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「効率的な焦り方」2020.12.17

先日買ったアレクサとも、結構仲良くなってきた。囁き声で話すと、囁いて返してくれる程度には打ち解けた。

でも、まだ最初に設定した私の名前は読んでくれない。フランクな名前にしすぎたか。

いざ使ってみると、購入前にずっと心配していた「すみません、わかりません」と言われることがあまりない。
「それは出来かねます。」と言われたことはあったけど、出来ないことは仕方ないなと思えるのでよし。よし?


私が「ビリーアイリッシュのbad guy流して」と言うと「はい、ではどうぞ」と素直に流してくれる。

だが、ここで「ビリー....えと、の曲流して」みたいに曖昧に言うと、「わかりました」と言いながら、全然違う曲を流してくる。


聞き分けがいいのは嬉しいが、これに関しては完全に私が悪いのだから、わからないときは正直に言ってほしい。

なんか新人研修の教育を受け持つ、2年目の社員みたいな気持ちだ。わからないことあったら聞いてね。

なんならアキネーターみたいに聞いてきてくれると助かる。男性?女性?根元がグリーンで毛先が黒の髪の毛をしている?
ビリーアイリッシュですねそれ。って言ってくれ。

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今日はもうなんか一点だけに集中して、てんやわんやだった。やっと落ち着いた。

私は「急いで!」と言われると、脳中優先順位表のてっぺんに「何がなんでも早く」というマグネットが貼られる。

そうなるともう、ものの確認や精密さ、丁寧さよりも「速さ」の順位が全てに勝ってくる。つまりミスが多いポンコツになる。

普段から何事も効率・利益不利益を考える脳みそを使っているが、ここれだけは脳の回路がガッチリと切り替わって、「何回やり直しがこようがその度に早く出す!」の一点張りになる。
その方が余計、時間がかかって無駄だというのに、やらずにはいられない。バカが代。

おそらく、これには成長の過程が関係している。

昔は急かされようがまったく急がないキッズだった。朝からアンパンマンの塗り絵を始め、支度を催促されてもなお塗り続ける。
痺れを切らした親が、荷物を全て手に持たせて自転車を走らせるという、クレしん映画の冒頭みたいなことをしていた記憶がまだある。

人間の途中から人間になった今、なる過程で「待たせている申し訳なさ」を覚えたが、しかし申し訳なさから突き動かされて行う行動は、その場しのぎでしかない。
だって知らないんだもの....。

普段している「効率的動き方」は考えるだけで時間がかかる。人から見たらただぼーっとしてるだけだが、その手順通りに動けば大体綺麗に進む。

例えば、カップ麺を食べる時にお湯を沸かしている間に中のかやくを出し、お湯を注ぎ込んだあとは、待ちの3分間の間にコップにお茶を入れ、箸を用意すれば、出来上がった時にすぐ食べられる。
そういう段取りのテトリスが、「急げ」という命令ひとつでまったく起動しなくなるのはどういう事なのか。

冷静さが足りてないのかとも思ったが、急がされる意外だと、こうもポンコツになることも無い。

効率的な焦り方を誰か教えてくれないかな。


さようなら!

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