「時間価値」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で981日目です。

 日本人の働き方は、「時間価値」を無視している人が多い。会議でのプレゼン資料を作成するのに、毎日残業をして12時間働いているなど、まったく理解が出来ない。その社内でのプレゼンは、一体いくらの売上になるのでしょうか?そのかけた「時間」に対する「価値」費用対効果を考えない働き方が極めて多い。なぜそんなことになるのでしょうか?
 理由は簡単だ。これも自己重要感の問題だ。毎日遅くまで働いていることで、自分は重要な仕事をしており、それにより今の月給を稼いでいると思い込みたいからである。家庭においては、良く働く夫や妻を演じ、家事や育児をスルーする口実に自己重要感を利用する。同僚や上司、後輩にも重要な仕事をしていることを見せつける必要がある。
 そのため、「考える」という重要仕事を行わず、「作業する」という時間だけがかかる仕事を増やすことに注力するのだ。そして、毎日を忙しそうに過ごしている。しかし、それは全然頭を使っているわけではなく、調べて知識を増やすなどの作業、それを書き写すなどの作業に終始しているのだ。きちんと「考える」という行為を12時間以上行うと、人は普通かなりのカロリー消費をし、疲弊するものだ。それが作業であるから、12時間でも16時間でも可能なのだ。徹夜などしたら、「考える」行為など脳はもう受け付けないのが正常な脳だ。
 日本人は、このような無駄な時間を過ごす人が多い。だから労働時間が長いのだ。そして、それが自己重要感になっているのだから、もうどうにも止められなくなっているわけだ。
 日本人はもっと「時間価値」を考えて生きるべきだと思う。すべての人に平等に1日24時間が与えられているのだ。その決められた時間の中で何を行うか?これで人生に大きな差が出るのは当然だ。そこに、大きな「価値」が発生するのは当然だ。これからは、時間という価値が極めて高い価値となる時代になるだろう。「時間価値」を感じることが出来ないビジネスパーソンは、存在価値をなくしていくと思っている。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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