまおうという勝手にワトソンカフェを開催しています。ここで僕はこの頃に初めて知ったWatson Studioを触るハンズオンを企画しました。Watson Studioではjupyter notebookをつかえるので、それをもとにハンズオンをすすめるというものでした。ぶっちゃけjupyter notebookを使える人ならそっちでも動かせる内容です(笑)。ただシビックテックに取り組む団体なので、せっかくならデータ分析ツールとしてjupyter notebookを使ってもらおうという趣旨も兼ねてたりしました。そのため、オープンデータを使ったコンテンツも用意してみました。

2019年7月 Call for Code

IBMでは毎年赤十字やLINUX Foundationとともに自然災害を解決するソリューションのグローバルコンテストでCall for Codeというものがあります。名古屋でも6月に説明会があり、Code for AICHIとしてこのコンテストに応募してみようという話になりました。しかしメンバーそれぞれが忙しいこともあり、最初のキックオフは7月の中旬でした。締め切りまであと2週間というタイミングでした。1日でアプリのコンセプト、設計を行い、残りの10日ぐらいで、ベースの機能の実装をしていきました。残り3日になってもう完成できないと思って結局フロントだけを動画用に実装してそのスクショを使って作品提出をしました。そして、システム構成図を作りGithubにあげて無事前日には提出を完了しました。提出する直前は夜遅くまで作業していたり、梅雨の季節で雨でずぶ濡れになったこともあって1年で1番辛いときでした(笑)。

そんなつらみを経験したおかげなのか、9月の発表ではなんと、この作品が日本のトップ3のソリューションに選ばれました!思ってもない急展開で夢を見てるようでした。この時点ではまだリージョンの代表に選ばれただけなのでここからさらに審査が進みアメリカでの最終審査にすすめるかが決まります。(結局選考には落ちましたけどね…)

2019年10月 日経xTech EXPO

無事日本のトップ3ソリューションに選ばれたことでIBMの方からお声をかけていただき、日経xTech EXPOの特別講演でお話させていただく機会をいただきました。ここではIBM Cloudを使ってどうやって課題を解決したのかを話すことを心がけていきました。当日は同じく今年日本で選ばれたソリューションを開発した方たち全員ともお会いできて大変貴重な機会でした。

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2019年11月 サイエンスアゴラ

更にその1ヶ月後には東京テレコムセンターで行われたサイエンスアゴラのIBMブースでお手伝いをしてきました。ブースでIBMのソリューションの説明やCall for Codeの紹介をやってきましたが、せっかく名古屋から来たんだからということで結構な時間いろんなブースを回らせてもらい一番楽しんでました(笑)。

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2019年12月 Dojo Con

Coder Dojoが年に1度開催されるカンファレンスが名古屋で開催されました。ここでもIBMがブースの出店とTJ botのワークショップを担当しており、僕はTJ botのワークショップでTJ botの紹介をしてきました。もともと僕はTJ botをきっかけにNode-REDを触り始めたので、原点回帰になりました。子供は一度教えるとあっという間にNode-REDを使いこなして、自分のプログラムでロボットを動かしているのはとても素晴らしいと思うのと同時に自分もこの子達に追い越されてしまうのだろうなとちょっと焦りました(笑)。

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というわけでざっと1年の活動を振り返ってみました。振り返ってみると2年前とは比べ物にならないくらいいろんな活動をしてきたと思います。ですが、ここで紹介したのはほんの一部で洗い出すともっといろんなイベント運営、登壇をしていました。でもその一方で受講者として勉強会に参加したのは割と少なかった気がします。昔はインプットがメインだったこと考えるとだいぶここ1年で変わった気がします。これからはインプットもアウトプットも両立してまた今年1年頑張っていこうと思います。(2020年始まって1ヶ月経って言うことでもない)

趣味の開発についての小ネタを中心に書きます。