「デフレーション」
第1,298回
おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。
日本は長らく「デフレーション」と言われてきた。あなたも、なんでも出来るだけ「安く」買いたいと思うのではなかろうか?値札を見て買うか?買わないかを迷わないだろうか?その行動一つ一つが、「デフレーション」を引き起こしているとも気づかずに。この「デフレーション」は、あなたにも責任の一端があるということだ!
別に無駄に物を買えとは言わないし、高いものを買えとも言わない。ただ、物の価値は固定ではないと言っている。物価は需要と供給で決まるものであり、ペットボトル1本の水は100円とは決まっていなく、砂漠へ行けば1,000円かもしれないのだ。だから、自分で物の価値を感じるときに、値段に引きずられないようにしようと言っているのだ。
とはいえ、日本は企業間取引からして、今までの実績という過去の数字で、決して値段を上げようとしない。それどころか、徐々に下げようとするのがメーカーの購買というものだ。そこに、物の価値など何も考慮されていない。あるのはただ、金額だけだ。それがさらなるデフレを助長させていることになっている。
中央銀行(日銀)はハイパーインフレに対応することが、大きな使命の一つとなっている。ですが、私は日本でハイパーインフレは起こることはないと思っている。日本以外の先進国も同様にないだろう。なぜか?
物価は需要と供給で決まるのだ。現在は平和で、物に満ち溢れている。つまり、供給過剰なのだ。だから、物の値段は上がらないのだ。資本主義の欠点は、納税の欠点でもある。税務署のルールが全部原価方式である限り、ジャンジャン生産して在庫を増やすと利益が増えるのだ。そうしたら、経営者はどんどん生産させるに決まっているのだ。
一生懸命仕事したら、利益が増えるのだから、「仕事しろ!」となるのも分かる。そして、在庫がどんどん積みあがっていき、供給過剰になるのだ。だから、定期的に破壊しなければ物が売れないのだ。
物が壊れて困った人がいるから、また商品が売れるのだ。飢えて苦しむ人がいるから、食料が売れるのだ。家を壊された人がいるから、また家が売れるのだ。
要するに、戦争になり物が不足するから、高くても買うのです。そして、インフレになっていくのです。だから、人は戦争をやめることが出来ないのです。
中央銀行が金利を上げると、お金の価値が上がるので、反比例して物の価値は下がる。少ないお金で同じ物が買えるからだ。そうやってインフレを抑制するのが、中央銀行の役目である。しかし、いまは「デフレ」だ。輸入依存から来るコストプッシュインフレは、物価の上昇とは全く異なる。それなのに、日銀は金利を上げた。しかも、それがさも正しいかのように言っている。
そもそも、金利と物価の関係はその通りだが、為替はまた別なのだ。円が安くなったのは、コロナで国債発行を渋った日本と、大量に発行して国民に配った欧米の差が出て、好景気になった米国がインフレになり、それを抑制するために金利を上げたことにより、金利差が広がったことが発端だ。
それを、後出しで日本の金利を上げるというのは、愚かな政策でしかなく、何の意味もなさない。むしろ内需にとってはマイナスでしかないのだ。
そもそも、現状がインフレなのか?デフレなのか?日銀の認識が曖昧過ぎる。定義していないことも、とてもおかしい。中央銀行はおとなしく、政府の国債を買い支え続ければ良いのだ。そして、償還された国債で儲けた金額を、国庫納付して国に返却すればいいだけのことだ。国債発行額がいくらになろうとも、まったくインフレにはならず、国債の暴落も起こらず、為替や株価にも影響がなく、経済破綻もしなかったことは、コロナでの国債発行時に世界中が理解したことだ。机上の空論ではなく、中央銀行が自国国債を引き受けている限り、B/Sが膨らむだけで、何の影響もないということが証明されたのだ。
デフレを脱却するには、国が国債を発行し、すべての橋や道路、上下水道、ガス電気などのインフラを整備すれば、日本経済は非常な好景気になるのだ。そこでインフレになったら、金利を上げて熱を冷ましていけばいい。実に簡単な政策で、ジジイどもが会議する必要もない。私がやるから、全員クビですね!そうすれば、無駄な税金をジジイどもに払う必要もなくなる。それが唯一「デフレーション」脱却の方法だ。日本を浮上させる方法だ。私を日銀総裁に推すのなら!電話をください!待ってます!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。
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シンジ