自分たちで自分たちの卒アル写真を撮った話

このnoteを開いてくれた皆様へ

 klis19のTSと申します。klisアドベントカレンダー12月8日分の担当をしています。
https://adventar.org/calendars/8181

 klisのアドベントカレンダーと言えば、主に友人各位が書いた文章を楽しく読みながら文字書きて~とぼんやり思うイベントだったのですが、何を思ったか今年は書く側に回りました。
 タイトルの通り「自分たちで自分たちの卒アル写真を撮った話」をしていこうと思います。言葉や思い出はいつか薄れてしまうものですが、文字にしておけば残ってくれるので良いですね。記録の大事さを実感します。
 自語りと友人たちへの言葉を交えた別段面白みのない個人の1日の記録ですが、どうぞお付き合いいただければ幸いです。

筑波大学春日エリア メディアユニオン前

 集合場所はメディアユニオンの前、もっと言えば図情大のお墓前。人数は7人で、自分の他に女友達が5人と男友達が1人居ました。
 春日まで歩いていくことを勘定に入れ忘れ、10時半集合のはずが春日のテニスコートあたりに10時28分着、お墓の前まで行った頃には時計の長針が6より左側にあったと思います。前日までの寒さが嘘のような日差しの中、先に着いていた友人と「コート今日いらなくね?」「研究室に置いてこようか迷う」なんて話をしました。
 元々卒アルを撮るという話ではなかったのですが、筑波大学を歩きながら写真を撮ろうという話ではあったので、カメラを持っておらず被写体になる気満々の自分はさることながら、友人たちも気合いの入った服を着ていて可愛いなあと思ったことを覚えています。友人たち本当に可愛いです。当然メイクも完璧でした。
 自分は普段メイクを一切していませんが、この日は友人の1人がメイク道具を持ってきていて、他の友人にしてあげるついでに自分にもしてくれました。メイクって凄いですね。前々から興味を持ってはいますが面倒くささと友人たちが褒めてくれるのに甘えて覚えようとしていないので、そろそろきちんと覚えた方がもっと人生楽しくなりそうだなとは思いました。

 そういえば書いていてふと思いましたが、図情大のお墓前集合だったのにお墓の前での写真は1枚も撮っていません。今度皆で集まった時にでも卒業式の日にでも、どこかで墓参り写真が撮れればななんて思います。

メディアユニオンと7D棟を繋ぐ渡り廊下

 この日最初に写真を撮った場所です。そもそもここで写真を撮ろうという話はしていなくて、そろそろ行こうという時に誰かが研究室に物を置きに行きたいと言った途中だった気もします。別の記憶と交じっているかもしれません。この場所で友人がカメラを構え始めた頃、7D棟からユニオンの方へと渡り廊下を通ろうとして、気まずそうに横を通ったりこちらを一瞥してから階段の方へ進路を変えたりした人間が数人居たことははっきり覚えています。
 ユニオン側から7D棟を背に、並んで写真を撮りました。それから、普段皆で喋っている様子をそのまま切り取ったような写真を。
 カメラを持ってきてくれた友人は「ピースしたら怒るよ」と言いながらレンズを向けてくるタイプの人間なのですが、本当に空気を切り抜くのが上手だなと思います。

 横道に逸れてしまいますが、彼女の写真で一番好きなのは平砂の舞い散る桜を撮った写真です。
 満開の桜、風に煽られて舞い散る花びら、もう落ちてしまった花びらで薄ピンクに染まった通り道、道端に停まっている赤い自転車とその先に見える掲示板。普遍的すぎて認識しないような春の日常が切り取られた写真だなと思えて好きです。
 それと同じ日に撮ったと言っていた、桜の花びらたった1枚だけにピントを当てた写真も。写真にまつわるエピソードと併せて見せてくれたことはきっと何年経っても忘れないんじゃないかななんて思っています。あとは旅行の写真とか。プールバイトの写真も好きです。

