『次の時代を先に生きる』を読んで

<このままだと地球は壊れていく>

世界の経済成長のため、途上国を支援するため、と先進国が途上国に進出する。でも元々は途上国の豊かな自然を奪って先進国になっている。政府と大手企業が仲良く手を取り、途上国に参入する。そこでまた、そこにあった自然が壊され、現地の人は劣悪な環境下で労働を強いられ、利息付きで借金を返さないといけない(円借款)。それで誰が得するかって、政府と大手企業。結局貧困や飢餓の撲滅なんか全然繋がっていない。そんでこれに現地が反発を抱くと、テロが生まれる。そして私たち庶民の命が狙われる。おかしい。
私たち庶民が働き納めた税金で、日本は経済成長のために途上国に進出する。そして自然が破壊され、世界中の小さな企業やナリワイが奪われ、失業者を生み、人と人との間に「憎」が生まれる。決してトリクルダウンが起きることはなく、そして私たち庶民の命が狙われる。おかしい

経済成長を求め続けるのはもう無理なんだよ。特に少子高齢化の日本においては。
経済成長をやめたら、私たちは幸せになれる。


<幸せは何?>

成長して日本の世界の上層階級を目指すこと?そのためにお金を沢山稼ぐこと?そのために沢山勉強していい大学入ること?
大きくて立派な家で暮らすこと?高級料理を食べること?おしゃれな洋服を身にまとうこと?
経済成長のトップランナーを走る一員になる。沢山のモノに囲まれる。
それも一つの幸せかもしれない。けど、「もっと」を追いかけ続けてる限り「もう充分」にはたどりつけない。今でさえ、もっと生活を豊かにするために体重計や便利グッズを買っていたが、1年後くらいには結局使わなくなる。ものが多すぎると一つを大切にすることができない。洋服選びだってそう。洋服を買うのに何時間浪費するねんて!(ちなみにショッピングすると3分で体調不良になる)
モノを消費しない生き方は、時間を消費しない生き方につながる。
モノが少なければ少ないほど、大切なモノに、人に愛情を注げる。

最近、断捨離とかミニマリストが流行っているけど、
モノカルチャーでは幸せにたどり着けないと気づいている人が増えてるらしい。
そしてそして、
20 代の関心がパソコンやファッションから食に移行しつつあって、地方や田舎で生きようとする若者が増えているらしい。
食こそ生きる根源だ!っていう原点回帰が起きているのかもね。


<私の幸せは何か?>

これ難しいように見えて、意外ともう答えが出てるのかもしれない。
先に、私が嫌いな生き方をいうと、
・沢山のモノに囲まれ、消費すること
・誰かの指示に従いたくない
・直接的でも間接的でも地球を壊すことに加担したくない

んで幸せをいうと、
・何かをつくりだすこと
・美味しいものを食べること
・人を愛すること

<田舎で暮らすということ>

今の日本社会は…
少子高齢化が進み、
より大きく、より速く、より安くの社会から、
非生産的、非効率な分野に重きが置かれるようになる。
そしてそれはこの都心に近いところにいたら、感じることができない。
でも田舎なら、
人の温もりや何気ない会話を存分に感じられるかも。

今の日本社会は…
戦後からの効率化と画一性の影響で同調圧力を受ける社会で、個性豊かに生きられない。
でも田舎なら、
予定調和で生きていいけないからこそ、いまの瞬間を大切にできる。そして何にも縛られることなく本当の意味での個性豊かに生きられるのかも。


<10年後の理想像>

農業で沢山のお野菜を作って、販売するんじゃなくて、
自分の家族が食べていける分くらいのお野菜とお米を作る。

自然が溢れて静かな場所に木の優しさが感じられる家を建てる。建築家と結婚して自分たちの好きなように家を建てるのが最大の理想。
それか都心で暮らしながら、週末だけ田舎暮らしっていう二拠点生活もあり。週末にはお野菜やお米を取ったり、子供たちとキャンプをしたり、泥だけになって遊んだりする。はあ最高、

それで私はね、
自然と触れ合う楽しさや、いろんな人たちが集まれるあったか〜い場所を作りたいな。具体的にいうと、自然キャンプを企画したり、その中でレクレーションをやったり、ものづくりをしたり。それで週3日くらいでゲストハウスを建てるのもいいよね。カフェとかは多分飽き性だから続かない。(笑)そんでたまに海外の自然を感じるために旅にでる。
理想だけどね。

そのためにも!
一度就職して、企画力だったり、コネクションを作ったり、営業力だったり、数字を見る力だったりは身につけておきたいな。パーマカルチャーにどハマりして本場で学びたくて留学したかったら、英語力も身につけなきゃ。

人は自分が見てきた経験でしか選択できないからこそ、
先入観持たずに色んな世界をちゃんと自分の目で見ておきたいね。
自分にとって一度しかない人生を素敵なものにするために!


この本に何度も出てきたチャップリンの言葉、
「人生に必要なものは、勇気と想像力と少しのお金」