「会計恒等式」
第1,265回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
今週はみなさんの嫌いな会計の話を続けます。まずは会計の基本中の基本である「会計恒等式」の説明です。なにそれ?と思う方が多いと思うが、実は知っている人も多いのではないだろうか?きっと、言葉を知らないだけだ。それにこんな言葉は、覚える必要は全くないのである。
会計が嫌い。数字にアレルギーを感じる人の多くは、まず日本語の漢字の羅列である会計用語と税務用語で、そのやる気をそがれるのだと思う。
そもそも「経費」というのは会計用語であり、同じものを指す言葉なのに、税務用語だと「損金」になるなど、言い回しが違うだけ、というところが極めてとっつきが悪いのだ。
例えるなら、「このリンゴは」と話す人と、「このアップルは」と話す人がいるので、アップルって会社名?リンゴ?と訳が分からなくなっているような状態なのである。ということは、そこの定義さえはっきりすれば、それほど難しいことではない。小学生レベルの算数で理解ができるのだから。
「会計恒等式」とは、取引に際して「貸方」と「借方」の金額が左右で一致するという、複式簿記の基本のことである。貸借対照表B/Sは左右の合計が必ず一致する。
もっとなじみ深いところで言うと、預金通帳の「お支払金額」と「お預かり金額」の部分を「貸方」と「借方」と言っているのだが、貸し借りという言い方も分かりにくい。私は「左」「右」と言っている。因みに通帳は単式簿記で書かれているので左右一致はしない。
基本的に「左」はお金が入ってきて、「右」はその理由を書く。逆に「右」にお金が出てった記載があれば、「左」にはその理由がかかれる。それだけ理解していれば問題ない。だから、常に左右の金額は一致するのだ。それを「会計恒等式」という。
複式簿記は、15世紀ごろイタリアの商人が地中海を船で行き来して交易をしていた時にできたというのだから、歴史は極めて深い。
もっとなじみ深いものにするには、日本語の言葉をもっと分かりやすくすべきだ。だから、「会計恒等式」などという言葉は、覚える必要はないのである。
左側は資産が増えたときや費用が発生した時。右側は負債の増加や収益が上がったときと左右で覚えればいい。左は流動資産と固定資産。右は負債と純資産だ。ただそれだけのことである。難しく考える必要はないのである。会計をもっと身近に感じてほしい。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ
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