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「どん底まで落ちたら、行き先はひとつ!上がるだけ!」

このテーマで書こうとしておいて、
いいかどうかはわからないが、
私は多分、「映画好き」と呼ばれる人ではないと思う。

映画を観てきた本数もとても少ないし、
頻度も大変低い。
動画視聴サービスで眺めていても、
途中でつまらなくなると簡単に離脱してしまうし、
スマホであらすじを調べだしてしまうこともある。

そんな私が、
人生で唯一映画館で3回、
動画配信で5回以上観た映画がある。

それがこちら。

「SING」である。

人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなヤマアラシなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。
上記ホームページより

簡単なあらすじは上記であるが
この作品は、栄養ドリンクみたいな作品なのだ。
日常的に摂取するものではないけど、
元気が出ない時に見ると、
笑って泣けて、感動して
「明日からも元気に頑張ろう」と思える。

元々、吹き替え版で
ゾウのミーナの歌唱を担当するMISIA様の歌を
映画館の音響で聴きたくて足を運んだのが
この作品との出会いだった。

書くまでもないが、
MISIA様の歌声は素晴らしく、
子どもからも大人からも
自然と手拍子が湧き起こるほどだった。
そして、MISIA様以外の歌のキャストも大変素晴らしく
コンサートのシーンだけでも家で何度も流すくらい気に入ってしまった。


ネタバレ防止のため、あまり詳しくは書かないけれど
挫折→立ち直る→挫折→立ち直るという王道展開が
話全体としてはもちろん、
キャラクターひとりひとりに魅力的に設定されているのが良い。
結局私は、ハッピーエンドが好きなのだ。

そして、その挫折から立ち直る時の合言葉が、
表題に書いた言葉
「どん底まで落ちたら行き先はひとつ!
上がるだけ!」
である。

ありきたりな言葉かもしれないけれど、
何度もどん底に落ちる主人公や、仲間たちが
みんなで力を合わせて上へ上へと
のぼっていくところは、涙なしでは見られない。

この言葉に、この映画に、
何度も何度も勇気づけられた。

そしてきっと、これからも
元気をなくした時には
この映画に栄養をもらうのだろう。

音楽が大好きな方、
動物が大好きな方、
挫折を乗り越えるキャラクターたちに元気をもらいたい方におすすめの映画です。
「子ども向けでしょ?」とあなどってると
度肝をぬかれますよ。ぜひ。




#映画にまつわる思い出

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