「財政赤字」
第1,224回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
いま日本経済に必要なのは、「財政赤字」の拡大です。何を言ってるのか!いま日本は借金だらけで、国民一人当たり1,000万円も借金があるんだぞ!と思われる方が多いと思います。
はい。それはミクロ経済の視点ですね。マクロ経済は、まったく逆の視点になります。しかし、政府や財務省の小役人は、このマクロ経済を全然勉強していない。分かってないから、真逆の政策をしています。いや、分かってやっているとしたら、それこそ最悪の売国奴ですよ!日本を植民地として売って自分だけ儲けようとしているってことです。バカだから真逆の政策をしているという前提にしておきましょう。
よく言われる言葉。社会保障費の財源がないから、増税もやむなしだ。プライマリーバランスの黒字化を目標に掲げるなどと、家計簿的な脳みそしかない人には、こういう発想しか生まれないのだ。
事実、プライマリーバランスの黒字化をやって豊かになった国はない。むしろ、経済破綻した国はみな、プライマリーバランスの黒字化をしている。そりゃそうだよね。国債を諸外国に握られていれば、収支を黒字化しろと迫られるのは当然のことだ。そして、デフォルト(倒産)していくわけです。
景気をよくするには、市中に出回る通貨量を増やし、経済を回すことです。しかし、供給するためには、政府は借金をしなければならない。
国債を発行し、それを日銀が買い受ける(中央銀行が直接引き受けるのは禁止されているので、大手金融機関などを通す)という方法で、日本全体のお金の総量マネタリーベースを増やすという方法で通貨供給量を増やそうとしたのが、日銀黒田バズーカーだ。
方法は悪くなかったと思うが、実際には市中に通貨はあまり供給されず、デジタル数字の日銀当座預金が膨れ上がったに過ぎなかったのである。
ということは、実際に日銀券である、一万円札を刷って、市中に供給すれば良いってことなのです。折よく、新一万円札が導入されましたので、新しい一万円札をどんどん刷って、廃棄量を超える量を供給すれば良いのです。
何もバラマキをしろと言っているのではない。最も経済効果が高いのは、消費税の廃止だ。(消費税については後日26日アップ予定)そして、社会保険料の引き下げだ。これだけで中小企業への恩恵は目覚ましいものがあるだろう。全体の7割と言われる赤字企業が、軒並み黒字化するのは間違いない。
そうしたら、賃上げもできるし、法人税も増える。誰にとっても良いことばかりではないか?政府は大企業の話ばかり聞かず、中小企業経営者の話しを真面目に聞くべきなのだ。
そうすると、社会保障費など、国債を発行して行えばよく、税収を上げる必要がないことがよくわかる。そして、老築化したインフラもすべて新品にすれば、未来の日本へ財産を引き継げるではないか!そのためには「財政赤字」の拡大が必要なのだ。
日本が円安になったのは、日本円を刷り過ぎたからだ!という人がいるらしい?それは全く間違った考えだ。
先に述べたように、マネタリーベースはかなり膨れ上がった、しかし、日銀券はずっと120兆円だ。つまり、現金は増えていないのです。それに、円安の理由は別にある。
コロナで日本は国民に10万円しか配らなかった。それでも120兆円なのですが、欧米はもっと配ったのです。それにより、人が消費をしてかなりの好景気になったのです。
覚えていますか?カリフォルニアの港が輸送船で渋滞して物の流れが滞りましたよね。アメリカ人が国から配られたお金で、世界中の物を買いあさったからですよ!直接的なコロナの影響じゃないのですよ。間接的な影響なのです。報道が間違っています。
そうすると物価の上昇が激しくなり、日本のコストプッシュインフレとは違う、本物のインフレに突入しました。ですから、金利を上げて物価を抑えようとしているのです。
そこで、日米の金利差が開いて、「日本円を持っているより、ドルやユーロの方が得だよね!」と考える人が増えたわけです。だから、日本円が売られて、ドル買いに走ったのです。
しかも、日本はちょうどNISAなどを推し進めていたので、海外株や外貨積み立てが人気になり、日本人からも日本円が売られる状況にあったわけです。それも、政府の間違ったかじ取りの結果なわけですね。
その間違いに気づいていない人たちが、日本も金利を上げるべきだ!と言っている。いま金利を上げるなど、もってのほかだ!金利は好景気で物価上昇が激しい、ハイパーインフレになったときに行うべき政策なのだ。
いまは好景気ですか?物価はコストプッシュインフレを除けば、上がっていますか?中小企業は価格転嫁が出来ていますか?国民の実質賃金は上がっていますか?答えは簡単ですよね!いまは不景気なのです。
それなら、政府は「財政赤字」を拡大させて、消費税を廃止し、社会保険料を減額し、不足する社会保障費は、国債を発行して行えばいいのです。老築化したインフラをどんどん新設すればいいのです。古くなった橋。道路。水道管。ガス管。電気。ネットケーブル・・・これやったら、日本は未曽有の好景気になるでしょう!すべて「財政赤字」の拡大によって行うことが出来るのです。
都知事選の時に、元経済アナリストがおかしなことを言っていましたが、こういう政策を掲げてくれる政党なら、何党でも良いから、私は支持しますね。こんなこと言ってくれる政治家いないでしょ?いままで通りじゃうまくいかないってことだけは、間違いないわけです。だったら、騙されたと思ってやってみてくださいよ。全ては「財政赤字」を拡大すれば、解消されることなのです。国債発行額なんて気にしちゃいけない。
会社や国は、何のために借金をするのですか?社員や国民がより豊かになるために、その資金を利用して、より稼ぐためですよ!目先の収支なんて気にしている経営者は器が小さいわけですよ!ましてや、国家規模の収支など、100年1,000年先の構想からすればあまりに小さい。そんなことを言っている政治家の肝も極めて小さいわけです。
手元資金がないからと言って、諦めるんですか?勝負するには、ベットする金が必要なんですよ!賭けだっていいじゃないですか!社員や国民のためを思って挑戦するのだから。そのための借金を怖がるような社長や政治家なんて、信用もできないし、器が小さくてついて行けませんよね!
「財政赤字」の拡大ができない政治家は、政治家の器じゃないのです。借金ができない社長は、社長の器じゃないのです。それが、資本主義の基本ルールなんですよ!だから、いまこそ「財政赤字」を拡大すべきなのです!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ
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