「脱線」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。今日で986日目です。

 人生にレールは敷かれていない。ただ、親や周りの目が勝手に敷いた(強いた)レールがあるだけだ。しかし、日本人の多くは、その他人が敷いたレールから「脱線」するのを極端に嫌う。まるで、そのレールに乗ってさえすれば、順調な人生を得られるかの如く。
 これは、高度経済成長期に出来た幻想を引きずっているに過ぎません。実際、親世代がそうだったため、我々世代はレールから「脱線」することを極端に嫌います。
 一方で、些細な理由で転職を繰り返す人もいます。いままでのスキルを利用して、登っていくための転職ではなく、ゼロからのスタートになると、正直「脱線」と何ら変わらないのに、仕事はしているのだから、と気にしていない人もいる。

 私がオーストリアへ行くとき、多くの友人は反対をしました。自ら脱線する私を思いとどまらせようとしたようです。でも私は、脱線したとは思っていなかった。
 自分が到達したいところへは、自分の足で行くものです。レールに乗っていると気分は楽だけど、行ける場所は他人に限定される。そんな人生で、自分の人生を生きていると思いますか?私はそれが嫌だった。だから、学歴など早々に諦めて、やりたいことをやってきた。親にはがっかりされたと思うけど、脱線した私が社会復帰したのを、驚いた友人や快く思わなかった者とに分かれて、自然と付き合う人間を整理できたのも良かった。

 レールに乗っていると、最も良くないのが、本能に逆らわず、同じ毎日をくり返してしまうことだ。刺激がなくなると、脳は劣化し、ワクワクやドキドキがなくなっていく。緊張感のない毎日の先には、怠惰な毎日しか待っていない。一度そうなってしまうと、新たなことを始める気力も、勇気も無くなってしまうのだ。
 正直、より良い人生を開くには毎日大いに「脱線」すべきだと思っている。これはかなり難しいことだ。いつもの自分と違う行動をするって、出来ますか?普通出来ませんよ!ってことは、普通じゃない人生が待っているってことですよ!なんか、ワクワクしませんか?ドキドキしませんか?何か素晴らしいことが起こるかもしれない!そう思いたければ、いつもと同じ時間、同じ電車に乗らず、同じ道を通らないことです。
 家に帰ったら、突然妻にキスをする。子供を抱き上げる。常ならぬことの先にこそ、より良い楽しい未来が待っていると思いませんか?人の敷いたレールなんて無視して、「脱線」して生きて行きましょう!それは、とても楽しい人生の始まりです!

 いつも読んでいただき、ありがとうございます。本日も皆さんにとって良い一日でありますよう、祈っております。

シンジ

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