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2020/01/20~01/26

2020/01/20

午前中、耳鼻科。予約済みなのだが、なぜか40分待たされる。もういっそ、診察なしでアレルギーの薬だけもらえれば話が早いのだが。

そして、午後になって仕事が枯れる。米国はまだ日曜日なので、月曜日は時々こういう事態になるのだが、そうなってみると午前の無為な時間が惜しまれるな。


でもまあ、ちょうどいい空き時間なので、とある依頼に対応。ダンス作品のタイトル英訳について意見がほしいというメール。拙訳のWebコミック(No Rest for the Wicked)を見て、ご連絡いただいたそうな。
本家が更新されなくなって久しく、必然的に翻訳も長らく止まっているのだが、こういうことがあるとやはり嬉しい。


その他、細々した連絡やら手つかずで済ませていたあれこれで、何となく時間が過ぎていく。
一番時間を取られたのは、Radio David Byrne等でメモしていた曲の確認と整理。2017年12月まで聞き終わってキリがいいので始めてみたが、既になかなか膨大な量になっている。ある程度整理はついたので、BGMで聞きながら絞り込んでいこう。

この数年、新しい音楽をいかに探さなくなっていたか。少し思うところもあった。

2020/01/21

今日はガイド技術の勉強会。実際に観光スポットに出かける。行き先は京都の青蓮院、知恩院など。英語のガイディングよりも、下見の目的が強い会となった。

青蓮院は初めて訪れた。いい庭だった。観光客も少なく、静かな気持ちになれる。

知恩院は青蓮院から歩いてすぐ。こちらは3年ぶりくらいだと思う。その頃は修理のため御影堂が囲いに覆われていたが、今はなくなっていた。4月に落慶法要なのだそうだ。他に三門、阿弥陀堂、鐘楼などを訪れる。
ここは、どう回るのがよいか思案のしどころ。坂(石段)が多いうえ、行き帰り同じ道を通る箇所が多い。一番最初に目に入りインパクトが強いのが三門で、御影堂も鐘楼も大きいのだが、三門以上の感銘を受けるのは難しいかもしれない。


こんな話などをしながら知恩院を去り、祇園を抜け、寺町の方へ向かう。錦市場の近くで昼食。メイン(主に肉)と、おばんざいを少量ずつ多種並べたプレート。美味しゅうございました。


昼食後、一同と分かれて一人、古書店へ。来月の見積もり実習に使える本を探す。書物研のアトリエにあるものを使ってきたが、教材に使えそうな本が常にあるとは限らない。自分でも何冊かキープしておこうと思ったのだ。

できれば洋書(19世紀以前がよい)で、ほどよく壊れている本…というのは、案外手に入りにくい。京都で洋古書と言えばキクオ書店なのだが、壊れた本は(少なくとも店頭には)並んでいない。
ところが、何の気なしに入った平安堂書店で、いい感じに壊れた洋書を2冊発見。床に直接置かれていたような代物だったが、こちらとしてはそれくらいひどい扱いをされていたものの方が都合が良い。

ただ、そんな本だったので、値段がついていない。「こんなん掘り出されても困るわー。普通売らへんのやけどね」と渋るのを何とか売ってもらう。2冊で1000円。もう一声と思わないでもなかったが、「じゃあ売らない」となっては困るので、言い値で購入。

近くの京阪書房にも立ち寄る。教材に使えるものはなかったが、『書画と骨董の鑑定法』という本が安く、ちょっと面白かったので購入。奥付がないが、中の記述から、おそらく大正10年頃の出版。後ろ1/3くらいが美術関連の道具や材料のカタログ兼広告になっていて、本文よりもむしろ興味深い。

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腰痛はだいぶ回復したのだが、長時間歩いたので少し痛みが出ている。元々痛かった右側でなく、左側の方に。それでもまあ、動かしといた方がいいのだろう。

