「短歌人」という誌名について
「短歌人」1989年4月号は50周年記念号である。その中に「「短歌人」ナゾと真実」(小池光)という文章がある。掲載は58~59頁。みひらきで囲み罫があることからもわかるように、バックナンバーを眺めながらつらつらと思うことを書いたというかつぶやいたというかの軽く読める文章。
そのなかに下記のような一節がある。
「短歌人」という名称の由来については(実はいちばんこれを調べたかったのである)どこにも発見できなかった。普通、結社などおこす時は、どこかにもっともらしくその名の由