「リスキリング」

第1,284回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 政府が頻繁に言っている「リスキリング」とは何でしょうか?これから経営者には、サラリーマンには、どんな影響があるのでしょうか?
 政府は「リスキリング」で学びなおしをする人は、会社を自己都合で辞めても、すぐに失業保険を支給するので、そのお金で生活しながら学ぶように言っています。つまり、会社を辞めやすくするということです。雇用の流動性を上げると言っています。これはデービッド・〇トキンソン氏の主張を取り入れているのでしょう。
 確かに蓄えもなく、能力を発揮できていない若者が、運悪く将来性のない赤字中小企業にいてはもったいないから、救い出そうとする気持ちは分からなくもない。そういう人も多くいるでしょう。しかし、実態は本当にそうでしょうか?上っ面の事実から、真実を間違ってとらえていませんか?

 同じ会社に居続けるのではなく、合わない中小企業はとっとと辞めて、学びなおし「リスキリング」をして、大会社に移動しましょう!ということらしい。そんなこと出来ますか?
 40代、50代、60代になって新たなことを学べますか?いままでのスキルを利用して、積み上げてきた経験を利用しなければ、「リスキリング」などしても、リスクを取って新たな仕事になど就けないでしょう。40代になると、もう頭が固くなるうえに、何よりもあなた自身の持つプライドが邪魔をして、素直に新たな学びもできないし、年下の先輩に頭も下げられない人が多いのが現実だ。
 ということは、政府の言う「リスキリング」とは、働かないおじさん世代ではなく、20代、30代の若者が想定されていると考えられるだろう。ということは、40代以上の就職氷河期世代は、またも見捨てられたことになる。
 ところが、人数的に見ればこの就職氷河期世代が最も多くの人数を抱えているのだ。しかし、政策ミスのデフレで貧困層が多くなったせいもあり、第3次ベビーブームが起こらなかったことで、日本の人口は減ってしまうことが確実となったのだ。これも政策ミスではないか!それをいまさら「リスキリング」などという横文字で格好をつけてごまかしているが、これも確実に政策ミスとなり、後世に笑われることは間違いないわけである。
 サラリーマンの方は、政府の口車に乗って、安易に会社を辞めないことをお勧めします。サラリーマンとは、平民が得られる最強の地位なのです。安定安心、国に守られる存在です。政府はそのサラリーマンに人生を博打にして、失敗した人を見捨てれば、守る人数も減って良い。というのが本音だろうと思います。
 企業側からすれば、問題社員に退職勧奨もしやすくなるので、まったく問題はないけれど、「リスキリング」失敗で、人生詰んでしまう人が増えると思いますよ!それを助けるのが、国の役目でしょ!日本政府はやっていることが真逆なんですよ!「リスキリング」で学びなおす必要があるのは、国会議員の方々でしょう!
 マクロ経済の勉強をして、財務省にすり込まれたミクロ経済を捨てて、政策変更をしなければ、日本人はみんな貧乏になってしまいますよ!国土もみんな外資に買われてしまいますよ!そんなに売国奴になりたいのですか?

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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