 閑話休題、自力では知りえなかった自分たちの作り出す空気感を手元に残すことが出来るのはまさに卒アルで、それを大好きな友人の写真で思い返せるというのが贅沢なところです。

シンデレラ階段

 渡り廊下での撮影と談笑の後は、1つ下の階に降りて学生支援室の間から7B棟を抜け、シンデレラ階段へ。
 シンデレラ階段と言えばklis所属の(あるいは所属していた)人たちならもうどこか分かっているかと思いますが、春日エリアの支援室横にある階段です。吹き抜けになっており、階段下にあるソファとテーブルまで見渡すことが出来ます。
 人数が多いこともあり、数人ずつのグループで話しながら歩いていたのですが、先に歩いていた3人が踊り場よりも下に差し掛かったあたりで吹き抜けの上から写真を撮りました。カメラを持っていない自分と友人たちは、下の3人に話しかけたり写真を撮っているところを撮ったりしながら過ごしました。
 当然のことながら、カメラ係の友人が心行くまでその3人を撮った後は自分たちの番でした。カメラは男友達の手に渡り、自分たち3人の写真は彼が撮ってくれました。1段ずつバラバラのところに立って上を見上げている写真と、縦1列に並んで撮った写真があります。
 縦1列で並んだ時は、前にいる友人の頭にダブルピースを角のように付けてあげました。その友人はさらに前にいる友人の頭を鷲掴みにしていたので多分自分の方が優しかったと思います。

 ちなみに、渡り廊下のところでも彼が撮ってくれた写真はありますが、しっかり楽しそうな自分たちが写っていて彼のシャッターを押すセンスが光っていました。その写真はこの日の写真の中でも特に好きな1枚です。撮ってくれてありがとね。

 折角なのでこの日来ていた友人についても少しずつ書いていこうと思うのですが、彼については当日会うまで来るとは微塵も思っていませんでした。前日のド深夜に話を聞き来ることになったらしいので当然ではあるのですが、仲の良い人間の1人なのでこの日に居てくれて良かったと思います。とは言え、この日来た皆で集まる時はよく一緒にいる人間なので、心のどこかで彼も来るだろうと思っていた節がないと言えば嘘になるかもしれません。
 写真に写ることを好まない彼は本当にこの日被写体になることはなく、荷物持ちと自分たち6人が集まった時の写真を撮るのに専念していました。しっかり荷物持ちにされていた彼ですが、散歩好きだしカメラのことも教えてもらえて良かった、と言っていた彼のそういう所が素敵だと思います。

春日宿舎周辺

 写真を撮りながらシンデレラ階段を降りた後は、天王台エリアへ向かうために外へ出ました。最近出来た無人コンビニの横を抜け、7A棟から春日講堂の前を通過し、自転車置き場とテニスコートの間の通路。
 そこで1人ずつの写真を撮りました。卒アルという言葉が出てきたのはここで写真を撮っていた時だったと思います。
 春は満開の桜が咲き誇り、夏になると青々とした葉を付けた木々が生い茂っている場所ですが、色の付いた葉っぱを気持ち程度に添えた木と枝だけになった木が連なったそこは、もう今年も終わりが近づいているんだなと感じさせるには十分な場所でした。
 卒アルという言葉も重なって、もうここをこんな風に皆で歩くこともなくなっていくのかとセンチメンタルになったことを白状しておきましょう。そうは言っても友人たちとの撮影自体はすごく楽しかったので、そんな気持ちはすぐに消え去ってくれました。写真が最高すぎて思い出しても「そんなことより楽しかったな~」になる程度には楽しかったです。

 自分の話をすると、ここで撮ってもらった写真は中々に格好良くてお気に入りなのですが、実際にその写真を撮った友人が自分の目の前でサークルの後輩に喜々として見せていた時は流石に恥ずかしさが勝ちました。klis以外の仲良い友人相手には自分から「見て!!!!!恰好良くね!!??」と喜々として見せました。まだ見てない人間がいれば教えてください。喜んで見せに行きます。多分。
 そもそもこの日は服装が優勝していたので服だけでも見てほしいです。

Photo by しおリ 
後述している芝での写真です。ha|za|ma最高!

