「仕事のまわし方」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 仕事の回し方には、人それぞれ個人差がある。従業員によってスピードが異なるのは、作業スピードだけじゃなく、個々人の「こだわり」に差があることの方が大きい。そこに差が出るのは、方針を明確にしていない社長が悪い。我社はどこまでこだわって仕事をするのか?どこをこだわり、どこに手を抜くのか?はっきり示さないため、仕事が属人化してしまうのだ。
 企業は収益を上げなければならない。利益を得ることは悪いことではない。逆に、安売りをして企業が倒産してしまえば、お客様は商品やサービスを提供してもらえなくなる。雇用も失われる。それでも、他社が対応できるのであれば、市場はそれを受け入れる。倒産した経営者に経営手腕がなかったという評価で終了だ。それが自由競争の原則だ。企業が収益を上げる方法には5つある。

① 圧倒的なシェアNO1を取り、コストリーダーとなること。規模を追求する。
② 仕事の回転力を上げて、次々に仕事を終えていく仕組みを作ること。
③ 特許など他社が参入できない技術や道具、ノウハウなどを使用して限られた範囲で得意先にのみビジネスをする。
④ めちゃくちゃ高額な物を、ブランド価値を高めて売る。
⑤ 客先に密着し、癒着し、接待をし、賄賂を渡し、人のつながりで収益を上げる。

 規模を追うのは大企業にしかできない。特許などは簡単に取れるものではないし、取得しても維持費がかかるので、現実的じゃない。ブランドなど中小企業が簡単に作れる道理はない。もし、その方法が見つかったらやれば良い。癒着をしていると、逮捕されることにもなる。もうそんな時代じゃない。それに、客先の人が退職した場合に続かなくなる。
 中小企業が生き残る道はただ一つ。仕事の回転を良くすることだけである。次々に仕事を終わらせ、次の仕事が入るように、常に渋滞させておくことだ。私は常に人の2倍のスピードで仕事をしている。だが常にスーパーサイヤ人モードになっているわけじゃない。実務の合間に、請求書を作成したり、経理ソフトを操作したり、銀行へ行ったり、他の業務が入るので、実務は2倍のスピードで行っているというだけのことだ。
 それに、完成された商品を販売しているのではなく、サービス業はお客様におうかがいをたてれば、必ず何かしらの要望が戻ってくる。だから、完璧を狙って納期ギリギリにサービスを提供するのではなく、早め早めに仕事を回転させるため、7割出来れば私の中ではその仕事は完璧だ!手を抜けるところはかなり抜く。些細なところに時間を取られるのが、最も非効率だ。バンバン回せない仕事なら、断るようにしている。スピード感も、我社がハンドリングできない仕事は、断っている。値段もスピードも抑えられた仕事など、収益が上がる道理はないからだ。それでもやりたいという会社があれば、どうぞ行ってください。私は関わりませんから。それが「私の仕事のまわし方」だ。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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