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QuizKnock(クイズノック)というYouTube集団と伊沢拓司という男の魅力についてつい語りたくなってしまった件

みなさんクイズはお好きですか?

私はそこそこクイズ好きで、パネルクイズアタック25の予選会に参加した程度の経験しかありませんが、ふと自分でもクイズをやりたくなるときがあり、スマホでいつでもネットワーク対戦ができる「みんなで早押し」などのアプリをたまに触っています。

しかしクイズの世界には当たり前ですが上には上がいて、自分でやっているとどうにも疲れるときがあるので、そんなときはクイズの頂点メンバー達による「とても楽しいクイズ動画」を見ることにしています。

そう、私がオススメするのがQuizKnock(クイズノック)。テレビタレントにもなっている伊沢拓司が率いている会社法人でありYouTuberでもある、基本「東大生」を売りにした高頭脳集団の名前であり、彼らによるクイズを中心とした動画番組の名前といってもよいでしょう。(一部、東大ではなくて東工大のふくらP←パズルの天才 などの例外メンバーもありますが、細かいことは気にせず)

QuizKnockには優秀な頭脳・タレントが集まっており、前述のふくらP、灘高出身の川上氏、ナイスガイ須貝(笑)さんなどなど、一人一人の魅力も高く、そして毎回新しいクイズの形式を考えて番組にするなどその企画力は目を見張るものがあります。が、私は特にトップである伊沢拓司、この男の、一言で言ってしまいますとファンであります。なぜ私が伊沢拓司に魅せられるのか、どうしてついつい伊沢拓司の出ている映像を見たくなるのか、伊沢拓司の中毒性の高さについてポイントを述べていきたいと思います。

1.伊沢拓司は負けず嫌い

トップである伊沢拓司は、「社長」として決して裏に引っ込むのではなく、CEO自ら番組に出るときはセンターに座り、共演者つまり自社の社員達に対して「俺が勝つ」と宣言し、ライバル心をむき出しにしてクイズに回答します。そのことだけでもう私は心をくすぐられるのですが、そのまま8割以上の確率で(テキトー調べ)その回の優勝をかっさらっていきます。クイズの実力は高校生クイズを開成高校時代に二連覇したということでお墨付きですが、当時の高校生クイズは特に序盤~中盤においてかなり運の要素も必要になってきます。実際に、伊沢拓司は運も強く、勝負強いところがあります。そんな負けず嫌いで勝負強い伊沢拓司に、動画を見る度に惚れ込むことができます。

2.伊沢拓司はクイズ以外ではボケたがる

組織としてのQuizKnockはみんな仲良しで、社長もスタッフも関係なくフラットでリベラルな雰囲気があり、誰から誰に対してでも、たとえ社長であっても、お互いにツッコミをいれている様子は見ていてほのぼのします。

QuizKnock動画は全編に楽しめるのですが、ぜひ伊沢拓司が出る回の動画を見る際には、【冒頭】に注目して欲しいのです。

番組はいつも、QuizKnockメンバーが出題側と回答者側に分かれて、回答者側はどのような企画・ルールのクイズが出されるか全く知らされない状態で着座し、番組が始まります。

出題側(画面に映らない人)により「今回は、○○クイズです~」と番組企画内容が発表されると、伊沢拓司はほぼ必ずと言っていいほど、その内容に合わせたひとボケを展開します。

わかりやすいボケで、編集上もしっかりそのボケを引き立たせている回もあります。

しかし、ボケが高度すぎて、撮影現場にいるQuizKnockメンバーのうち一人くらいしかツッコめないときもあります。さらにひどいときには誰一人としてそのボケに気づくことすらできずスルーされてしまったり、正しくツッコんでもらえなかったりするときもあるほど、高度なボケをかましてくれる。伊沢拓司はそんな男です。

上記動画では、テーマ「早引きクイズ」と聞いた瞬間の伊沢拓司の表情を見て下さい。「引いた表情」をする演技が始まっています。伊沢拓司は「早く」+「引く」というWボケをかましているのですが、共演者にイマイチ分かってもらえず、ついに「俺、こんな動画序盤からすげえ引いてる」と自ら解説してしまいますが、「そういう引くじゃないです」とふくらPに軽く流されてしまったうえ、Wボケのうち「早く(動画序盤に)」の部分はきちっと拾ってもらえませんでしたので、せめて私がここに書くことで伊沢拓司渾身のボケを供養したいと思います。

