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東急世田谷線(スコッチゲージ)

昨年2022年ですが、東急世田谷線がこんなにモダーンなデザインで驚きでした、私の記憶が古過ぎるのですが。車両は2001年に現在の300系に更新されている。

この世田谷線、スコッチゲージ(4ft 6inch軌間、1372mm)、スコットランドで19世紀初期に採用されたが、その後、標準軌(1435mm、4フィート8 1⁄2インチ)に統一され、英国では1846年に廃止され標準軌に改軌。なぜか日本では明治15年(1882)に都電の前身である東京馬車鉄道で採用され、現存する都電に引き継がれている。

それから、京王線が井の頭線を除く全線で1372mmが採用されている。都営地下鉄新宿線が乗り入れているので同じ軌道幅である。京王線は創業期に東京市電への乗り入れを意図して1372mm軌を採用したが実際には乗り入れしていないない。都営地下鉄新宿線が計画時に京王電鉄に標準軌1435mmへ改軌するように迫ったが、京成電鉄のようにはいかず、工事期間中の営業損失を盾に実現せず、逆に新宿線が京王線の軌道幅へ合わせるという歪な結果になっている。

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