「価値」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
価値観は人それぞれだ。全く同じ物でも、価値を感じる人と感じない人がいる。需要と供給により、価値は変化します。
日本に住んでいる人に、水をペットボトルに詰めて売っても価値は100円~150円程度だと思う。ところが、サハラ砂漠へ行って、同じペットボトルを1,500円で売っても、売れるのではないだろうか?
苦労せずに手に入る物や経験に、大きな価値は感じないし、苦労して手に入れた物や経験は、得難い価値を感じます。その訴求ポイントを考えれば、ビジネスは上手くいく。
しかし、自社が思う価値のある物や経験を提供しようと考えても、大抵は上手くいかない。なぜなら、あなたの会社が、その訴求ポイントの物や経験を適切に提供できないからだ。そして、結局外注にお願いをして、儲からないビジネスを始めてしまうことになる。
価値のある物や経験を提供しようと考えるのではなく、いま自社が持っているリソースの中で、価値のある物や経験を探すべきなのです。それが、価値を提供するってことになるのです。
そんなのないから苦労しているんだよ。と思う方、売り方を変えてみてはいかがでしょうか?いままでの提供方法では値段も変わらず、お客様満足も代わり映えしなかったけれど、提供方法を変えるだけで、新しい感じがして、お客様が感動してくれることもあります。
例えば、マクドナルドのドライブスルー。店舗内で注文をするのではなく、車に乗ったまま注文をして、店の周りをぐるりと回っている間に料理が完成し、車の中に座ったまま商品を受け取れる。これは画期的な提供システムだと思います。お客様の便利を追求し、「楽」(ラク)を売ったわけです。残念ながら、現在は当たり前になり過ぎて、店内と違うのは消費税の軽減税率分、ドライブスルーの方が安いという、正反対の価値になってしまっていますが。
私は下請けとして設計の仕事を請けていましたが、当たり前になり過ぎて、値段が下がってしまっています。正直、それだけで事業を回すにはある程度の規模が必要です。しかし、そんな規模はまだない。
だから、私は3D限定で設計を教える。というお客様にないノウハウを提供するビジネスを始めたから、今があります。やっている内容は同じなんですよ!本当は。それなのに価値は6倍以上で提供しています!だから、儲かるのです。
一度、自社のビジネスを棚卸してみて、提供している物や経験の「価値」を見なおしてみてはいかがでしょうか?結構大事だけれど、やらない会社が多いんですよね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