UCL 準決勝2ndレグ ビジャレアル(スペイン)vsリバプール(イングランド) 
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UCL 準決勝2ndレグ ビジャレアル(スペイン)vsリバプール(イングランド) 

李国秀〜スポーツは世界を覗く窓〜

ビジャレアル(スペイン)vsリバプール(イングランド) 
2022年5月3日 09:00p.m. (日本時間4日04:00a.m.)

すさまじい戦いだった。そして終わってみれば2-3(2戦合計2-5)というのは、妥当な結果と言えるだろう。
ホームでのビジャレアル、その積極性は、立ち上がり3分の先取点から始まり、41分に追加点を取るまで続く。出足の良さ、寄せの速さでリバプールに主導権を渡さなかった。その戦いぶりは、なるほど強豪バイエルン・ミュンヘン(独)を破って準決勝まで勝ち上がったチームだと納得した。しかし彼らの戦いは、62分に1失点した時点で終わった。
ビジャレアルは監督が行うサッカーで、対するリバプールは選手が主導で戦うチームのように映る。つまり戦術、策を弄して戦うのもよいが、選手たちが自分の持ち味を出しながら行うサッカーの方が見ていて楽しいし、魅力的だ、ということだ。
酷な言い方をすれば、ビジャレアルの精神的統一感、そして体力は素晴らしいが、それだけでは決勝に行けないし、カップを手にすることができないと証明された。サッカーの女神は、うまさ、賢さを追求するチームに光を当てるのではないか。プロのサッカー選手を目指す、後に続く者たちに、そうあるべきだと伝えているようだ。
リバプールでもボールを失うと劣勢になり、さらにフリーでクロスボールを上げさせると失点につながるのを改めて思い知ったことだろう。しかし強いリバプール! なぜだろうか。私はビジャレアルが90分間はもたないと思っていたので、リバプールの勝利に疑いはなかった。超一流のチームは百戦錬磨だ。立て続けの3ゴール、さすがに勝負のツボを知っている。
余談だが昨夜、あるJクラブの監督をしている友人とサッカーの話をしていた。「2―0で勝っているゲームは、監督として難しいよね」と友人が言う。「1点取られて2-1になると、ほぼ追いつかれ、そして敗戦まであるよね」と。
私は「サッカーではよくある話だが、結局はボールを失うことから始まるんだよ」と答えた。友人は、「なるほどね」と言っていた。
サッカーの面白さは、行うこと、観戦すること、そして語ることではないか。
さて、今度はレアル・マドリード(スペイン)vsマンチェスター・シティー(イングランド)。どんな会話をしますかね。


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