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kindleの「短歌」1

 いろいろ思うところはあるが、電子書籍はほぼkindleで購入している。

 時々、kindle内を「短歌」で検索する。昔は青空文庫の短歌関係のものくらいで、非常に少なかった。
 検索して気づいたものをメモしていきたい。私がさっき気づいたというだけで登録が新しいということではないです。


「かばん 2018年12月号」

https://www.amazon.co.jp/dp/B07M6C4YZH/

 年2回の特集号の電子化。小佐野彈歌集『メタリック』、穂村弘歌集『水中翼船炎上中』の二歌集の特集が掲載されています。


『風々齋叢書 白秋茂吉互選歌集』(斎藤茂吉・北原白秋)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07DX28CG9

 もともと好きな本です。
 戦前アルス版ではなく、戦後の白玉書房版を底本としています。国会図書館デジタルコレクションで公開されているから、これが元かな。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1128034

 最後に刊行されたと思われる石川書房版(文庫サイズだと思ってたけどNDLだと16cmってあるなー、記憶ちがい?)もとっくに品切ですから、こういうかたちで入るのはとてもよいと思います。
 もちろんデジタルコレクションの操作性が気にならなければ、そちらでも。


『はなごころ』(新々)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07M7ZSM7P/

『永遠モンスター』(lazy kitten)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07MY67423/

 両方とも短歌以外の形式のものと短歌がまざっている本です。
 個人で登録できるようになってから、こういう本もみかけるようになりました。


『中山可穂コレクション 1 長編小説『感情教育』『マラケシュ心中』』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07HCBM6FR/

 歌集ではなく中山可穂さんの小説の電子書籍です。
 どれが「短歌」かというと『マラケシュ心中』です。あらすじをご覧いただければわかるとおり、男性名義で歌を発表している女性歌人と大歌人の妻との恋愛を軸にした小説です。
 歌会の会場が豊島区民センターなところに親近感。主人公が塚本邦雄論(新聞掲載)やライト・ヴァース論(文芸誌での連載)を書いていたりします。むしろこれが読みたい。初出は2002年(単行本書下ろし)です。この時点でライト・ヴァース論を連載できる文芸誌ってモデルはどれだろう。
 ラストシーンは池袋リブロです。
 単行本版、文庫版ともに絶版。


国文研叢書

『短歌のすすめ 創作と鑑賞 国文研叢書 No.12』(夜久正雄、山田輝彦)

https://www.amazon.co.jp/dp/B07ML3SG8Q/
『短歌のあゆみ 続短歌のすすめ 国文研叢書 No.13』(夜久正雄、山田輝彦)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07MDWF29L/

 国民文化研究会ってご存じですか。いや、私も名前くらいしか知らないんですが、国文関係の文献を探していると何回か目にする版元?さんです。
 国文研叢書は1960年代から存在していて、この短歌の本は1970年代に出たものです。それがいまごろkindleに?……と思ったら国文研叢書の電子化を昨年から始められた模様です。


「週刊キャプロア出版」

https://www.caplore.com/

 「短歌」で検索するとこのタイトルの電子の雑誌がいくつもヒットします。
 これは「がねたんか~みんなで短歌を遊ぼう~」という投稿コーナーがあるからです。何冊か買ってみましたが、最初に一首紹介されているのの選択が中澤系あり、田村元ありでなかなか幅広かったです。
 「短歌」でヒットするのは25号までですが、現時点最新号の34号にもこのコーナーの掲載があるようです。


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(「kindleの「短歌」」まとめ)

kindleの「短歌」2
https://note.mu/klage/n/n7ce64a22d24e

kindleの「短歌」1
https://note.mu/klage/n/n56f360971b7e

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