パスハ復活大祭Pascha-東方教会
2020年の4月19日は、東方正教会の復活大祭(Pascha)、新型コロナ感染拡大に伴い、例年とは異なり聖職者だけで執り行われた。
エルサレム聖墳墓教会でギリシャ正教エルサレム総主教のテオフィロス3世(Theophilos III)が「アクシオス(Axios、「汝はふさわしき者なり」の意)」と唱えながら教会の中心にある装飾された墳墓の周囲を3度まわった後、イエス・キリストが埋葬されたとされる場所に建つ神殿に入り、天から火を受け取り数本のろうそくを持って再び現れる。
今年の聖火の儀式はアルメニア使徒教会、コプト正教会、シリア正教会のそれぞれの大司教と聖職者の出席だけで執り行われ、テルアビブのベン・グリオン空港から10正教国へ輸送された。
この状況下、ロシア、ウクライナ、ギリシャ、エジプト、パレスチナ、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、モンテネグロなどでは外出規制により復活大祭ミサは聖職者だけで行い教会へ行くことを禁止(遵守していない国もある)正教徒は自宅からTV放映で参加することになる。例外は北マケドニアで教会へ行くことを阻害していない。さて日本はというと近所のロシア正教会支所では深夜のミサは中止、朝のミサは行うとの案内。
Coronavirus: Orthodox Easter weekend marked under lockdown
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