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ブルーベリー狩り観光農園|とある1日のシーズン中の作業を公開

ブルーベリー農家ってどんなことをしているの?
ブルーベリー観光農園の実際の様子ってどうなの?

最近は全国にブルーベリー観光農園が増えてきてます。
そして、ブルーベリー観光農園をしたい方も増えてきてます。
僕の元にも多くの方が相談に来られます。

そこで、実際に現役のブルーベリー食べ比べ狩り観光農園を運営している僕がブルーベリー観光農園の作業についてご紹介します。

非農家→ブルーベリー兼業農家へ。
ブルーベリー狩り観光農園(ブルーベリーラボ直方)を運営中です。


開園前

農園に到着後

受付、農園カフェの換気。トイレ掃除。
屋外休憩スペースのテーブル、イスのセッティング。
パラソルの設置をします。

パラソルは閉じたままにしておき、オープン直前に開くようにしてます。

園内の掃除

ブルーベリー観光農園の作業で一番きついのが「園内の掃除」

これは誰も教えてくれません。

完熟しすぎたブルーベリーの実はポトポトと落ちます。

風が吹いたり、雨が降ったりした次の日は結構なブルーベリーの実が暴走シートを敷いた園内に散乱してます。

農園は全体を防風ネット、防鳥ネットで覆ってますが
ブルーベリーラボ直方は山の麓にあるため害獣もやってきます。

代表的なのがアナグマやアライグマ。
空からはヒヨドリやスズメも美味しいブルーベリーを狙ってます。

鳥が入ること確率は低いのですが、害獣が入ってくる可能性はまぁまぁあります。

そうなると、園内の掃除はもっと大変になります。
落ちるブルーベリーの実が多くなり、ひどいと枝が折られていたりもあります。心が折れそうになることもあります。

それらを以前はホウキとチリトリで掃除してました。
手首が腱鞘炎になるぐらい掃除をしてました。
(僕の人生で掃除が原因で腱鞘炎になるなんて想像もしてませんでした)

こういった経緯から
今は掃除機で掃除をするように変えました。

掃除の時間と労力は半分に減り、手首もだいぶ良くなりました。

農園のノボリを出す

農園、農園カフェのノボリはなるべく開園前に出します。

あまり早い時間からノボリを出していると、間違ってお客さんが入ってきてしまったことがあるからです。

ノボリの効果はすごいなってその時は思いました。

ただ、最近はうちの農園の営業時間をお客さんが知ってくださり、間違って入ってくることは減ってます。

開園前の準備にかかる時間は約2時間。

ホウキとチリトリで掃除をしていた時は、開園前からぐったりする日も多かったです。

開園中


開園ちょっと前にノボリを出し、パラソルを広げます。(強風の時は閉じておくこともあります)

うちの農園は完全予約制で、予約システムを導入してます。

お客さんが来園されたら受付をし、当園の説明書を一読してもらいます。

その後、当園の摘み取りシステムとブルーベリーの見分け方などを伝授?し摘み取りを楽しんでもらいます。

お客さんが摘み取っている間はなるべく園内で作業をしたりするのは控えます。
摘み取っている場所から離れた所で作業をすることはありますが、お客さんの大事な時間を邪魔しないように心がけてます。

といっても、開園前に掃除が終わらなかった時や蜘蛛の巣を見つけた時は取り除いたりします。でも、あくまでもお客さんが主役なので僕は黒子のように作業をします。

お客さんが困っていないか、体調を崩していないかなどもこっそり確認しながら、お客さんと談笑する時間を僕も楽しんでます。

閉園後

閉園後はまたまた園内の掃除です。

閉園後はブルーベリーの実が落ちてしまっているので、それを掃除機を使って掃除をしていきます。落ちた実をそのままにしておくと不衛生ですからね。

最後に屋外休憩所のテーブルや椅子、パラソル、ノボリなどを片付けて、カフェの戸締まりをして帰宅します。

細かいことを言い出せばもっと書けますし、キリがありませんがブルーベリー狩り観光農園のシーズン中のある1日のスケジュールを書きました。

書いてみて思ったことは「掃除に始まり、掃除に終わる」ですね。

うちの農園は観光農園で、なおかつ園内を防風ネット、防鳥ネットで覆い、地面は防草シートを敷いています。

これというのも、来園し摘み取っていただくお客さんが摘み取りやすいように、歩きやすいように考えているからです。

そして、美味しいブルーベリーを食べてもらいながら、ちょっとした非日常的な空間と時間を楽しんでもらいたいといつも考えているからです。

だから、なるべく園内はブルーベリーの実が散乱していたり、つぶれた実が落ちていないように掃除をし、枝にも腐ったり、傷ついたブルーベリーの実がついていないようにシーズン中は気をつけて取り除いてます。

一つもないとまではいきませんが、できるだけしている作業です。

お客さんが摘み取りを楽しんでいる間は邪魔をしないようにと心がけて園内にいたり、離れた場所で作業をしていますが、困ったことや気になることがありましたら、いつでも声をかけて下さいね。

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