 さて、1人ずつで撮った時の話に戻りますが、ここで楽しかったのは写真を撮られている人間に対して横から「かわい~~!!」とか「こっち向いて~!!」とかいう声を飛ばしていたことです。皆でキャッキャしながら1人をおだてるのって楽しいですね。
 1人ずつの写真を撮り終わった後は、春日宿舎の女子棟の前で写真撮影をしました。自分は1年生の時からアパート暮らしなので見ているだけでしたが、宿舎に住んだことがある4人で楽しそうに写っていました。カメラ係は男友達で、上手く撮れないと唸りながらシャッターを何度も押していたのを横から口出ししながら眺めました。楽しかったです。

筑波大学天王台エリア 3学

 この日の裏テーマというか何というか、「筑波大学を歩きながら皆で写真を撮る」はここまで書き記している通りこの日の目的だったのですが、実はもう1つ皆でやりたいことがありました。粉とクリーム、所謂「粉クリでお昼ご飯を食べる」ことです。
 集合したのが10時半、喋りながら写真を撮って歩いているわけですから、当然の如く天王台エリアへ向かって歩き始める前にお昼ご飯の時間が来ます。結局3学まではバスで移動しました。
 バス停を降り、粉クリの横にあるカーブミラーを使って全員で写真を撮り、それからパスタの券売機に並びました。荷物持ちをしていた男友達に皆で100円ずつ感謝の気持ちも渡しました。とは言え流石に少なすぎるので、また別の機会に別の何かで返す予定です。
 お昼ご飯は確か、日替わりがきのこと鶏肉のクリームパスタで、きのこさえ入ってなければ.....と思いながらカルボナーラを選びました。きのこに悔やんだことと結局一番好きなカルボナーラを食べたことしか覚えていません。そういえば、人数が多かったので3つのテーブルに分かれたのですが、同じテーブルだった2人は両方ともスープパスタを食べていたことも覚えています。
 久々の粉クリは美味しかったです。1年生以来だったので実に3年ぶりでした。絶対に食べきれないと思ってパンは買いませんでしたが、卒業するまでにパンももう1度ぐらい食べておきたいですね。ちなみに一番好きなパンは目玉焼きとベーコンが乗ってるやつです。
 粉クリでは後輩や同期にも出会いました。雙峰祭でも思いましたが、約束しているわけでもないのに知り合いに会うというのが大学を感じられてすごく好きです。
 食べ終わってからは、3学の粉クリ横、フリースペース入口付近の等間隔に作られている柱のところで撮影しました。柱から顔を出す構図がどんな風に写っているのか写真を見るのが楽しみです。この記録を書いている時点では、宿舎付近以降の写真がまだ送られてきていません。(追記。7日に写真が送られてきました。めちゃくちゃ良い写真でした。)

石の広場

 筑波大学と言えば、学費と芝が揃った石の広場か森だと思っていますが、やっぱり卒アルと銘打っているからには石の広場あたりは外せません。勿論それとは別で一休憩というか、久しぶりに芝でダラダラしようという気持ちも皆の中にはあったとは思います。
 授業時間に差し掛かっていたこともあり、芝では2,3人ほどの学生がご飯を食べていたりただ座っていたりするだけでした。一旦全員分の荷物を適当に寄せて置き、思い思いに芝に座ったり縁のコンクリートに腰掛けたりして一休憩です。
 2人ずつで写真を撮って、お互いのスマホでも撮り合って、適当に喋って。久しぶりに芝充していたなと思います。
 ここで一番印象的だったのは、友人との話の流れで「ha|za|maのコートのひらめきが最高だから見てくれ」とコートを揺ら揺らさせようとした途端にカメラのレンズがこちらを向いたことです。ちょっとだけ怖かったです。でも最高の写真が撮れていたので色んな人に見せて回りたい気持ちがあります。本当にコートめちゃくちゃ恰好良くて裾の翻り方が綺麗すぎるんですけど、ha|za|maっていうブランドのコートです(布教)。
 芝だけでなく、石の広場のど真ん中に立った写真も撮ってもらいました。まだちゃんとは写真を見れてませんが、友人が撮った写真なのでめちゃくちゃ格好良いことぐらいは予想がつきます。楽しみです。(追記。格好良くなってました。構図が天才すぎたので友人に見せて回ろうと思います。)

