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安倍元首相が語らなかった本当のこと

『安倍晋三回顧録』公式副読本~安倍元首相が語らなかった本当のこと
 中央公論新社ノンフィクション編集部 (2023/08)

先日、奈良に行く用事があったので、娘と大和西大寺に立ち寄り、献花をしてきた。

安倍首相が大和西大寺の駅前の銃弾に倒れ、亡くなり、もう1年以上が過ぎようとしている。

現在の政局はますます迷走を極め、国民は政治に不信を募らせている。

現在の自民党をみたら、果たして安倍さんはなんというのだろうか。

そして、安倍さんの語らなかった本当のことは何なのか、語れなかった本当のことはなんだったのか知りたく、本書を紐解いた。

近年、安倍さんほど誤解され、真の実績を理解されぬまま、去った政治家を自分は知らない。

それゆえに、暗殺され、この世を去ったのだ。

断じて言うが、安倍さんを殺したのは山上何某という男ではない。

状況、物的証拠からもそれは明らかであるのに、マスコミ、司法も誰も彼も口をつぐんだままだ。

こんなことをいうと陰謀論者のレッテルをすぐに貼る輩がいるのだが、大抵、自分でロクに調べもせず、世間で流布している一般論を前提に語ってくるので始末に困る。

本書でも記されていなかったが、安倍さんが殺害されたのは、「語らなかったこと」ではなく、安倍さんがこれからやろうとしていた「語れなかったこと」にあったのではなかろうかと推測している。

安倍さんの語れなかったやろうとしていこと。

故人の思いを汲み、少しでもその思いを実現できるよう努めていこう、あらためてそう思った。

「私たちの国日本は、美しい自然に恵まれた、長い歴史と独自の文化をもつ国だ。そして、まだまだ大いなる可能性を秘めている。この可能性を引き出すことができるのは、わたしたちの勇気と英知と努力だと思う。日本人であることを卑下するより、誇りに思い、未来を切り拓くために汗を流すべきではないだろうか」

安倍晋三




人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。