「克服」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 人は苦手なことを避けて通る。それを克服することは、あまりない。実際、弱みは努力したところで、しょせんは普通程度にしかならないのだから、同じ努力をするのなら、強みを伸ばした方が良い。会社の中の組織力であれば、弱みは他の者が行って中和する。そういう判断になるのが正しいし、ドラッカーも書いている。
 しかし、個人に関してはそうじゃないと思う。自分の持つ苦手意識は克服していかなければならないと思う。それが、個人としての成長であり、生きがいでもある。

 例えば、昔から計算が苦手な人であれば、飲み会で割り勘にするときは、計算が得意な人に言われたとおりにすると思います。それを克服するには、あえて自分から計算を申し出るようにしなければなりません。単純に人数割りをするのではなく、女性はあまり飲んでいないから、男性より少なく。そうすると〇千円でピッタリです。ということが出来るか否かで、その人の株は大きく変わるのだ。自分から買って出るようにすべきなのです。こうやって、苦手を克服できるのです。

 人前で話すことが苦手な人であれば、あえて地元のピッチイベントのようなものに参加して、自分のプレゼン能力の低さを感じて、ブラッシュアップすべき課題を見つめるべきなのだ。自分一人で出来なければ、色々な人に助けてもらえばいい。素直に聞けばいい。ボロクソに言われて腹も立つだろうし、へこみもするだろう。でもそんな刺激を許容できない大人になると、そのまま頭の固い老人となってしまうのだ。自分を否定されても、勇気を失わない心の強さを育てれば、人前で話すことなど、どうとも思わなくなるのです。こうやって苦手を克服できるのです。

 人はやりたいことだけ、得意なことだけをしようとする生き物だ。だから、あえて、自分の苦手なこと。自分にとって辛いことを、自分に課してそれを克服するのだ。それをやり続けられた者だけが、強い心を持つことが出来る。太い自分の軸を持つことが出来る。強く太い心の軸があれば、ブレることなく生きていくことが出来る。それが、自分の人生を開き、心豊かで幸せな人生に出来るのだと思う。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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