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ドライヤーが壊れた。

当たり前のことが、当たり前にできなくなる。

あぁ、それは、なんて怖いことだろう。

事件は、19:45、自宅で起きた。

20:00からのzoomに間に合うようにシャワーを浴び、ドライヤーの電源をつけた。
途中までは、なんてことない、いつも通りに乾かしていたのに。

ふぉん。

…?

ふぉぉ…ん。

……!?

急に、風が、弱くなってしまった。

え、いや、なぜ、
何度か電源を切り、ドライヤー本体に
「頑張れよーー」と声をかけながら、
さすったり、叩いたり、願いを込める。

願いを込めた後、数秒は、動く。
そしてまた、

ふぉん。

そんな音を出して、止まってしまう。

困った。まだ髪の毛が半分以上濡れている。

心配性の私、だいたいのものは予備を家に置いているけれど、さすがにドライヤーの予備はない。

ドライヤーだけどこかに借りる、というのは、至難の業だ。
そもそも、こんな、中途半端に濡れた髪では外に出られない。

ええぇ、困った

その後も、何度か時間を置いて電源をつけ、
振動で止まることがわかったので、ドライヤーの位置を固定したまま頭を動かして、
なんとか、それなりに乾かした。

考えてみれば、数日前から、
ドライヤーの後に髪が軋むような気がしていた。
自分のホルモンバランスの関係かと思っていたが、もしかしたら違ったのかも。

このドライヤーとの付き合いも、もう5年になるから、
確かに寿命ではある。

えぇ、だとしても
この家に来てからずっと私の髪を乾かしてくれたのは君だから
いなくなってしまうのは寂しいよ

新しいドライヤーのことも調べ始めたけど

なんとか君を修理できないか?と考えてる私もいる
5年も経ったら無料保証は流石にしてもらえないけど、、

困った、困ったなぁ

そしてよりによって明日は悪天候
可能な限り外出したくない

…もう一日だけ、
頑張ってくれるかい?

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