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セールスライティングで使える心理学⑭初頭効果

初頭効果とは、相手の評価を「第一印象で感じたイメージで決めてしまう」心理効果をいいます。

ベストセラー本に「人は見た目が9割」という著作がありますね。
売れに売れてロングベストセラーになりました。

この本は初頭効果の影響を説明しています。

就職活動のときも、「面接では第一印象が大切」と、あらゆるところで聞いたことでしょう。

第一印象は、最初の7秒で決まると言われています。

自己紹介の7秒とはこれくらい。

「はじめまして。〇〇からまいりました△△と申します。本日はお忙しいところお時間を頂戴し、ありがとうございます。」

みなさんの印象は、せいぜいこのあたりで決まるわけですね。
これが「初頭効果」です。

「初頭効果」とセットで「終末効果」も覚えておきましょう。

「初頭効果」が、最初に与えられた情報により印象が決まる心理現象なら、「終末効果」は、最後に与えられた情報により印象が決まる心理現象です。

「終わりよければすべてよし」と言いますよね?
これが「終末効果」です。

ライティングでも原則同じです。

商品の特徴を魅力的に伝えるキーワードや訴求ポイントは、「冒頭」と「まとめ」両方に書く。

とくに、商品を売る「ランディングページ」では、ユーザーがアクセスした際、最初に目にする「ファーストビュー」と呼ばれる画面領域がとても大切です。

多くのユーザーは、自分の求める情報があるかどうかを、ファーストビューで判断するからです。

ファーストビューの印象がよく、気になるワードに心をつかまれれば、ユーザーは読み進めてくれますし、「なんか違うな」と感じればそこでページを閉じるでしょう。

「初頭効果」は、日頃私たちが無意識にやっているバイアスの一つです。

最初の数秒で相手にプラスな印象を与えられれば、それを起点としてスムーズに進む場面はたくさんあります。

ビジネスシーンでもプライベートでも、最初に相手の心をするりとつかんで、うまく自分のペースにもっていけるといいですね!


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