「平等」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。第1,155回です。

 みなさんは、世の中は平等であるべきと思っていますか?そう、たいていの人がそう思うし、私もある程度は平等というより紳士的な態度を望む方だ。
 しかし、多くの人が見落としている事実もある。平等というのは、自分を中心に考えると、極めておかしな傾き方をするものだ。全然、天秤になってはいないのだ。今日は平等についての話しをする。

 格差社会と言われて久しいが、格差は広がるばかりだろう。資産が億以上の人はわずか上位3.5%だそうだ。そして、その上位2%位は100億、1,000億、兆単位までいるので、平均を軒並み上げている存在といえる。
 因みに年収が1,000万円をこえるとなると上位5%というから、かなり限られてくるわけだ。世の中に数百万社ある中小企業経営者は、意外とここに到達しないらしい。因みに国税庁の発表だから、経費を自分で使用している部分や、会社のお金で買っている高級車などの横領は含んでいない計算になる。

 共産主義だと、みな平等な収入で、みな同じように働き、すべての人が公務員になる。そして、全員が分け合うことで不足がなくなり、全員が同様に豊かになるらしい?理想的なことが叫ばれたが、歴史的には失敗し、理想を実現できなかった。そもそも、私には間違いに思えるのだ。
 人には個性がある。得手不得手もあるのだ。それなのに、勝手にその人の職業や可能性を政府に決められて、自分の人生を歩めるのか?そんなことは不可能じゃないですか?ここまでは誰でも理解は出来ると思う。

 こう思ったことはあるだろうか?飛行機のファーストクラスは乗ったことがあるだろうか?私はない。ビジネスクラスは乗ったことがあるだろうか?私はない。常にエコノミークラスだ。大抵のみなさんもそうだろう。
 飛行機に乗る時、先にファーストクラスが乗り込み、広い座席でゆったりくつろいでいる。次にビジネスクラスが搭乗し、同じ様にのんびりしている横を、私達は列に並んで狭い通路を自分の席めがけて歩いていく。その時、広い座席をうらやましそうに見ながら「チッ!」なんて舌打ちをしていないだろうか?その時点で「平等」の意味を既に分かっていないことになる。
 若いころの私はそういう物事の本質を理解していないバカだったのを覚えている。いま思うととても恥ずかしいことだ。
 なんでだよ!それは単なる格差じゃないか!と思っている人。あなたのエコノミークラスはなぜそんなに安いのですか?ビジネスクラスの半額以下だったりするのですよ!ファーストクラスの4分の1だったりするわけですよ!なぜだか分かりますか?
 飛行機は同じ安全率で、同じスピードで人や物を運んでいるのに、なぜこれほど価格が違うのでしょうか?一度に飛ばせる重量や人員に限りはあります。その中から利益を得ていくには、多くの人を乗せなければらない反面、すべてを格安のエコノミーにしてしまうと、収益が厳しくなるのです。常に満席とは限らないのですからね!
 ということは、私達エコノミークラスの人達の不足する金額を、ビジネスクラスやファーストクラスを買ったお金持ちの人達が、代わりに払ってくれているから、私達はエコノミークラスに乗れるのですよ!これは共産主義では絶対に出来ない、格差という「平等」なのですよ!だから、ビジネスクラスの横を通る時に「チッ!」などと思わず、「ありがたやー」と思うべきなのですよ!
 これが理解できない人は、資本主義の世に於いて負け組が確定だと思います。理解できない方は、「シンジ塾」で学ぶべきですね。
 マクロ視点とミクロ視点をうまく使い分けなければ、経済は見誤るのだと思います。私は経済学などを一切勉強していないが、自分の経験として外から見たキャッシュフローと目の前のキャッシュフローを常に考えてきたつもりだ。
 他にも同じようなことは多くある。豪華客船もそうだし、相撲や歌舞伎の席だって、高額な席と庶民的な席の差は極めて大きい。クラシックのコンサートもS席とB席では4倍ほどだったりするではないですか?B席しか買えない人が、ウィーンフィルを日本に呼べるのですか?無理ですよね!
 だから、私は今の世の中はある意味「平等」だと思っている。稼ぐのが上手い人と下手な人を同列になど出来ない。もし、自分がそのコツを知らないのなら、それを知っている人と出会う努力をすべきなのだ。私などよりレベルの高い者は五万といる。だが、私のレベルに到達していないのなら、まずは相談ください。あなた次第で、さらに上への道が開ける可能性がありますよ!だって、世の中は経済的にはほぼ「平等」なのですから!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

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シンジ

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