「仕事の仕方」
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
仕事の仕方は、人によりまちまちだ。と思っている方が多い。場合によってはそれも良いですが、基本的にそれは良くありません。何がダメだって?そこに再現性がないからです。Aさんの仕事は100点。Bさんの仕事は70点。Cさんの仕事は40点。今日はCさんに当たって残念。なんて思ってくれるお客様はいません。誰でも、自分こそ最高のサービスを提供してもらいたい、と思うはずです。
仕事ぶりに再現性がないと、仕事の出来るAさんが会社を辞めると、100点の従業員がいなくなってしまいます。それでは、技術やサービスなどを後世に伝えていくことはできません。
また、100点の取り方を知らなければ、BさんやCさんは、どこを努力したら成果が上がるのか分かりません。分からなければ、自分の努力に評価が合わないことが不満になり、会社を辞める人が増えます。
更に、新人からベテランまで、誰がやっても仕事に再現性があり、属人的ではない組織に出来れば、必要な固定費も丸見えになるし、仕組み化できる仕事は、付加価値を上げられます。そうやって出来た時間の余裕で、早く帰ることも出来て、プライベートも充実させられます。
新入社員の方に申し上げたい。会社は、自分流の仕事など最初は求めていません。個性を捨てて、歯車になれと言っているわけではありません。重要なポストに就ける人は、より良い方法や仕組みを提案できる、マニュアル化できる人です。まずは、いまの仕組みやマニュアルを、そのまま真似をして、「形」を覚えてから、自分の頭で考えて、時代に合った方法、新たなシステムを用いた方法などで、仕事の仕方を見なおせるようになりましょう。それが本当の「守・破・離」です。
なのに、最初から独自色を出そうと焦る若者が多い。そして、自滅するのです。まずは疑問に思うことはメモしておき、「なぜそんなやり方?」と思いながら四の五の言わずに従うのです。そこで、「なぜそんなやり方?」の謎を自分の力で解くのです。そうしたら、見なおすべき道を見つける可能性があります。なのに、最初から方法論にケチをつける人は、決して伸びない。そして、いつか必ず会社を辞めます。「守・破・離」の最初の「守」を守らないから、自分の居場所を無くしてしまうのです。「破」まで行けば、自己重要感も満足し、一生その会社にいられるようになるのです。最初は「鉄の忍耐。石の辛抱」(ゲーテ)です。
そのうえで「離」をしたとしても、その人は必ず成功することでしょう。転職にしろ、独立にしろ、既に「守」と「破」を通っているのだから。
ですから、最初は四の五の言う前に、まずは先人を敬い、従うことをお勧めします。仕事の仕方を、自分の流儀と間違えている人は、結局幸せな人生は歩めないと思いますよ。それなりのことをした後に、自分の仕事の仕方を語るようにしましょうね。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
シンジ
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