人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -22

11月10日は 43回目の結婚記念日

よくここまでこれたな~~! というのが正直な感想です。

順風満帆ではなかったですし、まずは船出そのものが波乱に満ちていました


まずは、学生の身分での婚約。
就職がかろうじて決まったとはいえ、将来どうなることやら、ご両親はさぞかし不安だったでしょう。

そして、不安が的中。

入社前の3月に人事から届いた配属先通知には、「仙台工場」に、しっかりと赤丸が記されており、これを知った妻の母親には、
「地の果て(?)のようなところに、娘をやるためにここまで大事に育てた覚えはない。」
と、涙ながらに直訴(?)されました。

結婚の準備は、全て妻任せ

配属先が仙台のため、式場の大阪まで行き来することはできず、全てを妻に任せっきり。
双方の親とホテル側との調整など、面倒なことはみな押し付けてしまったのですから、
今から考えても、ひどい話です。

このことだけ取り上げても、とても頭が上がらない関係が出来上がってしまいました。

結婚式は、わたしが東京で販売実習(10月から12月末まで)をしている最中で、五反田の寮に借り住まいの状態でのこと。

で。仙台よりは近い、というだけで、なんとも落ち着かない状態でした。

そして、いよいよ結婚式と披露宴。

当日は、朝から雷鳴とどろく大嵐

私たちは、外に出ることはないので影響ないのですが、参列された方は大変な目に会われたはずです。

ただ、商売の業界では、大雨が降ると 振り(降り)込み。といって縁起が良い。とされているそうで、どなたか来賓の方が祝辞でそのことを話しておられました。

そんなこんなもあり、新婚旅行先では、初日に妻は熱を出し、その日のナイトイベントはすべてキャンセル
これまでの疲れが一気に出たことは間違いありません。

これが、43年前の私たち夫婦の船出でした。

返す返すも、なんとも無責任で、ひどい夫でした。


それから時が経ち、今は
一男一女がそれぞれ家庭を持ち、それぞれに孫もでき、偶然にも比較的近場に居を構えている現状は、おそらく幸せな家族と言えるのでしょう。

ただ、妻にとってはどうなのか?

いつも、何かにつけ「ダメ出し」をされ、反省の日々。

足りないところがあるということは、それだけ伸びしろがあること。
などと、お茶を濁していますが。

ダメ出しを少しでも減らし、43年前の大きな借りを挽回すべく、7年後の 金婚式を目指します!


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