「社会的信用」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 社会的信用とは何だろうか?それはサラリーマンであること。もっと言うと、正社員として働いて、サラリーをもらい、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険)に加入している者をいう。給与から社会保険という税金が天引きされることが条件だ。つまり、法人社長も同じ状態になるので、私は自分で自分を雇っているサラリーマンのようなものだ。
 大金を稼いでいるユーチューバーが、住宅ローンの査定に落ちた。という話しを又聞きした。当然のことだ。社会的信用とは、いまいくら稼いでいるかではない。明日どうなるか分からない、個人事業主への信用はほぼ「ゼロ」ってことなのだ。学生と同レベルに見られる。
 成人年齢が引き上げられて、18歳で成人になったが、年齢で決めた大人になっても、社会的信用は得られない。18歳でも25歳でも、サラリーマンになっていない人は、クレジットカートの査定も通らないのだ。住宅どころか、自動車ローン(そもそもローンで買うと負け組になる)も組めない。クレジットカードとは信用取引で、先に物品をもらい、後で金銭を払う。そのタイムラグは信用によって担保されるものだ。会社の売掛金・買掛金、と同じだ。であれば、その人物の信用保証はどうやってするのか?単純に、「サラリーマンをしているから、来月以降差し押さえれば、返済せずに逃げることはないよね」「だってサラリーマンは急には減給できない法律があるからね」という信用があるのだ。つまり、会社に雇われているということは、平民の持てる最強のステータスなのである。
 個人事業主でも、主婦と兼業や他の仕事で社会保険に入っていれば、信用はバッチリある。個人事業主のみのフリーランスの人は、借金をする(クレジットカードを作る)のは簡単じゃない。当然、法人社長でも社会保険に加入していなければ同様に「信用」はないので、クレジットカードやローンの査定は通らない。だから、職人の人などはローンが組めないから家を現金で買うのだ。他に買いようがないからだ。

 逆に言うと、世帯主でパートやアルバイトなどの非正規雇用を続けている人は、家も買えず、資産形成において大きく損することになるってことだ。年数を経るとその差は歴然としてくる。だから、社会的信用を得て、なるべく早く正社員を目指すべきだと思う。現状の状況に甘んじることなく、動くことをお勧めする。世の中には学歴や年齢不問の会社は意外とある。我が社は学歴不問だ。そもそも私が大学へ行っていない。個人的には日本の大学を出ても、あまり期待できないと思っている。前職では中卒で大変優秀な部下がいた。要は、自分の頭で考えられるか否かが最も重要だ。年齢も同様だ。手に職を持つ肉体労働ならいざ知らず、「脳に職」を持てば、何歳まででも働ける。それが、社会的信用を得る方法だ。

 この後、リタイヤした団塊の世代を支えるため、社会保険料はどんどん上がるだろう。今年はまず雇用保険が上がった。まだまだ上がるが、それでも足りないと思う政府は、パート・アルバイト、個人事業主にまで適応を広げようとしている。そうなると社会的信用の適応は増えていくが、社会保険という名の税金が増えていくことでもある。天引きで国民から搾取するシステムは、「社会的信用」と引き換えに、どこまで国民を苦しめるのか?国民が耐えられるのはどこまでなのか?既に限界ではないかと思うのだが?注目したいところだ。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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