「実績」
第1,296回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
新たな提案をすると、誰もが聞いてくることだ。それには「実績」があるのですか?新たな提案なのだから、「実績」などあるわけがないのだ。でも、不安に駆られると人は決断できなくなるのだ。
例えば、新たな手術方法などを行う場合、今までに「実績」がなければやりたくない。全国で一番最初に試さなければならないのが自分にはなりたくない。誰もがそう思うものだ。少しでもいいから「実績」を示して欲しいと思うものだ。
例えば、セミナーを開催していれば、そこで学んだ人の「実績」が書かれていたり、動画で話をしてくれていれば、信用度は増すものだ。ところが、「実績」が書かれていないと、「うさんくさいな?」と思うのが人の心理なのだ。例えその「実績」がサクラであっても、信用度が増すのだから、人とは面白い生き物だ。
特許品を売り込むとき、必ず言われるのも「実績はありますか?」なのだが、よく考えてほしい。新発明だからこそ特許が認められているのだ。ということは、「実績」があるわけがないのだ。勇気を持って最初のひとりになるか?ならないか?それだけのことなのだ。でも、サラリーマンは自分の責任になりたくないと、逃げる人の方が多いのが実情である。そこを勇気を持って行ってくれたメーカーこそ、最も安い特許料で協力関係が強化されていくのである。結果的に会社に大いに貢献できるのである!
大会社は取引先が倒産することを嫌う。与信管理の面倒を避けるために、間に商社などをいれるのだ。だから、直接取引を持ち掛けても必ずこう言ってくる「残念ですが、公響サービスはうちとの取引実績がないので、直接仕事の依頼は出来ません!」ということは、永遠に取引が出来ないということになるではないか?この人はなんと非論理的な回答をしてくるのだろうか?それをおかしなことだと思わない時点で、大企業病にかかっている。もう治る見込みはないですね。
ビジネスは結果を求めるものだ。しかし、最初は実績がなくて当然だ。どこかで「実績」はないけれど、この人を「信用」してみよう!と思ってくれるお客様を見つけることだ。そして、そこから実績を積んで、じわじわと信用を積み重ねる以外にないのだ。企業は急に飛躍することはない。地道に進めていくためには、小さな「実績」を積み上げていく以外にないのだ。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ
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