二藍(ふたあい)
橋本治著「桃色語訳 枕草子 上」(河出文庫)を呼んでいたら二藍(ふたあい)という言葉に遭遇。ちょっと、メモ書き程度に記載します。
二藍とは、紫色のことだそうです。紫色は、赤と青を混ぜて作られます。昔でいうと赤が紅(くれない)で、青が藍色。そして、紅は、紅花のことで、もとは、呉の藍(くれのあい)が変化して紅になったとか。そのため、紫色には「呉の藍」の藍と「藍色」の藍が入っているので、二藍というそうです。
ちなみに、一緒に出てくる青朽葉(あおくちば)という色は、青みというよりは、黒みがかった落ち葉色だそうです。何となく、想像できます?
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