 急な自語りをすると、基本的に自己肯定感がバグり散らかしているので大体俺かっけ~!のメンタルで生活しているのですが、実際に格好良いと言われながら被写体をするとめちゃくちゃ照れがでてしまって、そこは悔しいポイントだったなと思います。当たり前だが?のメンタルで恰好付けられればもっと良かったんだろうな...........。

ループ

 5限からの授業を取っている友人がいたのもあり、14時が近くなったあたりで石の広場を後にしました。図書館の横から階段を降り、総合研究棟のあたりからループに入りました。ループに向かう途中のベンチでも写真は撮りましたが、春日に向かってループを歩く間に印象強いエピソードがいくつも出来たのでここは割愛です。
 総合研究棟を抜けてから数歩ほど、向かい側からチャリが来ました。正直に言うと目の悪い自分は横を通るその瞬間まで誰か分かっていませんでした。友人たちが一斉に声を上げてやっと気付いたと思います。全員の共通の友人で、この日居たある友人の恋人でもあります。チャリに乗ったまま、すれ違いざまの挨拶だけでスルーしようとしていたその友人を、別の友人が「なんで来ないの!!??来いよ!!!!!」とキレながら引き留めていたのは本当に忘れられません。面白かったです。しっかりカップルで写真を撮る流れになっていたのも忘れられません。
 彼氏の方が彼女の肩に手を回したあたりがこの日の最高潮でした。叫び声が一帯に響いていたと思います。推しカプのファンサでした。

 推しカプエピソードのついでにこの2人の片方についても少しだけ。バイト先が同じ系列で(もう片方は完全にバイト先が同じですが)、1年生の時からよく話していたこともあり、話題も尽きず何かとお世話になっている友人です。最近だと研究室にお邪魔させてもらって、隣の無人席を陣取っていることもままあります。この友人も写真が上手です。春のように穏やかで、一緒にいると落ち着く大好きな友人の1人です。

 そこからまた少し歩いて、落ち葉の絨毯を敷いている木の前でも写真を撮りました。落ち葉を手にポーズを撮る友人たちは、どの写真でも綺麗で可愛くて素敵でした。
 木の下で座っている写真や、木の前で微笑んでいる写真、降り注ぐ落ち葉の中で笑う写真。人数が多いと落ち葉を人力で降らせるなんてことも可能で、何回か失敗しながらああだこうだ言っていたのを思い出すと、皆で卒アルと銘打つにふさわしい写真を撮っていたんだなと思えます。
 少し先の紅葉している木の下でもまた写真を撮りました。森と揶揄される筑波大学ですが、そのおかげか綺麗な紅葉スポットがたくさんあって、写真を撮るには困りませんでした。
 ここでの思い出は、自分の他にもう1人、髪の明るい友人と2人で写真を撮ってもらったことです。勿論他の友人とも写真は撮ってもらいましたし、それもすごく良かったです。ただ、何気にこの友人との写真って今日に限らず少ないよなと思っていたのが大きいと思います。(追記。写真見たらめちゃくちゃ調子乗ってそうな顔しててウケました。何?)

