「本物を知る」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 人は知識のないことは行えない。お客様には「おもてなし」の心を持って接するなどと、会社の方針があっても、そもそも従業員が「おもてなし」を受けた経験がなければ、どの程度が、お客様を満足させるのか?どの程度が、お客様を「感動」(お客様の想定を超えるサービス)させるのか?が分からない。
 社長は、従業員の配偶者の誕生日を聞きだし、二人のために、本物のサービスを提供するレストランを予約してあげなければならない。そして、本物の「おもてなし」を知ってもらうのだ。従業員にはお客様に接するときに、そのような心構えで接してほしいと、体験をさせた後で説明をすれば、誰でも納得することが出来る。それは必要な経費ですし、大切な福利厚生です。更に、家族の仲が良ければ、仕事に集中することもできます。配偶者からの理解も得られます。

 私の家内は、様々なブランド品を持っている。別に見栄を張っているわけではない。ただ、粗悪品は結局長持ちしないことを知っているからだ。だから私達の休日は、百貨店に行くことが多い。食事もヴァイオリンもジュエリーも洋服も、とても高価だが、それは家内が本当に良いものを知っているからに他ならない。そしてその品物は、何年使っても、深い味わいが出るだけで、毀損することはない。
 他の社長さんも、自分の物や配偶者の物にブランド品を購入することだろう。ただ、これが見栄の為だと、全く学びにはならない。ガルネリ・デルジェス(ヴァイオリンの名工)を弾いても、工場生産のスズキヴァイオリンを弾いても同じ音に聞こえる人が、1億円の楽器を持つ資格はないように。

 社長は従業員にもそのような知識を教える必要がある。そして会社に利益が出た場合、社長は誕生日などのサプライズを用意し、しっかりと「本物を知る」従業員教育をしなければならないと思う。本物のサービスを知らなければ、本物のサービスは提供できません。いついかなる時も学びなのです。

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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