北烏山編集室の業務内容


 本日、北烏山編集室を開設いたしました。当編集室の業務内容について説明いたします。おおよそ3つの段階を考えています。

●業務内容
① 出版社さんからの委託による編集業務
二人とも、古巣である研究社、三省堂の編集業務を引き続き行っていますが、それと併行して、他社さんからの編集も引き受けています。引き続き、その仕事を行います。

② 当編集室による企画立案・編集
上記①は、あくまでも出版社さんからのご依頼により仕事をお受けするものですが、当編集室が書籍企画を立案し、出版社さんにご提案をし、可能であれば、その編集を担当することを次の目標としています。

③ 企画立案・編集・販売
これはつまり、いわゆる「出版社」としての活動です。編集室の目下の業務は①と②ですが、今後の状況を見ながら、出版社としての活動を始めることも視野に入れています。

●担当領域
 編集室二人が扱える領域は、プロフィールにある既刊書をごらん下さい。津田は英語文学、英語学/言語学、英語教育、ほか翻訳小説などが中心領域。樋口は、翻訳小説、翻訳ノンフィクション、国際共同印刷による図鑑・事典、ほか国語関連です。文学、語学を中心とする人文学というイメージでしょうか。二人それぞれへのご依頼でも、あるいは編集室へのご依頼(一人が二人になるだけですが)でも、検討いたします。

●その他
① 公式twitterでの発信 
 業務内容や、私たちにとって関心のあるテーマについて、発信いたします。
② 関連書籍の紹介
 編集室の興味関心でもあり、特に英語文学、英語学、英語教育関連書籍、あるいは翻訳小説やノンフィクションについては、情報を集め、リスト化して、本noteで紹介していきたいと思います。努力目標としては、たとえば、英語文学の訳書や英語文学研究書などについては、可能な限り網羅的に紹介していく予定です。
 2022年6月1日記

編集者プロフィール

■津田正(つだ・ただし)
1962年生まれ。筑波大学中退。東京都立大学人文学部英文学科卒業。
85年、研究社に入社。以後、実用英語月刊誌『時事英語研究』編集部(5年)、英語教育月刊誌『現代英語教育』編集長(7年)、書籍編集部(3年)を経て、2001-2008年『英語青年』編集長。その後、書籍編集部へ戻り、2021年12月31日退職。研究社在職中に手がけた本に、高橋康也ほか編 『研究社シェイクスピア辞典』、スウィフト著・高山宏訳『ガリヴァー旅行記』、蒲池美鶴 『シェイクスピアのアナモルフォーズ』、宮崎芳三 『太平洋戦争と英文学者』、舌津智之 『抒情するアメリカ』、喜志哲雄 『劇作家ハロルド・ピンター』、寺沢拓敬『「なんで英語やるの?」の戦後史』、亘理陽一ほか『英語教育のエビデンス』、大名力『英語の文字・綴り・発音のしくみ』、大津由紀雄ほか『言語研究の世界』、北村一真『英文解体新書』など。連絡先は、waugh3711[atマーク]icloud.com。

■樋口真理(ひぐち・まり)
1964年生まれ。学習院大学文学部英米文学科卒業。
商社勤務、公立中学校国語教師、フリーランス翻訳、編集プロダクション勤務などを経て、2003年、株式会社三省堂入社。教科書出版部(10年)、一般書出版部(8年)、学参・教材出版部(1年)を経て、2021年10月31日退職。
教科書出版部では小中高の国語検定教科書・付属教材の編集に携わる。一般書出版部で手がけた本は、『世界文学大図鑑』『シャーロック・ホームズ大図鑑』など大図鑑シリーズ、『世界物語大事典』『世界シネマ大事典』『世界の名言名句1001』などの事典・図鑑、秋草俊一郎ほか編『世界文学アンソロジー』、東直子ほか編『青春文学アンソロジー』、中村圭志『教養としてよむ世界の教典』、田中真知『旅立つには最高の日』など。連絡先は、kitakarasuyama2021[atマーク]gmail.com。