 それとこんなことを言うのもなんですが、この友人の顔がシンプルにめちゃくちゃ大好きなので嬉しかったのもあります。勿論性格も好きだし、話していて楽しい相手でもあるし、趣味の合う友人です。彼女の綴る言葉も好きです。陽に照らされた流水のように透き通っていて、きらきらと柔らかく反射していて、いつだって笑いかけてくれる彼女によく似ているなあと思います。
 つくばから離れてしまう来年以降、どうなっても一番遊びやすい距離にいるはずの友人なのでこれからもたくさんご飯に行ったりライブに行ったりしたい気持ちがあります。

 1学と会館の間にある橋のふもとでも写真を撮りました。坂道が黄金色に染まっていて、「カメラ係をしている友人に似合うだろうな」なんて思って、そのまま声をかけた記憶があります。カメラ係の友人とはサークルも同じで何度か旅行にも行きました。旅行の写真が上がる度に彼女の写真だけ少ないのが何となく寂しかったので、この日の写真は皆同じぐらいあるのが嬉しいです。自分と友人の2人での写真も撮ってほしい、と彼女の口から出たこともすごく嬉しかったです。
 自分も友人たちを撮ろう撮ろうと思っているのに、あまりにも写真を撮る習慣がなく、結局この日も片手に収まる程度しか撮っていなかったので、カメラを触れる人間が複数居て良かったなあと改めて思います。そうじゃなかったら自分から写真撮ろうよなんて声はかけなかったと思います。
 橋の上では集合写真を撮りました。皆が写るように身長のことまで考えたので、5人の写真と6人の写真で自分と友人の位置が反対になっているのが個人的面白ポイントでした。身長伸びないかな。
 橋を下り、大学会館の前。"IMAGINE THE FUTURE"と書かれたのぼりと"筑波大学"と書かれたのぼりの間で1人の友人が写真を撮ってもらっていました。この集まりの中では唯一の3編生である彼女は、途中から知り合ったとは思えないぐらい馴染んでいて、存在しないはずの1年生の時の記憶を語れてしまいそうなぐらいです。
 「他にものぼりの前で撮りたい人いる?」と聞かれて、彼女以外はそのまま撮らずにその場を後にしました。思い返せば、自分たちの中であの場所が一番似合うのは彼女だと思うので、彼女の写真があれば十分なのではないかななんてことも思います。

 「これ勉強しようと思って」の次の瞬間参考書が出てきて気付いたら試験を受けている、本当に勤勉な友人だと思います。本人に言えば否定される気もしますが、これを当たり前だと捉えてそうなところが凄いなあと思っています。
 専門的なことをスラスラと喋ってくれる彼女は話していてとても楽しく、テンションの高さに助けられていることだってあります。そのくせ白菜とキャベツとレタスが分からなかったり論文以外の英語はさっぱりだったり、そういうところで人間バランス取れてるんだなあと思います。意味が分からなくて好きです。体を壊しがちなのはすごく心配しているので、健康に生きてほしいとも思っています。体をもっと労わってほしい。

 時間が迫っていたこともあり、会館を過ぎたあたりで5限のある友人がバスに乗りました。歩き回って疲れていたことに加え1人居なくなったのもあって、卒アル写真の時間はここで終了となりました。

 余談ですが、Google mapによるとこのループの道はかえで通りというらしいですね。ループで撮った写真の背景はどれも、その名に相応しいものだったと思います。

カスミ 筑波大学店

 写真を撮る時間は終わりましたが、1日はまだ終わっていません。冬にしては暖かい日で、歩き回って火照っていたこともあり、カスミでアイスを食べようという話にまとまりました。
 春日までの道すがら、一休憩には丁度良いスペースでした。アイスを選び、100円のコーヒーとココアを各々が買い、外の椅子に並んで食べました。半数以上だったか全員だったかがTwitterを開いていたのが「らしいな」と思いました。
 アイスは友人とパピコのホワイトサワーを半分こしました。事あるごとに挟んできた友人の話もここで終わりです。6人目。

