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自分だけの言葉

コロナ渦のオリンピック開催自体には、いろいろ思うところはありましたが、選手のひたむきな姿や、歩んできた道のりなどのエピソードに、心が動かされることは幾度とあります。

フィジーのラグビー主将、ジェリー・ツワイ選手についての新聞記事を読みました。

スラム街で生まれ育ち、ココナツをボール代わりに裸足で練習し続けてきたある日、両親がなけなしのお金を集めて靴を買ってくれたそう。

驚き泣いて喜ぶ彼に、お母さんは、「これはあなたの生活必需品。ナイフとフォークよ」と。

この時、靴の裏に「ナイフ」「フォーク」と書いたそうです。

そして、オリンピックに出場した今回も靴の裏に、「knife&fork」の文字が。

「これが自分の出発点。初心を忘れたくないんだ」と語ったとのこと。

この靴の裏の文字に何度も励まされてきたのだと思います。



一見、他人には何のことか分からなくても、その人にとってはとても大切な意味のある言葉であることも多いのかもしれません。

先日、指輪のオーダーをくださったお客様に刻印内容を伺った際、私には記号のような暗号のような文字列に見えましたが、それは鉄道の車体番号でした。

お渡し時、とてもうれしそうな表情を見せてくださいました。

今までアクササリーはほとんど付けたことがないという方でしたが、この指輪を見るたびに楽しい気持ちや心強い気持ちになってくれたらうれしいです。


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Lumi

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