2020/01/22

予報では雨だったはずが、日中は晴れ時々曇り。夜になってから降り始めた。

昨日長時間歩いたせいか、腰が少し痛む。ただ、痛みは筋肉痛のそれに近く、普通に養生していれば問題なさそう。

この日記はTumblrに載せているわけだが、いくつか気に入らないところが出てきている。
一つは画像。昨日の画像からもわかるが、画質がよろしくない。テキストにアップした画像は横540ピクセル辺りに縮小されるとのこと。回避する方法を色々試してみたが、情報が古いらしく、うまくいかなかった。
もう一つは、ダッシュボード。各種投稿やその他諸々に使用する、ユーザー専用の画面だが、ここにあれこれTumblrからのお勧めだか何だかが表示される。邪魔でしょうがない。これについては、ユーザー以外には表示されないし、ブラウザのプラグインで解決できるらしいから、そのうち対処する。

画像関連は癇にさわるので、意地になってあれこれしていたら、ずいぶん時間を取られた。にもかかわらず、何も解決していない。Tumblrを諦め、引っ越しを検討した方がよいのかもしれない。

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モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズ氏、死去とのこと。ご冥福を。

2020/01/23

今日は1日部屋に籠もってお仕事。

昼にケアマネさんの訪問があるので、その前に軽く掃除…はしたが、腹痛のためそこそこで切り上げる。

ケアマネさんとの話はいつもと変わりはなく、デイサービスでの母の様子を聞いたり、次々回のショートステイの日取りや介護タクシーの手配日を取り決めたり。
良くも悪くも、介護の日々に慣れつつある。うちの親の場合、体はそこそこ動くから、そこまで負担でないというのもあるのだろうけれど。


Tumblrの代わりということで、noteをちょっと調べてみたり。ただ、ひとまず今月まではTumblrで続けていくつもり。


読了:『光の量子コンピューター』(古澤明)。半分も理解できたかどうか怪しい。まあ、ざっくり雰囲気だけでも。そのまま著者の受け売りになるけど、光子ベースの量子コンピューターが一番持続可能性は高そうだなと思う。電力消費の点だけを取っても。

2020/01/24

新型肺炎が話題になっているが、自分も観光案内所で仕事をしているので、無関係ではない。むしろ大いに関係がある。…が、かと言って、恐れおののくというわけでもなく。

報道の数値を信じるなら、致死率は3%程度。感染力は外的要因に左右されるので断定はできないが、まあインフルエンザほどではなさそう。変異の怖さは残るが、このレベルではWHOも人の流れを制限できまい。


この手の騒動で自分が思い出すのは、SARS(2003年頃)ではなく、2009年の新型インフルエンザだ。SARSのときと違って、国内でもかなり患者が発生した。当時、自分が住んでいた沿線には比較的早い段階で患者が発生して、自分も外出時にはマスクを欠かさないようにしていた。

今回の新型肺炎は、悪くても2009年と同じくらい、おそらくそれよりも騒動は小さくなると見るが、さて。もちろん最悪のケースも想像してはいるのだけれど。


少し気になるのが、発熱せず呼吸器まわりの症状だけなのに死亡した例があるという報道。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4JV70DWX2PT01
感染者を検知できないという問題はもちろんだが、感染していてもあまり自覚できないのが怖い。


自分も1月7日頃に、喉が痛いが発熱しない風邪(?)をひいている。だるくしんどかったが、日常生活くらいは十分送れるので始末が悪い。あの風邪(?)も結局、治ったんだか治ってないんだか……
……というか、外国人旅行者と多く接する環境、発熱せず呼吸器まわりの症状だけ、といったことを考え合わせると……ひょっとしてワタクシ、既に新型肺炎かかってた?


とまあ、そんな他愛ないことを思いつつ、明日は観光案内所へお勤めなのである。

2020/01/25

天気予報では、今日は晴れ。明日からはまた雨。・・・ということで、朝一番に洗濯機を回す。
バタバタと朝食の準備をし、洗い終わった洗濯物を干し、出勤。

空を見ると、うろこ雲が出ていた。うろこ雲が出たり、雨が何日も続いたり、秋みたいだなと思った。でも、秋に比べると、ずいぶん空は低い。

別の方向に目をやると、等間隔に線を引いたような雲だった。名前が気になって後で調べてみたら、層積雲の中でも「うね雲」と呼ばれるものらしい。田んぼの畝に見た目が似ているから。

