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入浴介助で実感すること

付き添い入院なので、日常生活の介助は私が全部行っています。その中でも入浴介助はいろんな思いが錯綜します。
身長は私と同じくらい大きくなった息子。体調不良になる前は標準体重があってガタイもしっかりしてきていました。でも、どんどん痩せて今はガリガリです。背骨や肋骨、骨盤が浮き出るほどに。

最近は痛みがほとんどなくなったので、よくしゃべるし病室での生活も元気にしています。でも入浴でやせ細った体を見ると、息子の身に起こっている厳しい現実を突きつけられます。そしてまだまだ回復には時間がかかるということを実感します。

赤ちゃんのときからミルクをたくさん飲んでぷくぷくしていたし、成長するにつれて野菜を嫌がって食べなくなったけど、お肉とカレーが大好きでそれなりに順調に成長してきたんだけどなぁとか思うと悔しくなります。

でも息子はこの時間が一日の中で一番好きらしく、「このシャワーで体を温める時間がサイコー!」というので、毎日私はせっせと背中から温かいシャワーをかけ続けています。背骨がくっきりと浮き出た息子の後ろ姿に頑張れー!と精一杯の思いを込めて、今日も浴室利用30分間を楽しみます。