 1年生の頃からというか、大学が対面だった頃は何かと一緒にいることが多かった友人です。体育が同じだったり、同じでなくとも体育の後は毎回のようにスタバに行ったりご飯に行ったりしていました。用事がある時ぐらいしかほとんどLINEをしない自分が、珍しくどうでも良いスタンプを送り続けたりする友人だったりもします。
 周りをよく見ていて、気遣いが上手いなと思います。宅通なのでコロナに入ってから中々会えなかったのが心残りでしたが、最高の思い出が出来たので良かったです。

筑波大学 春日エリア

 平砂で男友達と解散し、自分もそこで一度離脱しました。家からパソコンを回収して、4年生らしく研究室で再集合しました。友人の授業が終わるのを待ってサイゼリヤで夜ご飯を食べようという話だったので、18時まで卒研をしていたんだと思います。そこの記憶はあまりないですが、友人からの授業終わったよLINEに全く気付かなかったことは覚えているので、恐らく集中していたのでしょう。
 授業終わりの18時、記事のタイトルとは全く関係ない、この日最大のサプライズがありました。1年生の時以来全く会うこともなく連絡を取ることもなくなってしまった男友達を連れて、授業終わりの友人が研究室まで戻ってきたことです。
 1年生のオリエンテーションでは彼が隣の席でした。同じ学類で同じサークルに入って、気付いたら消えていた彼ですが、友人との会話の流れではしばしば名前が挙がっていたので卒業する前にまた会いたいなとはずっと思っていました。恋人と続いていることは知っていて、そこから元気らしいよとは聞いていたのであまり心配をしていたというわけではないのですが、久しぶりに会うと1年生の頃より何だか落ち着いていて、自分たちは4年生になったんだなと時の流れを実感しました。
 それからずっと会いたいと思っていたのに声を聞くまでマジで誰か分からなかったので人の記憶って当てになんないんだなと思いました。

自分たちの卒業アルバム

 まだ卒業もしていないのに、眺めていたら泣いてしまいそうになるぐらい、素敵で、何てことない大切な日々を感じられる卒アルが出来上がったんじゃないかなと思います。
 皆が歩いている後ろ姿の写真を見ながら、どれもこれもゼロ距離なのが本当に好きだなと思いました。4年間で、しかもその内の1人は1年と少しで、ここまで仲良くなったんだなあと目に見えて実感出来るのが大好きです。
 いつかきちんと製本して、アルバムを開きながら思い出を語る日が来るのでしょうか。製本したいな。就職先が印刷・出版関係なので、いざ製本するぞとなったら拘りまくる未来ならありそうです。卒業までに製本しないことが前提の話にはなってしまいますが。

ここまで読んでくれた皆様と親愛なる友人たちへ

 klisのアドベントカレンダーを毎日読んでいる方がいれば、これが前日の記事と全く同じ日の話をしていることがタイトルで分かったと思います。彼女なら写真を色々載せて書いてくれるだろうと思ったので、それに続けてこの日はこんなに充実していたんだという話を聞いてもらいたかっただけです。彼女の写真すごく良くないですか。あれが自分たちの卒アル写真です。
 アドカレにしては分量の多い記事になってしまったように思いますが、お付き合いいただきありがとうございました。書きたいことを書き連ねていったらこんなに読みにくい記事が出来上がってしまいました。こんなに書くつもりも、こんな文体で書くつもりもあまりなかったのですが、如何せん文字を書いていると楽しくなってしまうので許していただけると幸いです。アドカレ初めてなので大目に見てください。

 最後に。
 最初は行けるか分からないと言っていた自分ですが、友人たちが何かと誘ってくれていたことはきっと忘れないと思います。読んでいるかは分かりませんが、来れなかった友人もまた今度ご飯ぐらい行ければと思います。

 Photo by あざみ
これから先もどうぞよろしくお願いします。いっぱい遊ぼう。


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