このように、「タモリ倶楽部」のBGMの選曲がいちいちダジャレになっているというどうでもいい部分まで含めて楽しめるように作られているのにも似た、分かっている人だけプラスアルファで楽しんでねというサービス精神が伊沢拓司のよいところです。

3.伊沢拓司は頭がイイ

前述の新ルールをすぐに飲み込み、共演者よりも早くコツを把握し、攻略してしまうことが伊沢拓司の勝率にも繋がっています。

理解したルールや掌握した攻略法を他メンバーに対して説明するときのドヤ顔が、また最高です。

林修先生との師弟関係も頷けます。

4.伊沢拓司はしりとりで「ん」を言う

こんなに高頭脳なのに、伊沢拓司はなんと、しりとりに弱い。「ん」で終わる言葉をすぐ言ってしまいます。ドラえもんのしっぽ。伊沢拓司のしりとり。主人公に必須の「弱点」という設定も完璧にこなす男、それが伊沢拓司なのです。

テレビ番組の話ですが、盟友である水上颯(東大王)の引退番組で「最後に伊沢さんと一戦」とリクエストされ、ここでも負けず嫌いが発動してしまった伊沢拓司は、たった一問の勝負に、問題読み途中のかなり早いタイミングで「押し」ます。そして、押してから考えます。(これ、早押しクイズの勝負所では欠かせないテクニックながら、シンキングタイム内に正解を思いつくかどうか、イチかバチかという部分がある、リスキーな手法です)

問題は、漢字の部首名を2つ、しりとりすることが答えになるようなパズルになっていました。詳細は覚えていませんが、まず「り」で始まる漢字の部首名から、もうひとつ漢字の部首名にしりとりで繋ぐ、というものだったと思います。

番組もクライマックス中のクライマックス。真剣な勝負シーン。伊沢の押しの後、スタジオは静寂に包まれる。

明らかに正解がまだ思いついていない様子の伊沢拓司。

まず、しりとりの一つ目となる部首名をゆっくりと口にしました

伊沢:「りっしんべん」

「それだけは無いよな!!!」と全国の小学校高学年以上のよい子のみなさんは総ツッコんだことでしょう。

しかし伊沢拓司は諦めません。苦悶の表情を浮かべながら、2つ目の部首名として

「ん、、、【ん回し】」

と答えるのですが、「ん」で始まるその言葉は落語の演目であり、漢字の部首名ではありませんでした。不正解。

しかし小学生キッズ達は「んで始まる言葉なんて、あるんだ~~!!」と感動したことでしょう。

回答権は水上颯に移動し、「りっとう」→「うけばこ」で見事フィニッシュ。

クールに正解した水上の頭の回転も「さすが」とは感じるのですが、伊沢拓司はたとえ正解が分からなくとも、ファンを楽しませる天才なのです。(偶然ながら、水上颯に花を持たせてあげることもできました)

5.【結論】伊沢拓司は人間くさい

高い頭脳を持ちながらも、実は自分がクイズでは一番になれないと高校時代から気づいていたと吐露したこともある伊沢拓司。東大入学後はクイズから離れ、ギター演奏の練習に明け暮れた時期もあるという伊沢拓司。本気で勝負するサマも、間違えて悔しがるサマも、ついついウンチクを挟み込んでドヤ顔になっちゃうところとかも、全てがとにかく人間くさい。

そんな伊沢拓司が、最近変化してきていると感じます。

直近のYouTube投稿である【検証】東大生なら未来予知できるのか? では、冒頭で高らかにいつもながら自らの勝利を宣言しますが、彼らしからぬ誤答でハマっていきます。


また先日TV番組で、でんじろう先生と直接対決させられていたときも、これまた彼らしからぬ誤答により、勝負に敗れてしまった伊沢拓司。若い伊沢拓司に嫉妬しているとしか思えないほど意地悪な表情になったでんじろう先生を喜ばせてしまいました。

これらの変化は、伊沢拓司がクイズ王から次のステージへと脱皮していると私は捉えます。

みなさんも「元クイズ王」伊沢拓司の次なる成長を見守るも良し、YouTubeでイケイケの伊沢拓司を楽しむも良し、長梅雨のお供に日本最高峰のクイズエンターテイメントQuizKnockと伊沢拓司をオススメいたします。



私程度がサポートなど頂こうというのはおこがましい限りで大変恐縮しきってしまうのですが、禁止まではしていません。万が一頂いてしまったサポートは謹んでヨーロピアンシュガーコーン(5個入り)と交換し次回執筆への栄養分とするか、きっと誰かの役に立てるように使います。