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カムカムに「雪」点前登場!

裏千家は茶箱の点前があるのがとても楽しいと思っているので、市川実日子さん演じるお茶のお師匠さんが親友の深津絵里さんに茶箱を持参して楽屋でお茶を点てるシーン、ものすごしっかり監修されててうれしくなりました。

クリスマスの日のコンサートの楽屋だから冬の茶箱のお点前「雪」☃️なのです。春の「花」夏の「卯の花」みたいにお盆がいらないし、お茶碗もちゃんと仕覆に入れられていてシンプルながらシッカリしたちょうど良いお点前で私は好きです。

「お茶は誰かのためを思って点てる」

この一子さんのセリフもさすが芸能全般に通じてる藤本有紀さん!
一貫してすばらしい脚本、そして凝ったセットと演出でまるで小津映画を観ているような錯覚に陥る贅沢な15分も残すこと2回。
噛み締めて味わいたいと思います。

『晩春』の月丘夢路と原節子

(蛇足ですが、一子とるいの二人のシーンにいつも小津映画の親友とヒロインの場面を思い出します。『晩春』の月丘夢路、『麦秋』の淡島千景&原節子。モダンでハッキリモノを言う親友に背中を押され決断を下す主人公の紀子。今回の朝ドラは他にも往年の日本映画を思い出させる場面が数多くあって幸せな気持ちになりました)

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