「プライマリーバランス黒字化」

第1,262回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 政府は2025年に「プライマリーバランス黒字化」の目標を掲げている。それがどういうことなのか?知っている人は少ないように思う。なぜなら、国民はみな受け入れたかのように静かではないか?騙されているとも、気づかないのであろう。
 プライマリーバランスという横文字にすると、何か格好いい?みたいに思う人が多いが、単純に収入と支出の収支のことだ。
 「プライマリーバランス黒字化」ということは、税収に対して、支出をそれ以下にする。もしくは税収を増やす。という意味になる。国債発行を減らすという意味にもなるのだ。
 分かりやすくすると、あなたの月給が手取り20万円だったとして、使った生活費が19万円だったら、1万円の黒字になる。ということを言っている。これはミクロ経済の話しだ。
 このように家計簿に例えると、理解しやすい人が多いので、「収入より支出を減らすのは当たり前じゃないか!」「黒字化するって良いことじゃないか!」「日本は世界一の借金大国だ!これ以上借金しちゃいけない!」というミクロ経済視点の国民が騒ぐわけです。政府はその声に乗っかって、「自分たちは良いことをしているのだ。だから票は集まるし、国民から支持も得られる」という行動に出るのだ。だから、増税を行い、日本の企業や国土を海外資本に売り渡すようになってしまうのだ。それは全く間違った理論なのである。
 なぜなら、国家予算はマクロ視点で見なければ正しい理解が出来ないのである。それをミクロ視点の家計簿に合わせて論じている時点でアウトである。
 国が国債を発行するということは、借金をしているのではない。信用創造でお金の総量を増やしているのだ。そして、その増えたお金を国内に回していれば、それらはすべて日本国民の資産になるのである。日本は世界一の借金大国というのは、財務省が作った増税のためのプロパガンダであり、幻想である。
 逆に日本は世界一資産の多い、キャッシュフローの潤沢な国なのである。その資産を使わず、財務省は増税をしたいがために、事実を隠蔽(インペイ)しているのだ。そして、国民に対して論点をずらすためにミクロ視点の家計簿に例えて、国民一人当たりの借金などとウソ吹いているのである。騙されてはならない。
 だから、「プライマリーバランス黒字化」を行うということは、増税で国民からもっと金を集め、国民が貧しくなっても、自分たちは黒字化するよ!という政策になるのだ。こんなふざけたことを許してなるものか!

 基本的に景気が良ければ、政府は支出を減らし、金融引き締めを行うのが正しい。逆に不景気であれば、国債を発行して、国は支出を増やして金融緩和をすべきなのだ。そして今はどうなのか?メチャクチャ不景気じゃないですか?ここで緊縮政策をしたら、景気はもっと悪くなるに決まっているのですよ!政府の決定は、真逆のことを行っているのです。
 日本のGDPにおける政府の支出は約25%に過ぎない。国債を発行し、老築化したインフラをすべて刷新すべきなのです。あなた方は、子や孫の世代に借金が残ると思っていますか?このままだと残るのは、老築化して使えないガスや水道や橋ですよ!もう一度焦土からやり直すのですか?いまのうちに、未来のために誇れるインフラを残しましょう!国が金を使えば、景気が良くなるんですよ!消費税を導入して、金融引き締めを始めたから、35年も不景気なんですよ!
 国債を発行して郵政やJRや電力会社など、すべての株を買い取り、国営企業にして国民へのサービス向上に努める。それが出来なければ、国の存在価値はないのです。
 「プライマリーバランス黒字化」だって!まったく逆の政策なんですよ!そんなことは許しちゃいけない!日本人はマクロ経済とミクロ経済の違いを勉強し、政府や財務省に騙されないようにならなければならない。そうでなければ、愚民として歴史に記されることでしょう。現状、政府は国民をかなり見下していますよ!それであなたは良いのですか?そんな政府を支持しますか?もはや総裁など誰がなっても同じです。自民党そのものが悪の巣窟なんですよ!戦後ずっと日本を一党独裁をしてきた、北朝鮮より悪い人たちなんですよ!
 プライマリーバランスなどという言葉は、今後使う必要がないんです。必要なお金はどんどん国債を発行して、日銀に買わせていればいいのです。金利も上げずに、金融緩和をするのです。そして、橋や道路を建て直し、都市ガスを細部にまで行き渡らせ、上下水道管を刷新し、高速道路を無料化していけばいいのです。
 住みやすく変わった日本、世界に誇れるきれいな日本、それを未来の子供たちに残せば良いのです。そのためにお金を使うことで、お金が生き金になるんですよ!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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