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スペックで選びにくくなったスマホ

iPhone12系が発表されてiPhoneはもちろんAndroidも「今買い換えるなら?」と思って結構調べてた。

 個人的に重視したいのは、

1.バッテリーの持ち 
2.レスポンス
3.おサイフケータイ 
4.サウンド 
5.本体の厚み

の5つ。

1.バッテリーの持ち

Androidは公開されていて上位機種は4,000mAh以上が多いけど、iPhoneは公開されていない。iPhone11ProMaxは3,100mAh程度だと言われている。「4,000mAh以上あれば一日フルに使っても大丈夫」とよく言われる。

実際にiPhoneからAndroid(4,200mAh)に乗り換えてモバイルバッテリーを持ち歩くことが無くなった。外出先でずっとワイヤレスヘッドホンで音楽を聞いていても、ネットを見ていても、スマートウォッチを連携させていても、全く問題無し。

かなりやばいと思ったのは旅行に行って、写真を取りまくったり、検索しまくったり、GPSを稼働させながら地図アプリを使った時だけ。それでもその日は持った。

ただ、Androidを使い始めて1年ちょっと経って、以前よりは少し減る速度が早くなってるかんじ。でもその差は小さいし、iPhoneに比べたら断然安心。

じゃあ大容量のスマホにしたら安心か?」といえば最近はそうでは無いことがわかった。例えばSONYの最新機種のXperia1-iiのバッテリーは4,000mh。でも実証動画によると、その稼働時間は約3,100mAhのiPhone11proMaxより2時間程度も短い。他の大容量のいくつかのAndroid端末もiPhone11proMaxより短い。おそらくAndroidのCPUがバッテリーを消費しやすいとか、Androidの*リフレッシュレートが高いとかが要因だと思われる。

「リフレッシュレート」
画面のスクロールや動画をスムーズに表示させたり、タップの反応の良さに影響する。1秒間に何回画面を書き換えるかを表す数値。その数値が高いほどより効果があるが、その分バッテリーに負担をかける。
iPhoneなど多くのスマートフォンは60Hz。
Androidの上位機種は90や120Hzが多い。擬似的240Hzというのもある。
ちなみにiPadproと新しいiPadAirは120Hz。おそらくPencilの反応をよくするための仕様。

つまりバッテリー「大容量」はそれほど信頼できる基準にならなくなっているらしい。だからなのかiPhoneはずっと公表していない。そう考えると注目されているiPhone12や12miniとかでも結構持つかもしれない。

2.レスポンス

iPhoneからAndroidに乗り換えて一番驚いたのは、そのキビキビした動き。何をしても早い!アプリの起動・切り替え・終了、文字入力、どれも早すぎる。

色んな人たちがいわゆるベンチマークテストで処理速度の速さの数値を公開している。数値だけならiPhoneが一番早い結果になる。でも体感はやっぱり遅い。店舗のiPhone11proMaxと11proMaxよりも1年前に発売された自分のAndroidとを何度も比べたけど、iPhoneはお世辞にも早いと感じない。何でもワンテンポ遅れて動く感じ。

12系でどれだけ改善しているのか楽しみだが、そんなに劇的な変化は無さそうかなと思う。仮に12のどれか買うとしてもAndroidより遅いなら「サブ機」という位置づけになるかな。

3.おサイフケータイ 

元々キャッシュレス派なので世間がキャッシュレス化することはありがたい。いわゆるQRコードやバーコードの「スマホ決済」も色々な種類を使ってきた。もちろん、スマホ決済はAndroidでやってた。

でも近辺でスマホ決済ができるのはドラッグストア3店舗だけ。スーパーは1店舗しか使えない。その4店舗全てで使えるのはメルペイとLINE Payだけ。よく利用するスーパー2店舗はクレジットカードしか対応していない。

現金やクレジットカードしか使えない店を除いて、もっとも汎用性の高い「スマホ決済」を考えるとQUICPayとなる。なので最近はQUICPayを主に使っている。ただ今持っているAndroidは対応していない。なのでiPhoneをテザリングさせて決済している。

やはり1台にまとめたい欲求はある。しかしAndroidでもロースペックからハイスペックまで対応している機種は多くはない。特にハイスペックの機種にはなかなか無い。そう考えるとiPhone12系はいい選択肢かなと思う。

4.サウンド 

iPhoneの本体の音は十分いいレベル。plusとか大きなタイプなら音が小さいというストレスもほとんど無い。でもAndroidは結構サウンドを重視していない機種が多い。SonyとSHARPの上位機種以外はどれもダメっぽい。今持ってるAndroidも音が全くダメ。音楽どころかYoutubeやPodcastを聞くのもストレスになる。ちなみにYoutubeはiPadで見るようにしている。

よく「別売りのスピーカーとかヘッドフォンで聞くから気にしない」という声も聞くけど、やっぱりそのまま聞くのが一番便利なので、これも重視している。

5.厚み

iPhoneX以降一度もiPhoneの買い替えをしていない。その大きな原因は「TouchIDが無くなったこと」と「大きさに見合わない重さ」以上に、「厚み」が違和感あり過ぎたから。確かにiPhone11はコスパ最高でカラーも豊富。でも買わなかった。何度触っても「重たい」「分厚い」というストレスが抜けなかった。

Androidはどれもみんな薄いものが多い。あのiPhoneにさらにケースを付けたらさらに分厚くなる。そう考えると「普段使い」がそもそも辛いと思った。

今回iPhone12はかなり薄くなった。ただ、かつての4や5と同じ「角が立ってるデザイン」になったので、「大きい」と感じるかもしれない。

iPadproはすでに丸みのあったデザインから角が立ったデザインに変わって数値的には薄くなってる。どちらも持ってるけどは肌感覚は全く逆で「より厚くなった」という印象を持ってる。

余談

新しいiPadAirに電源ボタンにTouchIDが採用された。iPadProのFaceIDはかなりのストレス。横向きに使ってると認識してくれないことが多い。覗き込むのが面倒なのでパスコードで解除することの方が多い。iPadAirにTouchIDが採用されたのでiPhone12も期待された。でもUSBのタイプCと同じく採用されなかった。「13こそは」という期待も出るかもしれないけど、多分採用されない。なぜなら「MagSafe」のケースがあるあるから。このケースを使ったらTouchIDは構造上搭載しても意味が無くなる。そう考えると今後も採用される可能性は低そう…。

まとめ

基本的に家電とかガジェットとか言われる物を買う時は、必ずスペックを全てチェックしている。でもデジタル機器は数値通りじゃないことが本当に多い。それでもスマホはまだまだ数値に信頼があると思ってた。でももうそういう時代じゃなくなってることが今回色々と調べていて思った。

スマホは仕様の数値だけで判断できなくなっている。

お金が無いのでiPhone12系を買わないと思う。Androidも買い替えたいと思ってるけど、AQUOSはカメラが悪すぎるし、Xperiaはバッテリー持ちが悪い。その他のメーカーはほとんどおサイフケータイや防水に非対応。

どれかを優先すればどれかを諦めないといけない。おサイフケータイや防水を重視したらAndroidの選択肢はほぼ無くなる。その反対を考えるとiPhone12は悪くない。ただレスポンスは一番大事…。

買いもしないはずのiPhone12。発表から2日ほど調べまくってた。そういう意味ではやっぱりiPhoneはすごいなと思った。


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