「教育」
第1,289回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
日本では学校で規範意識を徹底的に叩き込まれるので、「みんなと同じ」「人に迷惑をかけない」ということを最大の美徳とさせる。功利主義に陥りやすい。
だから、飛び級もないし、学力でクラス分けもしない。量産性のロボットを求められ、そこから逸脱する者を敵視するのだ。
ところが、ビジネスでうまくいくと、そんな人も個性と言われて、もてはやされるのだから、何が正しいのか?まったく分からない。それが日本の現状だ。では、なぜ教育をするのだろうか?
例えば、トップ営業マンのAさんがいたとします。他の人は10個も売れないのに、一人で月に100個から150個も売れる人でした。もう一人、80個から100個売れるスーパー営業マンのBさんがいました。
ここで、Bさんは「Aさんに追いつき、追い越そう!」とするようなタイプだったら、それ以上の出世は見込めないのです。なぜだかわかりますか?
ここでAさんでもBさんでも、とるべき方法は一つなのです。自分が多く売れるやり方を、他の同僚や部下に公開して、体系化してマニュアルにするのです。そうして、全員の平均値を上げるのです。それが「教育」なのです。
トップ営業マンのAさんが150個頑張ったとしても、部下10人が10個売れていたものを20個売れるようになれば、会社としては200個売れたことになるのです。そのように、個人ではなく、全体を見られるようにするために「教育」ということを行うのです。
もちろん、その「教育」に素直に従わない者は論外なので、不良社員として扱うだけのことですね。だから、松下幸之助さんの言う通り、最も重要なことが「素直さ」なんですね。
「教育」することは重要です。しかし、学ぶ姿勢が出来ていない限りは、どんな教え方をしても、覚えることはないのです。そして、身に着くこともないし、仕事や勉強が楽しくなることもないのです。
すなわち、仕事とは自分一人で完結することはないのです。他人とコミュニケーションを行い、どれだけ関われたのかで、結果は大きく違ってくるのです。パソコンに向かって一人で何かしているような会社員は不要なのです。そんなのは、一人でやっている芸術家だけで良いのです。
大量生産のロボットになる必要はないけれど、個性を活かして、他の人と情報を共有し、チームのために働く人を「教育」していくのだ。それが、会社をつないでいくことになるのである。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ
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