駅に着くと、改札付近に白いものが二つ落ちていた。マスク。新型肺炎がニュースをにぎわせ、気にしてマスクを持ち運ぶ人が多いということか。あるいは、自分が新型肺炎関連に過敏になっていて、当たり前の落とし物が目にとまりやすくなっているのか。

案内所にて。中国語スタッフとの話題も新型肺炎が多くを占めた。ごった返している武漢の病院の映像など見せてもらう。

昨日の日記に書いたとおり、今回の騒動は、悪くても2009年程度 (…と言ってもかなりのものだが) か、おそらくそれ以下だろうと自分は思っている。なので、悠然と、さりとて油断なく構えていればよいのだが、自分は何分まわりに影響されやすい性分である。だいたい、自分が何かを予想すると決まって外れる。新型肺炎については、もう少し警戒しておく方がよいのかもしれない。

中国語スタッフとは、鹿の話もした。曰く、先日来、人間の食べ物を鹿に食べさせる観光客が多かった。ある中国人観光客に注意したら、開き直られた。その開き直りが情けなくて怒った・・・云々。

鹿のためにそこまで怒ってくれるのは、ありがたい。ただ、こんな風に個別に注意しても限界がある。大規模かつ効果的な広報活動が必要だが、案内所のスタッフには、荷が重すぎる。鹿愛護のチラシは既存のものがいくつかあるのだが、置いている場所は限られ、目にもとまりにくい。

自分がチラシを作るなら、キャッチコピーを「鹿を殺さないでください」とする。その下か裏面に「~することで、あなたは少しずつ鹿を殺しています」てな感じで、具体的な事例を記す。もっとも、こういうチラシは、お役所は一番作りたがらない。

・・・と、こういった話をした。途中からは例のMさんも加わって、お客さんの少ない時間帯だったのに、賑やかになった。

今日は春節で、中国人観光客が爆発的に増えるかと思っていたが、そうでもなかった。観光客が少ないわけではないのだが、通常の土日程度。だが、今日は若草山の山焼きでもある。おかげで、午後からはもう少し人出が増え、その手の問い合わせも多くなった。

でも、案内所は花火や山焼きが始まる前に閉めてしまう。自分は夕食の支度があるので、そそくさと家路につき、今年の山焼きは見ずに終わった。

2020/01/26

夜中に降っていた雨は、朝には上がっていた。案内所へ向かう途上、若草山が黒く焦げているのが見えた。今年の山焼きは上首尾に終わったようである。

案内所で中国語スタッフと交わす話題は今日も多くは新型肺炎だった。中国政府が団体旅行を禁止するという昨晩のニュースには驚いた。観光業界に片足を突っ込んでいるものとしては、今後が気になる。

致死率は約3%と余り変化していないようだが、感染力がよくわからない。昨日の患者数1200人が、今日になって1900人超というのはなかなかすごい。でも、武漢の病院の映像を見るに、あれだけの人が押し寄せれば、感染力が相当低くても700人くらいは簡単に増えそうにも思える。
いずれにしても警戒すべきは変異。封じ込められるなら、それに越したことはない。

大相撲初場所。徳勝龍が優勝とは驚いた。優勝インタビューの受け答えがなかなか面白くて、「こいつ、できるな」と失礼な感想を抱いたり。

奈良県は相撲発祥の地…ということになっていて、葛城市當麻寺の近くには、相撲館けはや座という相撲の博物館(?)が建っている。そのけはや座に行くツアーで、外国人旅行者をよく案内していた。
厄介なのは、車で1時間ほどかかること。車中をどうにかつながなければならない。そこで欠かせないのが相撲トリビア。外国人力士が何名で出身はどこだとか、まわしは洗濯するのかとか、舞の海が新弟子試験をパスするのに何をしたかとか…そういったことを事前に仕込んでいくわけである。

そんなわけで、奈良県唯一の幕内(ときどき十両)力士が徳勝龍であることはよく知っていた。毎場所、ニュースで勝敗表が出て来ると、徳勝龍の名前を探すくらいはしていた。

それだけに、今回の優勝はやっぱり意外。14勝1敗するなんて、こんなん自分の知ってる徳勝龍とちゃう…。でも、テレビで見た今日の取り組みは力強く、まさに優勝力士の相撲だった。

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