「赤字」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 利益よりも給与や損金(経費)の方が多いと、会社は赤字になる。家計で言うと、給与の手取りよりも、多くの買い物をすると手元資金が底をつき、預金が減るという事態と同じことだ。つまりこれを「赤字」という。そんなことは誰だって知っている。だが、経営者の多くが知らない事実がある。
 先述のように、なぜ赤字になるのかは数字で説明がつく。しかし、赤字になる社長と黒字になる社長には決定的な違いがあることは、大抵の経営者が知らない。

 赤字の社長は心のどこかで「赤字でも倒産するわけじゃないから、仕方ない」と思っているのだ。だから「赤字」になったのだ。
逆に、黒字の社長は心の奥底で「何が何でも黒字にしてやる!」と思っているのだ。だから「黒字」に出来るのだ。

 そんなバカな。根性論なんて昭和の化石だ。のように思う方も多いだろう。だがこれは事実なのだ。
 我が国は赤字企業の方が多いにもかかわらず、赤字企業に甘い。税の優遇や融資など、企業存続のためにあらゆる手を尽くしてもらえる。ただ、借金が増えていくだけなのだが、そして倒産するときにはとても返しきれない不良債権が億単位で溜まるのだ。
 だから、倒産しない限りは「今期は赤字でも仕方ない。来期に期待して、今期中にこれを買っておこう」などと、借りたお金を無駄に使ってしまう社長が、来期も「赤字」にするのだ。次にいうセリフは決まって「コロナのせいで・・・」という外的要因のせいにした、言い訳になる。こんな社長では「赤字」を脱することは出来ない。根性が「赤字」なのだ。
 だから、命がけで「何が何でも黒字にしてやる!」と思っている社長と比べたら、その強さには大きな差が出るのだ。あなたは「赤字社長」ですか?「黒字社長」ですか?

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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