「考え方」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
先日亡くなられた京セラ創業者の稲盛和夫さんの経営の成功の方程式があります。初めて書籍を読んだときに、衝撃を受けました。
経営の成功=「熱意×能力×考え方」です。熱意と能力は、0点から100点がありますが、考え方にはマイナス100点からプラス100点があります。つまり、かけ算なので「考え方」が悪いと、結局マイナスになるということです。
経営に熱意をもって実行し、能力を発揮している人がいる。ただし、その「考え方」が正しくない時には、いずれ転落人生が待っています。
例えば、熱意をもって、悪い能力を使って詐欺を考え出したとします。考え方が正しくないので、いずれ逮捕されるというわけです。正しい考え方を持っていれば、詐欺を行う方法を考えついても、それを実行に移すことはありません。自分の行動の動機が、善なる心であるか?否か?問わなければなりません。
稲盛和夫さんが、第二電電(現在のKDDI)を創業したのは、「海外に比べ日本の電話料金は高すぎる。それはNTTの1強による独占があるからだ」そう考えた稲盛和夫さんは、電話業界に新規参入をして、自由競争をさせることが、日本国民のためになることだ。そう考えて、第二電電を創業しました。
それでも、自分の中に「私心」がないか?「利他」の心が本当にあるのかを、何度も自分に問うています。そのくらい、正しい「考え方」の回答を出すのは難しいことなのです。
自社が儲かる、株を持つ自分の資産が増える。事実そうなったとしても、それはその事業が上手く行った証拠であり、その事業を世の中が必要と思っていた証拠でもあります。それを、私利私欲のために行ったと言われても、反論ができるように、公私混同をせず、徹底的に正しさを追求しなければなりません。これは経営に限らず、人としての生き方にも通じますね。
正しい「考え方」で経営をする(生きる)ということは、とても難しく、困難なことなのです。経営を行うのであれば、是非、正しい「考え方」を身につける努力を怠らないようにしたいものですね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ
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