契約書作成ヒアリングシート

新規の取り組み等で、契約書を1から作成するときに依頼者にヒアリングしていることを公開。入力フォーム型にして書いてもらった事もあるが、勘所の分からない内容が戻ってきたことがあるので、基本的にはヒアリング自体はサボらず直接したほうが良さげ。

◯概要
依頼者が、概要を簡潔に分かりやすく作文できれば、細かいヒアリングは不要だったりする。

◯納期
納期のない仕事は仕事じゃない!

◯契約の目的
民法改正により、重要性の増した項目。お金を受け取る側は収益目的だとしても、払う側の目的が案外大事。無償でのやり取りとかは関係性の構築のため、だったりと、聞いてみないと出てこない目的がある。

◯業務の流れ
非定形の取り組みは、順を追って聞いておかないとイメージできない。当社と取引先の役割がそれぞれ何なのかをつまびらかにする。

◯お金の流れ/経済条件/支払いサイト
当然確認する取引条件。
これ以外にも金額規模や、何に対して払う報酬なのか深堀りしておきたい。特に金額規模は大事で、これにより割く工数を上げ下げする。

◯相手方の情報
具体的な名称に加え、力関係、規模、信用度等を把握し、どれくらい強気の内容にするか検討する。

◯費用負担
見落としがち。業務提携型だとトラブルになりがち。
そもそも、どんな費用がかかるのか把握するのが大事。

◯契約期間/自動更新/中途解約
特に中途解約は、撤退しやすくするべきかしにくくすべきか、ヒアリング必須。

◯(成果物等がある場合)権利系の取り決め
譲渡なのか利用許諾なのか明確にする。

◯個人情報(メアド含む)の取り扱いの有無
これによりNDAの雛形を変える。委託先監査の対象可否の確認。

◯契約上の一番の心配事・リスク・こういうことされると困る
経済条件の次ぐらいに大事。これを依頼者が答えられないと心配。

◯利害関係者
コンテンツホルダーや広告主等、第三者にどれだけ影響のある契約であるかを把握。

◯その他契約書に盛り込みたい内容や気にすべき要素
よくよく聞くとエクスクルーシブ(独占)条項入れたい場合とか、稀にあり。

もし他に「これ聞いとかなきゃヤバイでしょう」というものがあれば、教えてください。

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