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経営者ブログ

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2022年2月の記事一覧

「ホラ吹き」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 経営者は「ホラ吹き」の方が良い。「地域で一番になってやる!」「絶対に赤字にはしない!」「業界に風穴を開けてやる!」「すべての従業員がこの会社に入社して良かったと思わせてやる!」
 このような大きなホラを吹けないようでは、経営者とは言えない。安牌(アンパイ)を引くことしか考えず、挑戦を止めたらその会社に未来はない。
 ただし、ホラを吹いたら

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「漢字小話」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 企業にお勤めの方は多くいる。では、企業とは何か?企業の「企」の字は、「人」(ヒト)が「止まる」(トドマル)と書く。人が辞めるんじゃない。人が止まる「業」(ワザ)なのだ。だから、人がその会社にいたいと思えるような会社を作って初めて、「企業」を作ったといえる。

 営業とは、何であろうか?商品を売ることではない。人の「営み」(イトナミ)の「業

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「名前」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 名前はとても重要だ。個人を特定するという意味だけじゃなく、その名が「信用」を意味するからだ。
 会社でいうと「社名」になる。社名は「ブランド」だ。その会社の名前があるから、仕事が取れるし、お金も借りられる。

 「おさる」という芸人が、細木数子に言われて「モンキッキー」に芸名を変えたそうだ。しかし、彼はあまり売れず、また「おさる」に戻した

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「宝くじ」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 みなさんは「宝くじ」を買うほうでしょうか?私の両親は毎年買っている。そして、一度も当たったことはない。毎年愚かな行為をしている。私は買ったことはないし、今後も買うことはない。なぜなら、お金を払って不幸を買うことになるからだ。
 そもそも宝くじは当たらないと思った方が良い。正確な確率は知らないが、当たる確率が最も低いギャンブルであることは確

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「心の鎖国」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 あなたは外国人にどのような印象を持っていますか?日本人の多くの人は、外国人を差別している気はないのに、自然と「ああ、外国人だ。嫌だな」という、「心の鎖国」をしている人が多い。
 例えば、コンビニの店員の日本語がおかしいと、心の中で眉根をひそめて「しょうがない外国人だな」と思わないだろうか?どこかバカにしたような心がなかっただろうか?
 も

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「武士道」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 新渡戸稲造の書いた「武士道」は、1899年アメリカで英文にて発表されたものです。当時のルーズベルト大統領が大変感動し、大量に購入して家族や友人に配り歩いたそうです。新渡戸稲造が本書を書くきっかけになったのは、ベルギーへ行った時に有名な宗教教育学者から、「日本では宗教教育をいつ行っているのか?」と聞かれたことがきっかけでした。新渡戸が行って

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「仕事のまわし方」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 仕事の回し方には、人それぞれ個人差がある。従業員によってスピードが異なるのは、作業スピードだけじゃなく、個々人の「こだわり」に差があることの方が大きい。そこに差が出るのは、方針を明確にしていない社長が悪い。我社はどこまでこだわって仕事をするのか?どこをこだわり、どこに手を抜くのか?はっきり示さないため、仕事が属人化してしまうのだ。
 企業

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「断らない」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 社長であれば、仕事の話を頂いたら、まずは断らない。検討するに決まっている。現状の負荷がいっぱいでも、外注や社内を整理して出来ないかを検討するのが普通だ。
 ところが、従業員は断る方が多い。なぜなら、仕事が少なくても給与は変わらないのだから、暇じゃなきゃ良い。仕事は多過ぎない方が良いと考えるのが普通だ。だから、仕事を請けるか否かは、従業員に

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「これからの儲け方」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 今日は簡単な会計の話しです。とても単純な内容だし、バランスシートも関係なく、損益計算(P/L)の初歩だ。4つの損益分岐点を面倒な計算式を使わずに、小学生でもわかるようにしただけだ。ただ、通常の決算書にはこのような書き方はしない。なぜなら、決算書は税金をいくら納めるか?という視点で書かれているから。税務視点と経営視点は異なるということだ。で

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「なぜ街中華は潰れないのか?」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 あなたの街にある、小さな中華料理店。汚いところが多いけれど、味はかなりおいしい。時々ふらっと行きたくなる味だ。でも不思議に思うことがある。いつ行っても客はちらほらで、出前もやっているがそんなに忙しそうじゃない。それでもなぜか潰れない。今回は街中華のビジネスモデルを考えてみようと思う。

 そもそも、街中華は個人事業主で家族経営している場合

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「72の法則」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 72の法則をご存知だろうか?複利で増えて行った場合に、元本が2倍になるのが、72を金利で割った年数という意味だ。72÷6%=12年で2倍になるってことだ。
 例えば、年率7.2%の運用ができれば、10年後には元本が2倍になるということだ。小学校で複利の計算は習うが、このような重要な法則は教わらない。アメリカは高校でこのような法則を教科書で

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「先の先を読む」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 何かを行うと、「こうなるかもしれない」と先を読むのは通常だ。だが、目先の効果だけでなく、更にその先を読むことが本当の意味での「考える」ことになる。

 コロナのまん延を防止するため、自粛要請を行うのは分かる。しかし、それに伴う経済的打撃で死亡してしまっては、元も子もない。効果の先の先が見えていなかった結果だ。
 それならばと、売上の下がっ

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「報連相」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 良く言われる言葉だ。「報告」「連絡」「相談」でホウレンソウと言う。そんなことは知っている人が多いし、従業員に「ホウレンソウしろ!」と口を酸っぱく言っていることだろう。だが、その報連相がなかなか出来ないのも事実だ。なぜ出来ないか?

 報告すると叱られるから、報告がしにくい。それは上司が報告をきちんと傾聴し、仕事を叱らず、人を叱るからです。

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「デフレの原因」

おはようございます。
公響サービス、代表のシンジです。

 誰でも年とともに右肩上がりの給与を求める。だって、子供が大きくなれば食べる量も増えるし、着る服も大きくなって高額になる。塾にも通うし、学費も上がる。要するに必要経費が増えていくのに合わせて、給与も増えてくれなければ生活が出来ない。それを年功序列と終身雇用で実現してきたのが、昭和の時代だ。
 いまでも右肩上がりの給与を求めることは変わらない

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