【ポーカー】BTNに3bet横コールされたときのJJ【10NLz】
3betコールドコールは横コール、2betコールドコールはコールドコールで使い分けています。
10zのハンドレビューをしていきます。
PokerStars - $0.10 NL FAST (6 max) - Holdem - 6 players
BTN: $21.42 (214.2 bb)
SB: $10.00 (100 bb)
BB: $13.48 (134.8 bb)
UTG: $13.11 (131.1 bb)
Hero (MP): $8.07 (80.7 bb)
CO: $10.45 (104.5 bb)
SB posts $0.05, BB posts $0.10
Pre Flop: (pot: $0.15) Hero has Jd Jh
UTG raises to $0.25, Hero raises to $0.80, fold, BTN calls $0.80, 3 folds
Flop: ($2.00, 2 players) 2s Th 8h
Hero bets $1.50, BTN calls $1.50
Turn: ($5.00, 2 players) 9d
Hero bets $5.77 and is all-in, fold
Results: $5.00 pot ($0.22 rake)
Final Board: 2s Th 8h 9d
Hero wins $4.78
実戦を振り返ると、BTNのハンドレンジはAK、AQs-AJs、KQs、QQ-99、あたりが有りそうだと想定しました。フロップはプロテクションベット。ターンはストドロが付いて、SPRが小さすぎてJJの降りしろは無いので自分からポットオーバーオールイン。セットが出てきてもストレート引けば勝てると楽観的に考えてました。
snowieはブランダー判定。フロップはチェック推奨らしいです。多分、BTNの横コールレンジを強く見積もっているのと、フロップがオリジナル側にあまり有利じゃないのと、ポジションが悪いから控えめに立ち回るという意図だと読み取りました。snowieの全体戦略を見ることが出来ないので真意は分かりません。
反省点
・プレーラインが積極的過ぎた可能性がある。ダブルバレルオールインがQQ-99など負けているところにしかコールされない場合は、勝ってるところを降ろして負けてるところにコールされる悪いベットになる。
GTOwizardを見て考えてみます。
プリフロ
BTN
・2023年時点でのGTOwizardはcold4bet or foldの戦略。
・cold4betレンジはAA-QQがバリュー、ブラフにはAK、AQs、KQsなど相手のAA-QQをブロックするハンドを選ぶ。
1年前はBTNで3bet横コールレンジがありましたが、最近の更新で横コールレンジが無くなってしまったようです。フロップ以降は当時のデータを参考に考えてみます。
フロップ
・チェック7割弱、ベット3割強。
・オーバーカードが弱いボードなので全体的に控えめに立ち回る。ベットを打つ場合はハーフサイズ以上でポラライズ気味に。
JJはプロテクションでハーフくらい打つか、控えめにチェックで回すかのどちらかでした。ハートが有る方が打ちやすいのはベット→コールでハートが落ちたときに立ち回りやすいから。
ターン
ターンの9dはJJにとって悪くないカードなのでもう一発打ちやすい。大きいサイズで打つ頻度もあるので、effが80bbだったらターンでオールインも有り得る選択肢かもしれません。
ターンのカードを変えてみると、
Ah
Kd
Qc
9h
4c
・AやKはオリジナルの2オーバー系に絡む良いカードなので、オリジナルのレンジアドバンテージができて広く打てる。
・一方でQは全レンジチェック。これは相手のレンジのQQ-99周りに強く絡むカードかつ、AA-KKには嬉しくないカードだから。
・ハートが出た場合は薄く広くレンジベット戦略を取る。これはハートが出たことで弱くなったレンジからフォールドを取りに行くのと、マージナルハンドから渋オッズコールでバリューを取りに行く狙い。あとはナッツレンジがフラッシュによって拮抗してポラライズしにくいことも要因の一つ。
・ラグが出た場合はフロップからナッツが変わらないので、ポラライズ戦略を取りやすい。相手のQQに勝ってるAA-KKと、フラッシュドローで打っていく。JJは強く打ったら負けてるところにだけ抵抗されるのでチェック。
フロップでチェックしてBTNにBMCB打たれた場合のHJの戦略は、
チェックレイズorフォールド。オーバーペアとセットがバリュー、フラドロがブラフ。
JJはチェックレイズのバリューレンジには少し弱いのでフォールド優勢でした。QQとJJをバリューターゲットにできるAAとKKが優先されます。ボードにTが無ければTTをバリューターゲットにできますが、QQにペイオフする可能性を考慮するとJJはチェックレイズにはイマイチかもしれないと脳内ソルバーで出ています。
その後のターンは、
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5h
8d
4c
有利なカード(A,K,ハート)が出れば薄く広く、ペアボードになるカードやラグ寄りのカードが出れば狭く厚く打つ。
まとめ
・ハイカードの無いボードは3bet側に不利なので控えめに立ち回る。オーバーペアはチェックか大きめのベットの混合戦略。チェックして打たれたらAA-QQはチェックレイズ、JJはフォールド寄り。
・ターンはナッツの変わるカード(オーバーカード、3枚目のスート)が出ればレンジベット戦略、ナッツが変わりにくいカード(ラグ、重なり)が出ればポラライズ戦略を取る。
3betポットのJJはオーバープレーし過ぎないように注意して立ち回りたいです。
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