『トランスフォーマー/ONE』ファン向け試写会レポート
9月20日に公開された映画『トランスフォーマー/ONE』。
今年国内展開40周年を迎えたトランスフォーマーを代表するキャラクターである
オートボット総司令官 オプティマスプライム
ディセプティコン破壊大帝 メガトロン
の過去を描いた、フルCGアニメーション映画です。
彼らの過去はアニメの1エピソードやアメコミでも度々触れられてきましたが、この時代を長編映画とすることは初めての試みとなります。
今回は8月29日に開催されたファン向け試写会に参加してきたので、参戦レポートを簡単にまとめたいと思います。
いざ、映画館へ
今回の試写会はTFファン向けの施策であるため、応募時には「自分の推しTFを持参してね!」との案内がありました。
以前公開した記事の通り、TFは「君が選ぶ、君のヒーロー!」を選ぶコンテンツ。
私は一番の「推し」として、アニメ第4作『トランスフォーマー 超神マスターフォース』のメインキャラクターの1人であるメタルホークを持参しました。
奇遇にも当日には東京おもちゃショーでトランスフォーマーの最高額ブランド・MPGから同作の2号ロボ・ゴッドボンバーの商品化が正式発表されたこともあり、マスターフォースのキャラクターが参戦するにはぴったりな環境だったのです。
当然映画館には抽選で選ばれたTFファンが沢山いる状況。
既製品の玩具は勿論、コスプレやぬいぐるみ、概念コーデで参戦する方々と、1人1人がTFを愛していることを表現する、最高の空間が待っていました。
中には過去にクラウドファンディングで発売された高額商品と共に参戦する猛者も。
映画館の広告の前でTFの創造神・プライマスと破壊神・ユニクロンが並ぶ光景には、多くのTFファンから笑いと興奮が寄せられました。
さあ、上映だ!
19時を少し過ぎた頃、試写会がスタートしました。
スクリーンではオプティマスとメガトロンがポップコーンとドリンクを用意して共に鑑賞するという、微笑ましい光景も。
また、上映前には原語版キャストである
クリス・ヘムズワークス
(オライオンパックス→オプティマスプライム役)ブライアン・タイリー・ヘンリー
(D-16→メガトロン役)キーガン=マイケル・キー
(B-127→バンブルビー役)
からのスペシャルメッセージがサプライズ披露されました。
今回は日本語吹き替え版の上映でしたが、こうして原語版キャストから直接感謝の言葉を伝えられるとファン冥利に尽きます。
そしてファン全員で一丸となってコールしたカウントダウンと共に上映がスタート。
夢のような2時間が始まりました。
視聴時の感想を表すと、2時間ジェットコースターに乗りっぱなしの感覚です。
特に劇中で開催されるレース・アイアコン5000や貨物列車に乗ってサイバトロン星を駆けるシーンでは、そのスピード感をはっきり体験できると思います。
ストーリーに関しても「親友だった2人がなぜ道を違えたのか」「支配体制からの脱却に向けた冒険」を重視しており、TFの基礎知識が無くても十分に楽しめます。
むしろこの作品を初めてTFを知る人への教科書の1つとして推薦したいほどです。
特に重要なポイントはメガトロンは決して邪悪なキャラクターではないということです。
彼がディセプティコンを結成した理由も、元は義憤によるものということが劇中でもしっかり描かれています。
初代メガトロンのモットー「圧政による平和」のとおり、彼なりの正義感があると言うことを、この映画を通じて感じ取って欲しいと思います。
そして何より、TFファンとしてはモブキャラクターに至るまで、過去作(特に第1作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』)のTF達が沢山登場するのも嬉しいポイントでした。
特にアイアコン5000に参戦しているTFの名前は、かなりマニアックなキャラクターも。
「あのTFがいる!」「名前だけ出ているあのTFはもしかして?!」と心の中で叫び続けるくらい、興奮が止まりませんでした。
個人的にはアルファトライオンの回想で登場した最初の13人のプライム(過去作でも度々登場する概念です)の1人が、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』に登場したベクタープライムとほぼ同一のデザインだったのが一番のサプライズでした!
本編では名前こそ明言されませんでしたが、デザインと設定からして確実に本人と見て良いでしょう!
12月にリメイク版の玩具が発売されるので、こちらもマストバイです!
おわりに
トランスフォーマー生誕40周年の記念すべき年に、TFのはじまりを描いた素晴らしい最新作が公開される。
そしてその瞬間をひと足お先にTFファンだけで共有できる。
ビーストウォーズを見て衝撃を受けた小さい頃からTFをずっと好きでいた身としては、本当に素晴らしいイベントでした。
先日公開された40周年記念MVを見た時にも感じたのですが、長年ファンを続けてきて良かったと心から思います。
そして何より!
昨年の『ビースト覚醒』に引き続き、2年連続で映画館でTFの活躍が見られたことが本当に嬉しい!
上映開始から1週間経ちましたが、今から見に行っても全く遅くはないです!
皆様にも是非、映画館でTF達の躍動感や超ロボット生命体としての質感をその目で感じてもらえればと思います。
面白さはファンとして保証します!
宇宙を1つに!
Till all are one!