「役職」

第1,253回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 役職が人を作るという言葉があるが、これはとても正しい。人は「役職」という責任が伴うと、動くものなのだ。それがないと、結局他人のせいにして逃げる人になる。

 例えば、あなたが平社員だったら、自分で決められる裁量範囲は狭いだろう。そして、上司に言われた仕事を、ひたすらこなす毎日だと思う。目先の仕事ばかりを見て、なぜそのような命令がなされるのかも知らぬまま、不平不満を募らせるだけの毎日ではないだろうか?
 ところが、その命令をする上司がいて、その上司に方針を示す上司がいることを知ると、上司も上司の指示で動いていたことがわかるのだ。そうすると、自分に降りてきている仕事は、なぜ行っているのか?が見えてくるはずだ。分からなかったら上司に聞けばいい。ただし、聞く前にまず考えろ。仮説を立てて、上司に聞いた内容と整合させろ。それが、本当の意味で思考したと言える状態だ。
 それ送り返していると、いずれどの様な指示が来るのかが、予測できるようになる。そして、予測が当たるようになると、仕事が面白くなる。そして、予測していれば、事前に準備することが出来るようになる。そうすると、仕事ができる奴になって、出世していくことが出来るのである。
 そして、「役職」を得ることにより、その役職に伴う責任を負うため、いままでよりも否が応でも視野が広がるのだ。それにより、また一段先の思考が行えるようになる。

 だから、なるべく「役職」は自分の2個上の役職の人を目標に、「部長だったら、こうするだろうな?」「社長だったら、こういう判断をするに違いない!」という仮説を立てて思考する癖を養わなければならない。
 視野が狭く、自分の仕事しか見ていない者は、自分の努力が評価されない。上司は自分のことをわかってくれない。会社は自分を使い捨てにしている、という被害妄想の塊となりやすいのだ。そこに、輝ける未来などくる道理はないのだ。だから、あなたに「役職」は付かないのだ。もしくは万年係長などと言われるのだ。
 どんなに大きな会社でも、国家でも、結局トップ一人の考えで決断をさせるものである。であれば、そこに至る前段階を一つずつ上っていけば、上の景色はおのずと分かってくるものなのだ。であれば、意識的に常に2段上を目指していれば、早く出世して「役職」を変更していくことが可能になる。そうすると、自由な部分も増えていくのだ。世界を自分の掌中に収めるイメージができるのだ。それのない者に、「役職」など与えることは「出来ないのですよ!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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